今日は東京出張。ほんとに全国どこも暑いですね…
暑さに負けず、お互い頑張りましょう!

さて、銀行借入とのかしこい付き合い方を昨日に引き続き
お話します。
経営者にとっての最大の悩みは、資金繰り。
会社経営はお金で始まり、お金で終わる。
お金の心配から解放されれば、社長業は天国ですが、現実は
なかなかそうはいきませんね…

資金繰りにエネルギーを削がれないようにするには、
★手持ち資金
をある程度持っておくことが大切です。
TKC経営指標(22万件のデータ)によれば、中小企業の手持ち
資金の平均は、
★月商1.8ヶ月分
となっています。

中でも2期連続黒字で、総資本経常利益率や自己資本比率が極めて
高い上位15%のいわゆる“優良企業”では、
★月商2.7ヵ月分
優良企業は普通の会社より手持ち資金が1ヶ月多いわけですね。

手持ち資金が豊富だと、経営の打ち手のバリエーションが増えます。
手持ち資金を厚くする一つの手段として、銀行借入による資金調達
があります。
ですから、私は必ずしも“無借金経営”を美とは考えていません。
ただ理想は、
★実質無借金経営
を目指してほしいと思います。

実質無借金というのは、こんな状態のことをいいます。
★手元資金の額が銀行借入残高を上回っていること
つまり返済しようと思えば、いつでも銀行に返せる状態を保っておき
ながら、
★金利 = お金の使用料
として損金で計上し、手持ち資金潤沢な状態で経営の舵取りを行う。
これがまさに理想的な財務状況なのです。

一つ例を紹介しましょう。
創業時の結構割高な金利水準で資金調達をしていた顧問先のお客様が
ありました。
そこで事業も軌道に乗ってきて、潤沢に手持ち資金ができ、まさに
上記のような“実質無借金”の状況になりました。
そこで重い金利負担を払しょくするため、各金融機関やリース会社に
繰上返済をお願いされました。
すると…
金融機関やリース会社はあわてて、繰上返済を撤回してもらうよう懇願
してきました。
そのうえで、破格の低金利の新たな借入条件を提示してきたのです。

こういう話を聞くと、銀行というところはつくづく「晴れた時に傘をさす」
だなと感じますが、ビジネスの世界は、
◎お金のあるところにお金は必然的に集まる
ようになっています。

このお客様は結局、繰上返済を撤回されました。
手持ち資金の大切さを改めて認識され、金融機関の新たな条件に乗っかり、
豊富な資金を武器に次の成長のための打ち手を目論んでおられます。

銀行借入依存症に決して陥ってはいけませんが、いつでも返済できる状態
をキープし、実質無借金の状況になれば、
★資金繰りにエネルギーを吸い取られる時間がなくなる
★経営者はどしっと構えて安心して、新たな成長のための打ち手を考える
ことができる
といった姿に近づけますね。

銀行借入とかしこく付き合えれば、経営者にとってお金で時間と安心を買う
ことができるわけです。
ただ「うちにはこんなの無理だよ。」という経営者も多いと思います。
理想は今日お話したことを目指して頂きたいですが、現実問題すぐは不可能
という方向けのお話は明日させて頂きます。
暑さに負けず、お互い頑張りましょう!

さて、銀行借入とのかしこい付き合い方を昨日に引き続き
お話します。
経営者にとっての最大の悩みは、資金繰り。
会社経営はお金で始まり、お金で終わる。
お金の心配から解放されれば、社長業は天国ですが、現実は
なかなかそうはいきませんね…

資金繰りにエネルギーを削がれないようにするには、
★手持ち資金
をある程度持っておくことが大切です。
TKC経営指標(22万件のデータ)によれば、中小企業の手持ち
資金の平均は、
★月商1.8ヶ月分
となっています。

中でも2期連続黒字で、総資本経常利益率や自己資本比率が極めて
高い上位15%のいわゆる“優良企業”では、
★月商2.7ヵ月分
優良企業は普通の会社より手持ち資金が1ヶ月多いわけですね。

手持ち資金が豊富だと、経営の打ち手のバリエーションが増えます。
手持ち資金を厚くする一つの手段として、銀行借入による資金調達
があります。
ですから、私は必ずしも“無借金経営”を美とは考えていません。
ただ理想は、
★実質無借金経営
を目指してほしいと思います。

実質無借金というのは、こんな状態のことをいいます。
★手元資金の額が銀行借入残高を上回っていること
つまり返済しようと思えば、いつでも銀行に返せる状態を保っておき
ながら、
★金利 = お金の使用料
として損金で計上し、手持ち資金潤沢な状態で経営の舵取りを行う。
これがまさに理想的な財務状況なのです。

一つ例を紹介しましょう。
創業時の結構割高な金利水準で資金調達をしていた顧問先のお客様が
ありました。
そこで事業も軌道に乗ってきて、潤沢に手持ち資金ができ、まさに
上記のような“実質無借金”の状況になりました。
そこで重い金利負担を払しょくするため、各金融機関やリース会社に
繰上返済をお願いされました。
すると…
金融機関やリース会社はあわてて、繰上返済を撤回してもらうよう懇願
してきました。
そのうえで、破格の低金利の新たな借入条件を提示してきたのです。

こういう話を聞くと、銀行というところはつくづく「晴れた時に傘をさす」
だなと感じますが、ビジネスの世界は、
◎お金のあるところにお金は必然的に集まる
ようになっています。

このお客様は結局、繰上返済を撤回されました。
手持ち資金の大切さを改めて認識され、金融機関の新たな条件に乗っかり、
豊富な資金を武器に次の成長のための打ち手を目論んでおられます。

銀行借入依存症に決して陥ってはいけませんが、いつでも返済できる状態
をキープし、実質無借金の状況になれば、
★資金繰りにエネルギーを吸い取られる時間がなくなる
★経営者はどしっと構えて安心して、新たな成長のための打ち手を考える
ことができる
といった姿に近づけますね。

銀行借入とかしこく付き合えれば、経営者にとってお金で時間と安心を買う
ことができるわけです。
ただ「うちにはこんなの無理だよ。」という経営者も多いと思います。
理想は今日お話したことを目指して頂きたいですが、現実問題すぐは不可能
という方向けのお話は明日させて頂きます。