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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

保険料の贈与による納税資金対策 IN 栃木

2012年09月13日 | 日記
先日、栃木県大田原市に遠征しました。

日本生命・宇都宮支社にて「生前贈与対策」の講演
をするためです。

大田原という地は、ブリジストンなどの工業団地や
酪農・農地が多いところです。

よって、資産の大半を不動産が占めるという特性が
あります。



そうなると、多額の相続財産があるにもかかわらず、
納税のためのキャッシュがないという問題が起こり
かねません。

「物納」という方法も確かにあります。

しかし、先祖代々愛着のある不動産を手放したくない
ということであれば、原則通り現金で納税するしか
ありませんね。


もし手放すにしても、不動産が売るに売れず、結局
最後は足元を見られ、買いたたかれてしまう恐れも
あります。



現行の相続税の基礎控除の4割カットが政府素案通り
平成27年から施行になれば、死活問題です。

そうなると、生命保険による納税資金対策が大切に
なります。

生命保険に加入していれば、死亡保険金が相続時に
支給されますから、納税資金として活用できますね。



ただ死亡保険金の非課税枠の計算における法定相続人
の定義が狭められ、将来の相続大増税時代到来後は
現行ほど死亡保険金の節税効果は大きくなる可能性
が取り沙汰されています。

よって、将来の増税内容を先取りする形でかしこく
納税資金を確保するなら、

★保険料の現金贈与による対策

が有効になります。



今回の栃木はまさに遠征というにふさわしい移動距離に
なりましたが、

▼アイデアと移動距離は比例する

本田直之さんのご著書『ノマドライフ』(朝日新聞出版)
にこう書かれていましたが、地域それぞれの特性にマッチ
した相続対策の必要性を肌で感じることができ、大きな
学びを得ました。



大田原のお話は明日に続きます。

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