塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

東京の坂道巡り 坂の形が鐙に似ている

2007-01-30 06:53:18 | 坂道
 本郷の菊坂を探索していると、歴史の勉強になる。
特に文人墨客が多く居住していたので、数多くの案内板や
説明板が設置され、それに目を通すことも楽しみだ。
 「胸突坂」から緩い菊坂をさらに登っていくと、
右の路地へ下る階段がある。このあたりは樋口一葉の
旧居跡があり、ガイド表示も多く見られる。
 菊水湯という銭湯の前通りを進むと、
左側に「鐙坂」(あぶみざか)が目に入る。
坂の形が鐙に似ているだとか、この周辺に馬の鞍にさげる鐙を
制作する集団の子孫が住んでいたとか言われている。
 急坂の鐙坂を登ると、西側一帯は江戸の当時、上州高崎藩主、
大河内家松平右京亮の中屋敷があって、その跡地は右京山と
呼ばれている。
(文京区本郷界隈・探索:1月27日)

東京の坂道巡り 胸突き八丁

2007-01-29 07:52:28 | 坂道
 再び菊坂下へ戻り、菊坂を進む。
すぐ左手に「胸突坂」が見えてくる。
名前の通り、胸突き八丁の急な坂だ。
この坂の沿道には旅館も多く、今まで数多くの旅人や
修学旅行の学生が利用していることだろう。
 坂を上りきると、いにしえの面影が漂い、
今にも昔の文人が歩いて出てきそうな雰囲気である。


東京の坂道巡り 菊坂下の右、新坂

2007-01-29 07:48:15 | 坂道
 菊坂下から言問い通りを直進し、
50~60m進んだ右に「新坂」がある。
この坂も急勾配で、坂下にはクスノキがあり、
通行人を出迎えてくれる。
 坂上には石川啄木ゆかりの宿、旅館・太栄館がある。
啄木は、3階の三畳半の部屋で小説「鳥影」を
書き下ろしている。また、この部屋から富士山が
よく見えたといわれている。

東京の坂道巡り 本郷界隈、菊坂

2007-01-29 07:42:08 | 坂道
 東京の坂道巡り第3弾は、文京区本郷界隈(1月27日)を訪れた。
都営地下鉄・三田線の春日駅北口を下車し、春日通西方の交差点から
言問い通りに入り、菊坂下を目指す。
 「菊坂」は江戸時代最も長い坂道として有名で、本郷通までの
緩やかな上りが700mほど続く。この菊坂の左右の沿道には
明治・大正・昭和と当時の文人墨客が数多く居住していた
まさに文教の街であった。
 樋口一葉、宮沢賢治、田宮虎彦、坪内逍遙、尾崎紅葉、島崎藤村、
二葉亭四迷、宇野浩二、金田一京助、野間宏、広津和郎、玉川一郎等、
数え上げたら切りがない。
 この菊坂、当時は名前の通り辺り一帯が菊畑で、秋には辺り一面、
菊の香りが漂っていたのだろう。なんとものどかな風景が想像出来る。
 現在も昔の面影を残しながら、商店街が続く。

Weekendの麺処巡り 味、内容とも新しい塩

2007-01-28 15:13:46 | 拉麺
 さて、入店。先代の店主よりも、ふたまわりも身体が大きい
小林修二店主が出迎えてくれる。
 店内は明るく広い。当たり前だ、新店だ。
券売機で塩拉麺800円を購入し、スタッフに手渡す。
 「教会通りの天沼店の味とは変えたい」とニコニコしながら
小林店主が語る。
 そうこうするうちに、出てきた二葉上荻の塩拉麺。
器の中で、すでに旨いゾー、といっているようだ。
ビジュアルも天沼店の塩とは別もの。
 まずは、スープ。天沼店よりも煮干しがセーブされて癖がない。
苦みもなく旨い。とても優しい塩味になっている。
ストレート麺とも合い、これは旨い。
ナルトにのせられた柚胡椒が、食べ進むうちに自分好みの変化を
楽しめ、良いアイデアである。二葉定評のメンマも健在だ。
味玉、チャーシューはサービスしていただいたようだ。
 二葉の上荻店、荻窪のエースになる予感がする。

二葉 上荻店
杉並区上荻1-16-14
11:30~16:00、17:30~22:00 無休

Weekendの麺処巡り 上荻に出来た二葉

2007-01-28 15:08:29 | 拉麺
 荻窪・拉麺店の老舗として50年以上の歴史を刻む「二葉」。
その二葉の2店目が、1月20日、青梅街道沿いから少し入った
好立地の場所にグランドオープンした。
 当日は仕事で伺えなく、本日、初訪問となった。実は1月4日、
二葉に伺った後、開店前にこの場所を確認に行っていたのである。
 天沼店は、古い作りの店であるが、ここ上荻店はモダーンでスマート。
店頭もあっさりとシンプル。
こんなところが、“味で勝負”と訴えているようだ。


Weekendの麺処巡り むろやで化調入り

2007-01-28 15:02:48 | 拉麺
 本日は、朝から四谷界隈の坂道巡りを行った。
四谷怪談で有名なお岩さんの神社も見つけた。
結構な数の坂道を巡って、足取り重く、疲労が足にきている。
それでも、新宿区舟町15の名もない坂道を上っている途中に
右側に「北の大草原」という拉麺店があった。店内からスープの
においが漂ってきて、思わず立ち止まってしまった。
 しかし、四谷といえば「むろや」である。
昨年の大晦日に振られてしまったので、どうしても塩つけ麺を食べたい。
坂道巡りを終了し、むろやへ向かった。
 開店15分前に到着。店内で作業中の渕上店主と、
軽く会釈をして待った。入店と同時に、塩つけが出来ることを確認して
つけ麺大盛りの券800円を購入。
カウンターで渡すと、渕上店主から
「メニューにはないが、化学調味料を入れたつけ汁が出来ますが?」
との問に、おもわず「お願いします」と返答。
 最近、ある業者が持ち込んだ調味料が、つけ汁に合うことがわかり、
裏目ニューとして制作されたそうだ。
 私は化調が入ろうが、なかろうが、どちらでもいい。
旨ければいいのである。
 出されたつけ汁は、まったりしたようなからみつく粘りがある。
しょう油ベースの塩味。言われないと、化調が入っているとは
わからない。それでも、食後は少し口の中に旨味が残っている。
 むろやは、化調を使用しない店としてアピールしているが、
あえて遊び心を出した含み味のつけ麺、なかなか旨い一杯だった。
 
 このむろや、最新の週間フライディで紹介されていた。
渕上店主も「北の大草原」の拉麺が好きだそうだ。


Weekendの麺処巡り ホワイト拉麺に決まり

2007-01-27 15:49:24 | 拉麺
 指村健一店長に、白しょう油とホワイトのどちらがお勧めか
訪ねたら、ホワイトを即決された。
 ホワイト並盛り800円を注文。
ノーマルの塩に牛乳を加えたシンプルな一杯だが、これがなかなか
旨いのである。がんこの塩がミルクでマイルドに変化し、爽快感が
口の中を覆う。それでも、がんこの苦みがある塩っぽさは、生きている。
これが、がんこ。指村店長もマイスターである。
平打ち麺ともベストマッチング。最後の、旨い一杯だった。
 指村店長、総本家に4年間、店を守られた。お疲れ様でした。
独立店の開店には駆けつけますぞ。
 

Weekendの麺処巡り がんこ総本家、残り3日

2007-01-27 15:46:06 | 拉麺
 昨日伺った夕方は、貼ってなかった一時休業のお知らせが
メニューの下に出ていた。
1月31日よりしばらくの間、お休みします。
1月29・30日はラーメンのみ予定! あしからず。
 残り3日間の指村健一店長によるがんこ総本家の営業、
店内は、いつもの顔が見える。
まず、本日トップはBUSHさんだ。それに、すったさん、アミーゴさん、
少し遅れてFILEさん。残りの常連さんは、いつものように午後1時頃だとの頃。
BUSH
FILE

Weekendの麺処巡り べんてんで塩、これ基本

2007-01-27 15:38:21 | 拉麺
 今年、馬場のべんてんには、元旦と8日のハタ日に伺ったきりで、
どちらも塩ラーメンを頂いていない。元旦は特製、8日は辛坦麺だったので
本日はどうしてもノーマルの塩を食べたい。
 早速、並ぶ。今日は幾分暖かく、待つのも辛くない。
先日、友からメールが来て、先週末の“店主サービス”は、
餡かけ椎茸だったそうで、べんてんの餡かけものは何でも旨い。
本日は、何が出てくるか想像するだけでも寒さも吹っ飛んでしまう。
 さて、10時開店。いつものオペで調理が始まる。
本日の田中光勝店主、元気いっぱいで楽しそうだ。
早速、カウンターと厨房で会話。がんこの一条安雪さんが総本家に
復活することを話すと、すでに知っておられた。
どうも、一条氏とのホットラインがあるみたいだ。
「また、馬場で一緒に酒が飲める」なんて嬉しそうに語っていた。
 こういう日は、何かある。ウフフ、でた。紫蘇まぶしだ。
本日のスープは、天気と同じく穏やかで旨味が強く出ている。
麺は幾分細くなったかな。でも、モチモチとした喉ごしが爽やかで
これぞ、べんてんの塩を堪能できた。