tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

桜井市粟殿「MAJIN NO YATAI」(魔神の屋台)のジューシーな焼鳥を堪能!

2022年10月09日 | グルメガイド
桜井市に住む知人のAさんと2人で、「MAJIN NO YATAI」(桜井市粟殿1017)を訪ねた(2022.9.30)。桜井駅の北側で国道169号沿い、スーパーセンター・トライアルの西側にある(駅から約500m)。営業は17:00~21:00(テイクアウトのみの日あり)、定休日は月・火だ。
※トップ写真はつくね、皮、肝など、2本ずつ焼いてもらった





粟殿(おおどの)付近は、桜井駅から徒歩で金屋の「仏教伝来の地 碑」へ行くときによく通る。市役所や税務署、飲食店やスーパーなどの商業施設が集まっている。18:30過ぎに訪ねると、もう日はとっぷりと暮れていた。




アメリカのショットバーのような雰囲気が漂う

夜になると国道からもよく見える。テイクアウトのお客さんが、ひっきりなしに訪れていた。店内はわれわれ2人だけだった。何だか隠れ家的な雰囲気で、いい感じだ。飲み物も、通常メニュー以外にワインやフルーツビール(カシス、フランボワーズ、アップル、ピーチ)各700円(税込み、以下同じ)などもある。



店名の通り、もとはご主人が屋台を引いて営業していたそうだ。次第に常連さんが付くようになって、今のようにお店を出されたようだ。


大きな手羽先、これで140円だ。塩とタレ、1本ずつ焼いていただいた


もも(向こう)とぼんじり(手前)

焼鳥はすべて1本140円という分かりやすい値段設定になっている。まずはトップ写真の焼鳥(2串=2人前)。次にめぼしいものをどんどん注文していった。テイクアウトも店内も、ご主人がお1人で対応されるのに、とても段取りが良い。まさに魔神だ!


これが「ずり銀皮」、コリコリ食感がいい


確か、ももネギ塩


たぶん砂ずり

うーん、鶏肉は肉厚で大きく、とてもジューシー、これは大当たりだった!「ぼんじり」や「ずり銀皮」(砂ずりの内側の白い部分、コリコリとして美味しい)などの稀少部位も140円とは、有り難い。


塩だれキャベツは200円


本日の野菜串(タマネギ)140円

コロナ禍で飲食店の酒類提供の制限が言われたとき、焼鳥屋さんが「焼鳥屋の売り上げの半分以上はアルコール類の売り上げ。それが制限されては死活問題になる」とコメントしていたが、われわれはたくさん食べたので、焼鳥の売り上げはアルコール類の売り上げを上回っていただろう。


鶏チャーハン 600円


焼きおにぎり(小さめ2個)400円

締めのチャーハンも焼きおにぎりも、とても美味しかった。これで2人で約8,000円とは、激安である。酔いを覚ましながら、桜井駅まで約500mの道をゆっくりと歩いて帰った。食欲の秋、桜井市内には、まだまだ美味しい焼鳥屋さんがあるそうなので、ぜひ巡ってみたい。Aさん、ご推薦ありがとうございました、またご一緒しましょう!
※食べログは、こちら
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激写!般若寺のコスモス 2022

2022年10月08日 | 写真
般若寺(奈良市般若寺町221)のコスモス、テレビのニュース番組(2022.10.3 OA)では「見頃」と報じていたが、知人からは「まだ早い」と聞かされた。 足を運んで確かめようと、水曜日(10/5)にお参りした。





「まあ、まだ2~3分咲き、見頃は来週だな」ということが分かった。しかし元気に咲いている花もあったので、カメラに収めてきた。石田一雄さんが書かれた『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の文章とともに、以下に紹介する。





般若寺 四季の花に彩られる十三重石塔
舒明元年(六二九)、高句麗僧の慧灌(えかん)が創建したと伝わる古刹(こさつ)です。「平重衡(しげひら)の南都焼討ちで伽藍が焼失するも、鎌倉時代に西大寺の叡尊(えいそん)と忍性(にんしょう)が再興した。国宝の楼門、重要文化財の経蔵(きょうぞう)はその時に再建された鎌倉建築である」(検定本)。






「関西花の寺二十五ヵ所」第十七番札所で、コスモスの寺として有名ですが、四季それぞれ境内に花が咲き乱れます。春はヤマブキ、夏はアジサイと初夏咲コスモス、秋には約25種15万本のピンク、赤、白、黄と色とりどりのコスモスが境内を彩ります。花の少ない冬にはスイセンが咲きます。四季のどの時期に訪れても、その折々の花が出迎えてくれる花の寺です。





境内の外からも見える寺のシンボルは、高さ14㍍の十三重石塔(重文)で、宋の石工、伊行末(いぎょうまつ)の手になります。鎌倉時代に東大寺復興の中心となった重源(ちょうげん)上人は、かつて留学していた中国・宋から技術者を連れてきました。そのうちの一人が伊行末です。



建長5年(1253)の建造後、数度の大地震や兵火、明治時代には廃仏毀釈の嵐などで被害を受けますが、昭和39年(1964)大修理を施して現在に至っています。



初重には東西南北の面にそれぞれ薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒如来のいわゆる四方仏が刻まれています。なお修理の際、塔内から発見された白鳳金銅阿弥陀仏とその胎内仏は、秘仏として特別の時に公開されます。



ほかに伊行末の子・伊行吉(いぎょうきち)が父母のために建てた、日本最古の鎌倉時代の笠塔婆(かさとうば)や江戸時代の三十三所観音石像などの石造物が境内のあちこちに見られます。(石田一雄)



(宗)真言律宗 (所)奈良市般若寺町221 (電)0742-22-6287 (交)JR・近鉄奈良駅からバス「般若寺」下車すぐ (拝)9:00~17:00 500円  (P)有(有料)

2~3分咲きとはいえ、咲き始めの花には勢いがあるし、たくさんのつぼみもふくらみ始めていた。般若寺は良い駐車場ができて、車も駐めやすくなった。皆さんも、ぜひお参りください!
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徳南毅一さんの講演「茶がゆと奈良漬」(奈良シニア大学 奈良歴史部)

2022年10月07日 | 奈良にこだわる
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は6年前から毎年、奈良シニア大学(事務局=奈良市西大寺北町3丁目2−19 1)に講師を派遣して、授業を行っている(奈良校および橿原校)。
※トップ写真は、わが家の朝食で出た茶がゆとサンマの丸干し(2021.4.10 撮影)


昨日(2022.10.6)は、その「奈良歴史部」(テーマ:行事、暮らしと文化)の授業で、私が「食の歴史と食文化」という話をさせていただいた。いわば「食」に関する授業の「概論」だった。


蓋のついた茶碗は「奈良茶碗」といわれ、奈良茶飯を供する時などに使われた(同年4/4撮影)

来月(11/10)はその「各論」の1つとして、当会会員で中小企業診断士の徳南毅一さんが「茶がゆと奈良漬」という授業をされる。その講義資料を拝見したところ、これは情報満載の充実した資料だった。まずは茶がゆに関する県民へのアンケートの結果。



「おいしかった」(72%)「シンプルなところが良い」(54%)には納得するが、「知らない・食べたことがない」が40%もいたことには驚かされる。奈良の伝統食なのに、これは存続が危ぶまれる。「自宅で作るのは面倒」という人向けには、茶がゆメニューのあるお店のリストも公開される。これは貴重な情報だ。私も未訪問の店を訪ねることにしたい(なお「ほうせき箱」に茶がゆメニューはなくなった、「味亭山崎屋」は閉店)。



充実した授業になりそうなので、私も後学のためにオブザーバー参加を申し込んだ。奈良歴史部の皆さん、お楽しみに!
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ベビーフェイスの新業態「スカイテラス」(奈良市法蓮佐保山)を初訪問!

2022年10月06日 | グルメガイド
遅ればせながら、本年6月にオープンした「 BABYFACE SKY TERRACE」(ベビーフェイス・スカイテラス=奈良市法蓮佐保山3-2-23)を初訪問(2022.10.5)した。奈良テレビ放送の斜め前、「ニュー大黒」の並び(南側)である。奈良ではおなじみのベビーフェイスの「新業態」だ。同店のニュースリリースには、


到着したのは0:40頃。駐車場は満車だったが、待っているとすぐに1台分が空いた


着席できたのは13:50頃だった。注文は、自分のスマホから行う


席から「世界一!?」という10mのビバレッジバー(ドリンクバー)が見える

全長10mのビバレッジバーが圧巻
レストラン「BABYFACE SKY TERRACE」2022年6月中旬にオープン!



サイドメニューから順に運ばれてくる。まずはサラダ(14:10頃)


パン(フォカッチャ)


コンソメスープ

株式会社ベビーフェイス(所在地:奈良県奈良市、代表取締役社長:田中 利幸)は、1979年に創業した奈良の地で、2022年6月中旬に新業態「BABYFACE SKY TERRACE(ベビーフェイススカイテラス)」を開業いたします。


ベバレッジバーのグレープフルーツジュースとコーラをセットした


メイン料理は、備中高原鶏(240g)のグリル、すごいボリュームだ!

コロナ禍でお客様が外食に求めるニーズが変化する中、再度当社が提供できる価値を一から見直し、「日常から解放される場所」を新たなコンセプトに、世界一!?の長さ10mのビバレッジバー・竹林を臨むスカイテラスとプールサイドデッキやライブキッチンが圧巻のブティックホテルを彷彿させる開放的な店内で、ジャンルを問わず美味しいにこだわった世界中のお料理をご提供いたします。


本格的なコーヒーのコーナー


私はハーブティーを探した


結局、ルイボス茶がベースの「レッドネクター」にした、カフェインフリーだ

■店舗コンセプト
私達BABYFACE SKY TERRACEは、FAMILY(家族)を大切にした、スカイテラスと世界一のビバレッジバーがあるレストランです。友人とのリフレッシュランチ、景色を楽しみながら過ごすアフタヌーンティー、大切な人とのディナーまで、多様なライフスタイルを彩る独創的でコンフォートな空間。



デザートは、「渋皮栗・宇治抹茶・カカオのクロッフル」900円(税込み、以下同じ)

トレードマークのピザ窯をはじめ、ライブキッチンでは、あなただけのために素材の魅力を直球に活かしたボリュームたっぷりな料理が作られます。あなたと愛する人が日常から解放される場所としてご利用いただくのが私たちの願いです。



■店内見所
(1)世界一!?10mのビバレッジバー
(2)全員がお客様に向いて調理を行うライブキッチン・トレードマークのピザ釜
(3)1階にプールサイドデッキ・2階にはスカイテラス(竹林が一望)




最初は「オムライスランチ」(1,400円~)にする予定だったが、待っている間にお腹が空いてきたので、「グリルランチ」(備中高原鶏240g)1,900円に変更した。そこに「デザート」(渋皮栗・宇治抹茶・カカオのクロッフル)900円をつけた。なおクロッフルとは、ワッフルのついたスイーツである。


庭には小さなお子さんが喜びそうな、いろんな動物たちがいる。



入店して、端末機から自分の名前を入力(0:50頃)→LINEまたはショートメールでスマホに着信の連絡が来る(数分後)→席へ案内され、スマホでQRコードを読み取り、そこからオーダー(13:50頃)→料理が順に到着(14:10頃~)という流れだ。なので、スマホを持っていないと注文できない。





お店のHPに「FAMILYを大切にしたレストラン」とあるとおり、小さなお子さんを持つファミリー層がメインターゲットのようだ。いわば「お洒落で高級なファミリーレストラン」。私より年上のシニア客は、数えるほどしかいなかった(シニアなら隣の「ニュー大黒」へ行くだろう)。

店内を見渡すと、カップルのほか、女性ばかりのグループがやたら多い。ビバレッジバーが充実しているから、ランチタイム(11:00~15:00)をフルに使えば、4時間粘れるのである。なお「アフタヌーンティー」(2日前までに要予約)というメニューもある。


このプールでは泳げない、念のため

ファミレスや回転寿司で端末からの注文というシステムができたときは驚いたが、自分のスマホから注文するとは、オーダーシステムも、行き着くところまで行き着いたものだ。今度、孫たちが帰省してきたら連れて行ってやろう。皆さんも、いかがですか?





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講演「聖徳太子の謎を追う」(国宝『信貴山縁起絵巻』展示記念)10月11日(火)開催!(2022 Topic)

2022年10月05日 | お知らせ
来週の火曜日(10/11)10時から、信貴山「玉蔵院」の別館・富貴閣で、私が「聖徳太子の謎を追う」という講演をいたします!全三巻の国宝『信貴山縁起絵巻』のうち「尼公の巻」原本が特別出陳されていることを記念して行われるイベントで、東京藝大の助手や院生の講演も併せて行われます。要申し込み(☎0745-72-2881 mail:info@gyokuzo.com)で、受講料は@1,000円。イベントのチラシによりますと、

国宝『信貴山縁起絵巻』特別出陳
寅年を記念して、日本四大絵巻の一つである国宝『信貴山縁起絵巻』(全三巻)が下記の日程で展示されます。この機会にぜひ、平安初期に描かれアニメの原点ともいわれる絵巻の原本をご覧ください。
令和 4 年10月8日(土)~23日(日)「尼公の巻」
場所:信貴山霊宝館(朝護孫子寺境内)入館料:400円

奥秘仏毘沙門天御開帳
令和 4 年10月1日(土)~11日(火)(今年最後の御開帳 次は12年後)朝護孫子寺本堂

奥秘仏御開帳と国宝『信貴山縁起絵巻』展示の記念講演
令和 4 年10月 11 日火曜日
◆ 10:00 ~ 11:00 
 奈良まほろばソムリエの会 専務理事 鉄田憲男様
 講演「聖徳太子の謎を追う」
◆ 11:00 ~約 1 時間
 東京藝術大学模写従事者様
 講演「信貴山縁起絵巻 尼公の巻」

2017 年(平成 29 年)4 月から、東京藝術大学美術学部日本画研究室により、国宝「信貴山縁起絵巻」の現状模写が行われています。5 年目にあたる現在、信貴山縁起絵巻の第二巻「延喜加持の巻」の模写が行われています。

現状模写として、細密な点描による「信貴山縁起絵巻」を写されている東京藝術大学日本画研究室研究助手 森様と大学院生の2名様により、模写作業や信貴山縁起絵巻、日本画についてご講演いただく機会を得ました。 ぜひ皆様ご来院ください。

受講料 お一人様 1,000円
〈収益の一部を東京藝術大学日本画研究室による現状模写事業に寄付いたします〉

ご希望の方は、前日のご宿泊(1 泊2 食 9,900 円~)、当日のご昼食(3,300 円~ 精進料理または会席料理)も承ります。前日までにお申込みだくさい。また当日のご祈祷のお申込みも承ります。ぜひご参加ください。

会場:信貴山 大本山 玉蔵院「富貴閣」受付:9:30~
玉蔵院(朝護孫子寺塔頭)までお申込み下さい
☎0745-72-2881 mail:info@gyokuzo.com
〠636-0923  奈良県生駒郡平群町信貴山2280
JR・近鉄王寺駅より奈良交通バス信貴大橋バス停下車徒歩7分 朝護孫子寺内


たくさんの方のお申し込みを、お待ちしています!

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