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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地球温暖化ガスのCO2から造られるドライアイスが現状不足しているという。

2013-06-10 | 地球温暖化・寒冷化関連

'13-06-10投稿

既報ハワイ上空のCO2濃度が400ppmの初の大台超えとは!増加原因は何だろうか?にて、記載したように、地球温暖化の原因のひとつ温室効果ガスCO2ですが、産業革命以降、増え続けて、別報にて記載したように、火力発電所や工場、自動車などの化石燃料の利用急増が大気汚染の深刻化や地球温暖化の原因となっているCO2は工業化の著しいアジア大陸において化石燃料の大量消費によって大気汚染微粒子に伴って発生していると思っています。

 その増加によって地球温暖化のみならずさまざまな悪影響を及ぼす例として、

CO2濃度の上昇で光合成が活発化し米の収量は増える一方、栄養分の窒素が不足し、たんぱく質の含有率が低下して整粒率が落ちるという。>>詳しく見る

 また、意外とも思われるが、地震にも関係しているという。
AFP BB News
二酸化炭素貯留に地震を引き起こすリスク、米研究 2012年06月22日

「二酸化炭素(CO2)排出削減のひとつの方法として挙げられている、大気中のCO2を回収して地中に隔離する「二酸化炭素回収・貯留(CCS)」には地震を引き起こす危険性があると、米国の研究者らが警告している。・・・

火力発電やその他の工業排出源による汚染管理法としてCCSは「実現性が高い」としている。・・・
 論文では、すでに米国において排水の地下貯留と小中規模の地震発生が関連づけられていると指摘。古くは1960年のコロラド(Colorado)州の例、さらにはアーカンソー(Arkansas)州やオハイオ(Ohio)州で昨年発生した地震を例に挙げつつ、「100年から1000年の単位でCO2を隔離することが考えられている地層で同規模の地震が起これば、問題は極めて深刻である」と警鐘を鳴らす。・・・」>>詳しく見る

関連投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27〜'12-03-21)

 ドライアイスがなければ生活に支障を起こすなんて、地球温暖化が問題視されていなかった半世紀前には全く想像しなかったが、CO2から造られるドライアイスが現状不足しているという全く皮肉な現象です。韓国から輸入しているともいう。

 msn産経ニュース 2013.6.9 10:30
ドライアイス“蒸発”!? 相次ぐ化学工場閉鎖…今夏、原料の炭酸ガス不足懸念http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130609/biz13060910300001-n1.htm

冷たいアイスクリームの販売や食品の保冷需要が増える夏場に、ドライアイス不足が起こる懸念が浮上している。

 国内で化学工場や製油所の閉鎖が相次ぐのに伴い、ドライアイスの原料に使われる炭酸ガスの供給力が低下するためだ。

 ドライアイスは、専用の冷蔵・冷凍庫よりもコストが安いため、スーパーや洋菓子店のほか、宅配便の冷蔵便サービス用にも広く使われており、運送業界にも影響が及ぶ可能性がある。

 炭酸ガスは、石油精製やアンモニア合成の製造工程で出る副生成物で、これをエア・ウォーターや大陽日酸などの工業用ガス会社が純度を高めて出荷している。

 主な用途はレーザー溶接などの産業用で、日本産業・医療ガス協会によると昨年度の炭酸ガスの出荷量は約67万トン。これ以外にドライアイス向けの供給が20万~30万トン規模あり、国内の年間需要は約100万トンに上る。

これに対し石油・化学業界では、旭化成が昨年3月に水島製造所(岡山県倉敷市)でアンモニアなどの生産を停止。7月にはコスモ石油が坂出製油所(香川県坂出市)を閉鎖する。

 エア・ウォーターが3月に山口県山陽小野田市に新工場を開設するなど、ガス会社は生産能力の底上げに動いているが、石化設備の供給減の影響は大きく、今夏の需要に対して、数%程度供給が不足するとみられている。

 来年3月末にはさらに、宇部興産が堺工場(堺市)でアンモニアの生産設備の停止を予定。内需低迷による石化業界の相次ぐ国内生産の縮小で、炭酸ガス不足は常態化する懸念もある。

 東日本大震災で、コスモ石油千葉製油所の火災事故が発生した2年前は、炭酸ガス不足の影響で韓国からドライアイスが輸入されており、今回も輸入の動きが広がりそうだ。」という。

⇒レーザー溶接などの産業用、スーパーや洋菓子店のほか、宅配便の冷蔵便サービス用の今夏の需要に対して、数%程度供給が不足するという。
 

 


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