ああ「響」バカ一代。ポスト響を探せ!!

サントリー「響」をこよなく愛するウイスキー星人「あゝ響バカ一代」、しおしおです。

前回6/4に、わがウイスキー星が今、緊急事態!!の記事を書きました。サントリーが、原料となるモルトの不足を理由に「響」17年と「白州」12年の製造出荷の中止を発表。その影響で「響」「白州」「山崎」のノンエイジ商品もどこの酒店にも在庫が、ない(ﾟДﾟ;)
8月現在、「響」「白州」はわずかながら市場に戻って来つつありますが、価格はまだ高く、「響ジャパニーズハーモニー」(本来は5000円前後)は9000～10000円もします。これでは手が出ませんね。

「響」はフルーティーな甘さとコクがあり、ピート臭がほとんどないという個性があります。同じ味、そっくりな味のウイスキーなどないのですが、系統としてこの路線に近く、「響」と同じではないけれど対抗のできるウイスキー、すなわち「ポスト響」を探す旅に、出たのでした。
6/4の時点では、「クラウンローヤル」「ブラックニッカ・エクストラシェリー」の二つを挙げました。しかし、この二つにはすぐ飽きてしまい、次なるポスト響を探していましたが、いくつかの優秀なウイスキーがありましたよ。



写真の左から、まず「グレンフィディック15年」。5000円前後。
隣の「グレンフィディック12年」は、青リンゴのようなフルーティーさと、森のハーブを連想させる風味、ピート臭は薄めの「スペイサイド・モルト」で、「白州」とよく似ており愛飲していますが、15年は熟成期間が長い分まろやかで甘く、「響」に接近した味となっています。
おいしいです!!しかし、グレンフィディック本来のハーブ風味が薄れて、何か個性の乏しい味になってしまった感があります。

響の隣は「クライヌリッシュ14年」。4500円前後。
フルーティーな甘みもありますが、ピート臭はそれなりにあり、複雑な味わい。「響」に似ているけれど、少し苦みが加わった大人の響です。

次は、「アランモルト10年」。4300円前後。アルコール度数46％。
これもフルーティーで、かなり甘くてまろやかでおいしい。ただ、「響」と比べると、甘みでは勝っているかもしれないけど、コクや味わいでは一歩及ばないかな。でも、今のところ「ポスト響」の中ではトップランナーでしょう。

これらと比較するため「響ジャパニーズハーモニー」をちょぴっとずつ呑んでますが、「響」の世界、牙城は崩れませんねえ。
今のボトルを呑み切ってしまったら、やっぱり、9000円払ってでもまた買ってしまうのかなー。
ああ、「響」バカ一代。