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寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3818話) 10年ぶりにメーク

2025年03月27日 | 出来事
 “2月、73歳の誕生日目前に、夫から通販マガジンを渡された。付録のついたページを見ると「プロに教わるメークで新しい自分に大変身」という見出しが目に飛び込んだ。私は、10年ほどメークは眉描きだけで、コロナ禍はマスク姿で過ごしてきた。今更メークなんて、と鏡の中の自分を見ると、あなたは誰?と尋ねたくなる冴えない顔。この雑誌は、誕生日を機に私に「美しくなってほしい」という夫からのメッセージなのか。
 早速、近くの薬局の美容コーナーヘ、簡単なメークを教わりに出かけた。美容部員さんは、私の顔に次々とメータを重ね、私を大変身させた。最後に「可愛いですよ!」という魔法の言葉をかけてくれて完成した。
 ワクワクドキドキしながら帰宅すると、夫は私の顔をスマホで撮り「良くなった」と一言。そういえば先日、物忘れ検診に行った時、医師が認知症予防には「毎日ワクワクドキドキすることをしてください」と言っていたっけ。この歳でなかなかワクワクドキドキすることなんてないと決めつけていたが、メークをするとワクワクドキドキする。誰かに会いたくなる。どこかへ出かけたくなる。そして物忘れ予防にもなる。10年ぶりのメーク効果はまだまだありそう。”(2月24日付け中日新聞)


 名古屋市の主婦・平松さん(73)の投稿文です。女性のメークの話です。男のボクから見ていると、女性というのは全く大変だな、といつも思っている。その一つがメークである。するのに結構時間も要する。そしてした後の気遣いも大変であろう。ボクなど若いときから大変な汗かきで、頭から水をかぶなるなどしょっちゅうです。女性にこれができるできるだろうか。
 しかしながらこうした文を読むと、また違った思いに駆られる。大変身である。この変身を楽しめられれば、これはまた大きな喜びである。メークして、ワクワクドキドキして出かける。積極的になる。誰かに会いたくなる。
 最近よく聞く言葉に、老いたらより身の作りに気をつけなさい、と言うことである。老いたらもう何でもいいのではない。老いたら自然に醸し出される魅力は減るので、、自分で作り出しなさい、と言うことであろう。着るものをおしゃれな魅力のあるものにする。顔もメークをして、シミやしわを目立たないようにする。そして気分をワクワクドキドキ若返り、積極的の行動しなさい、と言うことである。平松さんは実践された。



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