水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

もし富士山が噴火したら? 大量の火山灰で家屋倒壊、火山ガスによる呼吸器疾患にも注意という。

2013-06-27 | 火山活動の活性化

'13-06-27投稿

 もし富士山が噴火したら? 大量の火山灰で家屋倒壊、火山ガスによる呼吸器疾患にも注意という記載を調べました。

 その前に、既報までの個人的な雑感を見直してみると、

 火山噴火は地震同様、富士山のみでなく全国数十箇所に存在する活火山にも注目する必要があると思っています。

 既報富士山噴火の可能性は確実に100年以内に起こるのだろうか!? 箱根山の地震も活性化中という。(2013-06-05)の記載にて、富士山の噴火の話題を紹介しましたが、個人的には、一昔以上前、三原山噴火の連動で富士山が噴火するのでは?と一時騒然となったが、結果として幸い?にも発生しませんでしたが・・・。
 既報今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:'11-03-13~'13-03-25)と今後への期待(2013-03-27)と同様、火山噴火に関しても、的確な予知が科学的に的中できない現状であり、大中小は別にして「またか」「こんな所で」が偽わらざる心境です。
 予兆現象に係るメカニズムを解明して、予知・予側を期待しています。

また、十勝岳で発光現象 火山ガスに注意という。組成はどのようなものであるのだろうか?(2013-06-11) で記載したように、
 わが国の火山帯の活動といえば、
古くは、箱根連山、富士山。新しくは桜島、昭和新山、浅間山、三宅島、ごく最近の霧島新燃岳などが挙げられます。
 通常、箱根の大涌谷ように数多くの場所において各種の成分を含むエアロゾル、ガスが大気中に噴気していますのでその組成の変化を正確に把握することが必要か?

 出典:独立行政法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室 




goo辞書【火山ガス】
火山の噴火口などから噴出するガス。マグマ中の揮発成分で、水蒸気を主とし、二酸化硫黄二酸化炭素硫化水素なども含む。

とりわけ、首都圏は関東ローム層が物語っているように、火山帯に囲まれ、偏西風などの影響を受け易く、過密な家屋、人口、交通の密集地帯につき、甚大な被害を蒙る可能性があり注意が必要か?

goo辞書
「関東ローム」とは、
関東地方の台地や丘陵を覆う赤褐色の風化した火山灰層。更新世に、箱根富士男体赤城浅間などの火山から噴出したものに由来する。

まえがきが長くなりましたが、

もし富士山が噴火したら? 火山灰で家屋倒壊もdot.
2013年6月27日(木)07:00
http://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2013062600028.html
「富士山の噴火が、国が具体的な対策の策定に向けて動きだすなど、現実的なものとして徐々に認識され始めた。ひとたび噴火すれば、噴石や火山灰の被害は静岡県、山梨県にとどまらず、首都圏全体に広がりかねない。

広範囲に影響を及ぼしかねないのが火山灰だ。1707年の宝永噴火では、16日間にわたって降り続け、17億立方メートルという膨大な灰が大地を覆った。東京ドーム1370杯分に相当する量だ。噴火対策は富士山のすそ野だけではなく、首都圏全体の問題なのだ。

火山灰は2ミリ以下の細かい粒子だが、30センチも積もれば重みで木造家屋は倒壊してしまう。

われわれの体にも襲いかかる。災害医療に詳しい国立保健医療科学院・健康危機管理研究部の石峯康浩氏はこう話す。

「気管支ぜんそくなど呼吸器に持病がある方は、特に注意が必要です。火山灰には亜硫酸ガスや硫化水素、フッ化水素などの有害物質が付着しています。火山灰を吸い込むと、ぜんそくの発作が起きる危険性があります」

呼吸器を守るには、やはりマスクは欠かせない。宝永噴火と同じ規模の噴火が起きると、約1250万人が呼吸器系の健康被害を受けるという予測もある。薬局などで売られている一般的なマスクより、建物の解体作業などで使われる高機能マスク(防じんマスク)のほうが効果的だ。通信販売などで入手できる。

ただし、高機能マスクとはいえ、きちんと装着しないと効果がない。普通のマスクとは装着方法が異なるので、あらかじめ説明書を読んで練習しておきたい。特に、鼻の部分をしっかり覆わないと、火山灰は簡単に入ってきてしまう。携帯に便利な小さいタイプもあるので、普段から持ち歩いておいたほうがいい。家の中に火山灰を入れない工夫も必要だ。

「家の中に火山灰が入らないように、通気口などを粘着テープでしっかり目張りしてください」(石峯氏)

粘着テープで防ぎきれない場合は、専用のフィルターがある。ホームセンターなどで売られている。こうしたグッズを活用するのもひとつの方法だ。

週刊朝日 2013年7月5日号

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  • 放射能 見えない恐怖と「本当の話」
    「・・・小出裕章氏インタビュー

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     原発の事故災害評価をしてきた京都大学原子炉実験所の故・瀬尾健氏の研究をもとに、私が福島第一原発で110万キロワットレベルの原子炉が爆発した場合をシミュレーションしたところ、原発から10キロ圏内の急性死亡率は99%を超えることがわかりました。南西方向に風速4メートルの風が吹いていた場合、ある程度の時間がたって発症する放射能の「晩発性影響」によるがん死者は、東京でも200万人を超えるという結論が出ました。・・・」
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