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田中利典師の「ご祈祷師の日々…」

2024年08月17日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は、「ご祈祷師の日々…」(師のブログ 2016.5.19 付)。山修行で験力(げんりき=超人間的な力)を得た山伏が、里に降りてご祈祷をする。
※トップ写真は、利典師とご長男の護摩。師のブログから拝借

自坊でそのような活動を始められた師が、当時の心境を述懐されている(うっかりしていて、2016.6.2付「種智院大学の客員教授になりました」を先に紹介してしまった)。以下にブログ記事全文を紹介する。

「ご祈祷師の日々…」
今朝は自坊の脳天堂月例護摩の日。終わって信者さんのご相談日をこなして、午後は月参りをしている信者さん宅へ出向。里に下りたまさに修験の行者さん、ご祈祷師さんの一日でした。

父はそういう生活を、鉄道員(国鉄)を辞めてから約50年ちかくやっていた。私もそういう背中をみて大きくなったが、「拝み屋さん」と言われるのが嫌で、こういう生活をやろうとは正直あまり思っていなかった。金峯山寺に入って宗務(宗教上の事務)に長く関わったのもそういう思いが背景にはあったのかもしれない。そして今でもその気持ちは変わらないのかもしれないなあ。

去年自坊に帰山したが、やはりじっとしていたのは蔵王供百座修行のときだけで、あとはまたうろうろと動き回りだしている。誇り塾塾頭、自然環境文化推進機構理事(代表理事は山折哲雄氏)など、もう昨年から新たなことに手を出しているし、今年になっても、更にFMいかるコメンテーターを始めたし、秋からは某学校に出向することにもなりそうである(種智院大学客員教授)。

講演、シンポの類もまだまだ有り難いことに続いている。でも、自坊での生活も大切にしないといけない人生の時期を迎えてくるのも、間違いないだろう。
※写真は、脳天堂での護摩です
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