tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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高札場と里程元標、奈良市三条通・もちいどのセンター街入口に/毎日新聞「ディスカバー!奈良」第68回

2018年06月05日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」を連載している。先週(5/31)掲載されたのは「江戸、明治しのばせる 奈良市の御高札場(ごこうさつば)と県里程元標(りていげんぴょう)」、執筆されたのは、同会理事で奈良もちいどのセンター街理事長の松森重博さんである。松森さんは「鹿鳴人のつぶやき」という楽しいブログも開設・更新されている。
※トップ写真は、奈良市橋本町の御高札場と奈良県里程元標

JR奈良駅方面から三条通りを上っていくと、猿沢池畔の土産物店の手前・北側に復元されている。真新しい素木(しらき)の「奈良縣里程元標 奈良市橋本町」は、おなじみ土井一成さんが制作・揮毫されたものだ。では、記事全文を紹介する。

奈良市三条通は平城京の時代からの道です。東六坊大路の餅飯殿通と交わるところは江戸時代、札の辻でした。幕府のお触れや命令を高札で広めた「橋本町御高札場」があり、興福寺や春日大社に近く、当時もにぎわっていた場所です。歴史を見直そうと、1984年に地元の人たちによって元の場所の近くに復元されました。

また、明治時代に奈良県が設置された時、街道の起点を表す「奈良県里程元標」が建てられ、戦後は基礎の石積みだけが残っていましたが、2010年に現在の高札場のそばに復元されました。今は多くの人に注目され、記念撮影のスポットになっています。奈良は古い時代に目が行きがちですが、中世や近世の歴史にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

メモ JR奈良駅を東に歩いて約15分、近鉄奈良駅から約5分(奈良まほろばソムリエの会理事 松森重博)。


奈良というとどうしても古代に目が行きがちだが、中世や近世にも栄えていた。このような視点で奈良を巡るのも面白いだろう。松森さん、ご紹介ありがとうございました!

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