水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

山口沖でリュウグウノツカイにサケガシラ、深海魚が相次いで打ち上げられたという。 

2014-03-10 | 生物多様性・生態系異変関連

'14-03-10投稿、追加・修正

 既報生物多様性に係る記載(その6:日本海沿岸で深海生物ダイオウイカの捕獲に係る情報)(2014-02-26)にて紹介しましたが、最近、深海生物が日本海沿岸で捕獲されたり、打ち上げられたりしているようです。

 山口沖で今度はリュウグウノツカイとサケガシラが打ち上げられたという。

Ceron.jp 登録日時:2014-03-07 20:26 
リュウグウノツカイにサケガシラ、深海魚相次ぎ見つかる 4メートル超も 山口沖
MSN産経ニュース
sankei.jp.msn.com/science/news/140307/scn14030720090002-n1.htm

「山口県長門市仙崎の白潟海岸で7日、体長4・38メートルの深海魚「リュウグウノツカイ」が打ち上げられているのを住民が見つけた。

 隣接する萩市でも2月中旬、深海魚サケガシラ計9匹(体長1・5~2メートル)が見つかっており、山口県水産研究センター(長門市)は「深海魚が立て続けに見つかるのは珍しい。深海の水温変化が影響しているのでは」としている。

 センターによると、リュウグウノツカイは銀色の体に長く赤い背びれが特徴で、深さ200メートル以上の深海に生息。長門市で見つかるのは1999年以降7例目で、今回の1匹は大きい方という。」

 関連情報として、
青森沖で深海ザメ 定置網に掛かる
2014.3.1 08:06
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140301/trd14030108100002-n1.htm

青森県むつ市大畑町沖で28日、深海に生息するカグラザメが定置網に掛かっているのが見つかった。体長約2・7メートルの雌で水揚げされて間もなく死んだ。県営浅虫水族館が解剖を予定している。

 同館によると、カグラザメは大きいものは全長6メートルに達する。同館の櫛引俊彦飼育員(48)は「青森県では初めてだと思う」と話している。

 カグラザメを引き上げた漁師の浜田一歩さん(34)によると、約500メートルの沖合に三つある網のうち、水深約15メートルの網に掛かっていた。浜田さんは「十数年漁師をしているが見たことがない」と驚いていた。

 新潟県佐渡市沖でも2月13日、体長約4メートルのカグラザメが捕獲されている。」

⇒個人的には、海水温度だけでは整理できない現象と思われますが、かなりの頻度で主に日本海沿岸で起こっているようです。

 海水表面温度の変化といえば、既報地震の前兆という海水温上昇 茨城〜房総沖が福島~宮城沖に拡大! 更に三陸・東海沖にもという。(2014-02-20) の引例

引用:海保HP:pic.twitter.com/UIhDIeXgKM 

海上保安庁の海水表面温度
 

潮流の激しい太平洋側と比べて、穏やかな日本海では海水温度の影響を受け易いかもしれません。

 ちなみに、深海生物の異常行動は地震と関連があると「いろはカルタ」で旧くから言われていますが、必ずしも大地震は起こっていないようです。

参考関連投稿:大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)(2014-02-06)

  個人的には、可能性のある要因として、深海生物の異常行動は既報地震と関連する環境放射能に係る情報(その5:水中生物の異状行動要因の整理とそのメカニズムの仮説)(2014-02-19) にて、1)海底の酸性化(二酸化硫黄(SO2),硫化水素(H2S),塩化水素(HCl)などのガスが海底で発生)、2)環境放射能の励起現象(→海中微生物の損壊、局所の海水温度の上昇)、3)オゾン(O3)による酸化(地殻の振動・摩擦によって発生)、4)メタンの発生(海底に生息する微生物(古生菌など)の異常繁殖)、5)地電流の変化(地磁気の変動に伴う電磁誘導)、6)磁気の反転(海底火山活動)による“強い電磁波”なども水中生物の異状行動に繋がるのでは?と妄想しています。

 果たして、真因は何なんでしょうか?引き続いて注目したいと思います。一体これらの深海生物の定住している海域はどこか?素朴な疑問が残ります。

 


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