漬け物は、大好きだ。
沢庵、柴漬け、野沢菜、蕪、いろんなものがある。
ずっと以前、福島に仕事で行った時、イベントを翌日に控えた旅館の夕餉に、
地元の方がなにやら大きなビニール袋を持ち出してきた。
中には、赤や白、緑の色の着いた小さなモノが、透明の液体の中で泳いでいる。
やおら、袋を開け、摘んでみろと目の前に突き出された。
ひとつ摘んで口の中へ・・・、噛んだ時の歯触りと大根特有のピリッとした辛みが
伝わってくる。旨い、旨い。
これは何ですか・・・、“姫大根”と返ってきた。
この姫大根だけで、ビールが何杯もいけてしまう。
日本酒が何本でもいけてしまう。
それ以来、季節を迎えると福島の製造者から取り寄せていた。
しかし、数年前、その製造者は倒産し、姫大根にお目にかかれなかった。
ところが、久しぶりに登場したのである。
嗚呼、姫大根、あえてよかった。
沢庵、柴漬け、野沢菜、蕪、いろんなものがある。
ずっと以前、福島に仕事で行った時、イベントを翌日に控えた旅館の夕餉に、
地元の方がなにやら大きなビニール袋を持ち出してきた。
中には、赤や白、緑の色の着いた小さなモノが、透明の液体の中で泳いでいる。
やおら、袋を開け、摘んでみろと目の前に突き出された。
ひとつ摘んで口の中へ・・・、噛んだ時の歯触りと大根特有のピリッとした辛みが
伝わってくる。旨い、旨い。
これは何ですか・・・、“姫大根”と返ってきた。
この姫大根だけで、ビールが何杯もいけてしまう。
日本酒が何本でもいけてしまう。
それ以来、季節を迎えると福島の製造者から取り寄せていた。
しかし、数年前、その製造者は倒産し、姫大根にお目にかかれなかった。
ところが、久しぶりに登場したのである。
嗚呼、姫大根、あえてよかった。