tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良祥樂法隆寺本店で、「黒駒クリームあんみつ」が絶賛提供中!

2022年10月14日 | グルメガイド
国道25号沿い、法隆寺iセンターの西側、法隆寺参道脇に「奈良祥樂(しょうがく)法隆寺本店」(生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目7-24)がある。ここで今、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員で、ソムリエの会の松坂慶子こと垣本麻希さんの提案で生まれたスイーツ「黒駒クリームあんみつ」(税込み935円)が提供されている。秋バージョンは11月30日(水)まで。


写真のほとんどは、奈良祥樂さんからいただいた

このスイーツは、垣本さんが出演された奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」(2022.9.8 放送)「NARAベスト3」のグルメ企画から生まれた。垣本さんが書かれた企画書には、

法隆寺の参道すぐそば国道沿いにお菓子店「奈良祥樂 法隆寺本店」さんが昨年秋にリニューアルオープンされました。「奈良のおいしさ」を伝えたいと県の特産素材を使い古都の歴史ロマンを込めたお菓子を販売されています。店内は、華やかな正倉院宝物文様をモチーフにした天平文様がデザインされた空間が広がっています。


ご提案者の垣本さん。この写真はご本人のFBから拝借した

人気の銘菓「らほつ饅頭」や天平文様の色鮮やかなパッケージに包まれた『大和し美し~奈良からの贈り物~』シリーズなど、美しいお菓子が並んでいます。観光のお土産や、地元の方にはお茶請けのお菓子として人気のあるお店です。カフェ併設店舗で、ドリンクやジェラートが店内で楽しめます。また、土日限定で焼きたてのお団子も販売されています。


この写真は、奈良祥樂さんのHPから拝借

~聖徳太子にまつわる「黒駒」のおはなし~
黒駒は、甲斐の国から聖徳太子に献上された黒い馬で太子の愛馬として知られています。太子に献上された数百頭の中から四脚の白い甲斐の黒駒を神馬であると見抜き、舎人の調子麻呂(ちょうしまろ)に飼養させていました。

黒駒は太子が試乗すると天空を駆け巡り、富士山を越えて信濃国まで至ると、3日を経て飛鳥の都へ帰還したという伝承や、また太子が死去したときには棺に寄り添い、墓に葬られるとともに息絶えたという伝承も残っています。

垣本さんのFacebook(2022.10.10付)に、このスイーツのことが詳しく紹介されている。



法隆寺の参道すぐの人気菓子店「奈良祥樂法隆寺本店」さんで聖徳太子の愛馬「黒駒」をモチーフとした秋の新作グルメ「黒駒クリームあんみつ」がデビュー。「黒駒クリームあんみつ」 は、9月8日(木)奈良テレビ放送「ゆうドキッ」NARAベスト3のコーナ、「斑鳩町発 SNS映え!秋の新グルメ ベスト3」で紹介させていただいた斑鳩町の秋の新作グルメです。



◆新グルメ「黒駒クリームあんみつ」
販売価格 935円(税込)/販売期間 9月9日(金)〜11月30日(水)(秋バージョン)
販売期間終了後は、通年、継続して季節に合わせて果物の内容を変えて提供されます。


◆聖徳太子の愛馬「黒駒」をモチーフ
「黒駒クリームあんみつ」は、ほどよい甘さのバニラ味のソフトクリームの上には、斑鳩町産の黒米を使った可愛い黒駒のサブレをトッピング。粒あんの他にも、吉野葛のくず餅が。果物は大和の柿、斑鳩町の農園さんの梨とぶどうを贅沢に盛り付け、三種類の秋の果物が味わえます。



最近登場した「テイクアウト」用。写真は垣本さんからいただいた

ソフトクリームの上には、可愛い紅葉のお菓子が散りばめられ、太子と黒駒の歩いた太子道の道のりを楽しく表現しています。飲み物として、大和産のほうじ茶がついています。

私も11月に、奈良祥樂法隆寺本店さんで、黒駒クリームあんみつをいただく予定である。お店の横には広い駐車場もある。皆さん、ぜひご賞味ください!



※11/13 追記 11/11(金)、奈良祥樂法隆寺本店さんを訪ね、「黒駒クリームあんみつ」の「柿バージョン」をいただきました。ほどよい甘さと底の吉野葛(寒天風)に感激!また黒駒クリームあんみつが「斑鳩ブランド」に認定されるとの報を受け、サプライズで花束贈呈も!








向かって左端から、株式会社植嶋の植嶋修治社長、株式会社奈良祥樂の植嶋葉子会長


同日、中宮寺跡史跡公園(創建時の中宮寺跡地)のコスモス畑で、同行の2人を激写!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

橿原市今井町で「はならぁと」サテライト開催、10/14(金)~23(日)まで!(2022 Topic)

2022年10月13日 | お知らせ
いよいよ明日から、奈良・町家の芸術祭「はならぁと」2022「さてらいとー橿原・今井エリアー」がスタートする。会期は10月14日(金)~ 10月23日(日)。ぜひ、公共交通機関でお訪ねいただきたい。はならぁとの公式HPによると、

さてらいと ー 橿原・今井エリア ー
開催日時:2022年10月14日(金)- 10月23日(日)
開催時間:10時 - 16時
入場料 :無料 会期中無休
会 場 :今井町の町家(阿伽陀屋若林亭、今西長屋、大橋家、中西家、中町筋生活広場 他)
主 催 :今井町町並み保存会(0744-22-1128)
出展作家: 藤田千代、佐生里佳、坂野真子、星伸二、SUZUKIMI、NAOKI
※今井エリアチラシ&マップ(pdf形式:1.7MB)

アクセスインフォメーション:阿伽陀屋若林亭(橿原市今井町4丁目)
公共交通機関(電車)=近鉄八木西口駅から徒歩約10分、JR畝傍駅から徒歩約13分、近鉄大和八木駅から徒歩15分/車=今井西環濠 駐車場、今井まちなみ広場駐車場(有料)

「甦る堂宇や古民家群とともに!」
本年3月、重要文化財 稱念寺本堂・客殿の修理復原工事が12年の歳月と22億円の巨費を投じて見事に完成しました。寺内町今井の原点であり、シンボルである稱念寺の甦りは重要伝統的建造物群保存地区今井町の真価を顕現するものです。歴史的価値の高い町において、一層輝きを放つアートを町に住む人々とともに実感しましょう!

地域連携企画
勝美会 箏コンサート(会場:薮内家)


今回は会期中の毎日、「サスティナブル(持続可能性)講座」と銘打って、古民家をリニューアルした「阿伽陀屋(あかだや)若林亭」で、特別セミナーが開催される。参加費は@500円。はならぁとの公式HPによると、

橿原・今井エリア サスティナブル講座
会場:阿伽陀屋若林亭
参加費:1講座500円
参加方法:当日、直接会場にお越しください。

10月14日(金)10:00-12:00/13:00-15:00
若林稔「私の断捨離は技術の継承」―植木の剪定・自然農法・木工技術は持って死ねない―
10月15日(土)13:00-15:00/16日(日)10:00-12:00
愛媛県伊方町地域おこし協力隊 農業振興担当(鳥獣被害対策)伊勢典昭
「鳥獣被害とジビエを繋ぎたい!」―命に向き合う新米ハンターの野望と苦悩―
10月17日(月)10:00-12:00/13:00-15:00
若林稔「古民家は予防医学の実践場」
10月18日(火)13:00-15:00
中村左官「古民家と左官」― 漆喰は呼吸している ー
10月19日(水)10:00-12:00/13:00-15:00
城者定史 午前「大阪湾に潜り続けて20年―今の大阪湾は―」、午後「海洋とプラスチック」
10月20日(木)10:00-12:00/13:00-15:00
若林稔「今井小学校はなぜ児童が増えているのか」
10月21日(金)10:00-12:00/13:00-15:00
若林稔「町づくりは人づくり」
10月22日(土)10:00-12:00
井上大工「古民家から学ぶ国産材の良さ」
10月22日(土)13:00-15:00
柴田道雄「漆はコロナに強い」 伝統文化の漆から教えてもらった数々を語ります+漆の作品展


今回は、とても充実した内容となっている。皆さんぜひ、はならぁと「さてらいとー橿原・今井エリアー」に足をお運びください!





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の神さま・大山袛神を祭る耳成山口神社/毎日新聞「やまとの神さま」第20回

2022年10月12日 | やまとの神さま(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2022.10.6)掲載されたのは〈雨乞い神事重ね 算学も/耳成山口神社(橿原市)〉、執筆されたのは、奈良まほろばソムリエの会会員で香芝市在住の大谷巳弥子さんだった。
※耳成山口神社の拝殿=橿原市木原町で

奈良県内には多くの山口神社があり、それぞれの山の神さまをお祭りしている。なかでも耳成山口神社は、奈良時代には創始されていたという由緒ある神社である。では全文を紹介する。

耳成山口神社(橿原市)
大和三山の中で最も低いながらも、美しい円すい形の姿を見せてくれるのが耳成山。近鉄大阪線の電車内からも間近に眺められます。この山の山頂近くに鎮座しているのが耳成山口神社です。

南麓(ろく)の鳥居をくぐると、右手に灯籠(とうろう)の並ぶやや険しい山道が続き、5分ほど登ると、木々に覆われた社殿が現れます。古くは山の神として祭られ、奈良・平安時代にその存在が記録されています。

その後、農耕神・水の神を司る天神社と呼ばれ、祈雨神祭などの雨乞いの神事がたびたび行われていました。一時荒廃し、1748(寛延元)年に耳成の村人によって今の社殿が建立されました。

拝殿に、江戸時代以降に描かれた大絵馬数点と共に、1854(嘉永7)年に奉納された算額が掛かり、4種類の幾何学の問題と解法が記されています。

現在は、近隣6町の氏神として祭られ、各町の自治会で構成される耳成世話人会の皆さんが、日々の参拝や清掃、草刈り等を行って、耳成山と神社を大切に守っておられます。毎日の登山を楽しんだり、南麓の公園で語らう人々を、山の上から神様が見守って下さっているかのようです。(奈良まほろばソムリエの会会員 大谷巳弥子)

(住 所)橿原市木原町490
(祭 神)大山袛神(おおやまつみのかみ)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
(交 通)近鉄耳成駅から徒歩約15分、近鉄大和八木駅から徒歩約20分
(拝 観)境内自由
(駐車場)耳成山公園駐車場利用。無料、35台


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田中利典師の『修験道という生き方』新潮選書(1)/日常生活の中でハレ(晴れ)を意識する

2022年10月11日 | 田中利典師曰く
金峯山寺長臈、林南院(綾部市)住職、種智院大学客員教授・田中利典師は、ご自身のFacebookに、新潮選書『修験道という生き方』(宮城泰年氏・ 内山節氏との共著)のうち、利典師の発言部分をご自身で加筆修正されたものを〈シリーズ『修験道という生き方』〉のタイトルで掲載されている(2022.10.1 スタート)。分かりやすくてとてもいい文章なので、これを追っかけて拙ブログで紹介しようと思い立った。
※トップ写真は明日香村稲渕のヒガンバナ(2022.9.25 撮影)、昔に比べ花の数が激減した

初回のタイトルは「ハレとケを行き来する」。ハレ(晴れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」。ケに埋没していると気が枯れ衰え「ケガレ」(穢れ、病気)になる。そこで寺社参り、祭りなどの「ハレ」が必要になる。「ハレ」の行為である山伏修行も、この観点から見直されているというお話である。では、師のFacebook(10/1付)から抜粋する。

シリーズ『修験道という生き方』①「ハレとケを行き来する」
日本の人たちは「ハレ」と「ケ」を意識しながら暮らしてきました。普段の生活のことを日本人は「ケ」(ケガレ)とみてきました。この終わらない日常を過ごしているとだんだん気が衰えてくるし、気が衰えて、弱ってくる。そうすると、病んできます。つまり病気になるということです。日常の中で、いろいろなものにケガレて、病むというのです。

ですからそれを克服するには「ハレ」が必要だと考えました。ときどき、「ハレ」の日を設ける。女性が歌舞伎見物に着る「晴れ着」のハレです。晴れ着はお天気の日に着るのではなくて、非日常の聖なる「ハレ」の日に着る着物なのです。

「ハレ」はお正月とかひな祭り、端午の節句、夏至、冬至などなど、生活の歳時記の中で、「ハレ」を行ってケガレをとるという慣習です。お屠蘇も白酒もちまきも、菖蒲湯も柚湯もみな「ハレ」の行為です。寺社参りなどはまさに非日常を離れ、聖なる場所にいくという「ハレ」そのものです。夏祭り、秋祭りも「ハレ」なのです。

「ケ」は日常、「ハレ」は非日常であり、「ケ」は俗なる毒ある日々で「ハレ」は非日常の聖なるものだといってもよいでしょう。つまり、ときどき聖なるものに触れることによって、ケガレからのバランスを取り直しながら生きてきたということです。

ところが現代社会では、歳時記の中の慣習儀礼の意義が失われ、「ハレ」の行為の意味も失われている。1年が「ケ」の連続になってしまった。なので、そういう昔ながらの慣習から離れた都会での生活に人々は疲れ果てて来ている。そういうところから現代人は、無意識のうちに「ハレ」を欲しているのではないでしょうか。

山伏修行はいま、「ハレ」として再認識されてきているのではないかと私は思います。「ハレ」と「ケ」を行き来しながら生きてきた日本人の知恵を具現化する場所がなくなっている現代社会が、山での修行に、新しい光が当たりはじめたと、私は感じているのです。

***********

哲学者内山節先生、聖護院門跡宮城泰年猊下と、私との共著『修験道という生き方』(新潮選書)は3年前に上梓されました。今回から新たにはじめる著作振り返りシリーズは、本書で私がお話ししている、その一節からの文章を、加筆訂正して掲載しています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会社を退職して、友だちが増えた!

2022年10月10日 | 日々是雑感
昨年(2021年)11月、68歳を目前に会社を退職した。時々「会社を退職されて、何か変わりましたか?」と聞かれる。退職の直前は週2~3回勤務だったので、退職しても生活も気構えもそんなに変わらないとたかをくくっていたが、これは大違いだった。
※トップ写真は奈良シニア大学で(10/6)、撮影はUさん。講演しているときが、至福の時間!

会社勤務の時は、やはり頭の中心軸には「会社」があるので、それを中心に日常生活を組み立てなければならない。しかしその中心軸がなくなると、真っ白い画用紙にフリーハンドで絵を描くように、自由気ままに日々を過ごすことができるのだ。

こないだ「断捨離」をやった。古い背広やネクタイやワイシャツはもちろんだが、大量の「ズボン下」が出てきて、新品同然のもの以外は、すべて処分した。背広のズボンならズボン下が必要だが、木綿のGパンの下にはなにも履く必要がないからである。

健康のため、1日2食にするということも、会社勤務では不可能だった。お腹が空くが果物が好きなので、季節のフルーツを買い求めて冷蔵庫に入れ、気ままに食べて楽しんでいる。

しかし最も大きな変化は、友だちが増えたこと。奈良まほろばソムリエの会の会員で新たに付き合いだした人もいるが、やはりFacebookなど、SNSをきっかけに新たなリアル友だちになった人が多い。住所地や性別や年齢を超えて、付き合いたい人とだけ付き合っている。

これは精神衛生上、とてもいいし、格好の「人生のスパイス」になる。「友だちから学ぼう」とあえて身構えなくても、自然に「ははぁ~、そういうことだったのか」と感じ入ることも多い。

人生100年、120年の時代、まだまだ先は長い。「元気があれば何でもできる」は、故アントニオ猪木の名言だ。健康に留意しつつ、いろんなことにチャレンジし続けたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする