塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

今年のお酉さんは、三の酉まである

2006-11-16 07:05:29 | Weblog
 年の瀬の年中行事である「酉(とり)の市」(大酉祭)、
今年は三の酉まである。一の酉は11月4日にあった。二の酉が11月16日、
三の酉は11月28日で、3日間とも前日の夕方から前夜祭がスタートする。
 酉の市は、私が東京に出てきてから知ったお祭りで、かみさんが以前、
新宿・花園神社近くの自宅に住んでいたから、毎年、11月になると
花園神社のお酉さんを見に来ていた。
 お酉さんは、武蔵野国南足立郡花又村(現在の足立区花畑町)にある
鷲神社に起源がある。大鳥神社の祭神である大和武尊が、
東夷征伐の先勝祈願をして、その帰りにお礼参りをしたことにちなみ、
武尊の命日の11月・酉の日に行われるようになった。
 境内では、商売繁盛のおかめや招福の縁起物を飾った熊手を、
見上げるほどの高さまで飾り、熊手が売れると男衆のかけ声と燦々七拍子の
ご祝儀拍手が振る舞われ、それは賑やかだ。
熊手で福をかき込むことから「かっこめ」と呼ばれている。
また、今年は三の酉まであり、火事が多いと言われている。
そのため、三の酉の年は、“火の用心”のお札も飾られている。
 このお酉さんに似たお祭りが、大阪にもある。「えべっさん」である。
大阪・南の今宮戎神社で、毎年1月9~11日までの3日間、十日戎が開催され、
「商売繁盛で笹もってこい」のかけ声とともに、笹の飾り物が売られる。
こちらのえべっさんも、楽しい祭りで、福娘を拝みに行くのも一幸。