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寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3817話) 奇遇

2025年03月24日 | 出来事
 “入試後の人であふれる路線バス車内での出来事です。基幹駅へのバスは1時間に1本しかなく、受験を終えた中学生であふれかえり、立っているだけでも精いっぱいの状況だったそうです。その中に同じく試験を終えた長女も乗っていました。初めて経験する満席のバスに、つかまるところすらなく、体勢を保つのに必死でした。
 そんな中、途中から両手に荷物を提げたご年配のご婦人が乗ってこられました。長女は「お荷物持ちます、ここのポールをつかんでください」と声をかけたそうです。するとそのご婦人は、娘が受験後と察し、ご自身がその学校の1期生であること、卒業後はその学校で勤務していたことなど、駅までの短い時間で優しくお話ししてくれたそうです。
 普段おとなしく心配になるほど引っ込み思案の長女が、ご婦人を案じ、自ら話しかけたことに驚きでした。奇遇にも、そのご婦人が志望校のOG、しかも1期生ということにも二重の驚きでした。
 あの時、優しく娘にお話ししてくださったご婦人の方へ。おかげさまで娘は、あなたの後輩になることになりました。あなたのような素敵な女性をお手本に、新たな春を迎えます。”(2月21日付け中日新聞)


 愛知県蒲郡市の会社員・大岩さん(女・49)の投稿文です。たまたま声をかけた人といろいろなことが重なる、こういう奇遇というか、偶然は時折あるものです。何か運命的なものを感じ、嬉しいことになることが多いのではないでしょうか。それが良い方に発展すれば、ますますラッキーです。ボクの最近起きた奇遇について、http://terasan.dousetsu.com/frafuroku.htmの随想「縁あればこそ」を読んで頂きたい。これもそんな類いであろう。
 一宮友歩会に限って言えば、ボクがあいちシルバーカレッジの卒業生ということを知らずに参加されている先輩、後輩が何人もおられる。先日お世話になったガイドボランティアの人は、ボクと誕生日が3日違いであった。アラマアである。住んでいる近隣の人と何か縁になることはないか、と探せばかなりの人と出てくる。そう言うものが見つかると一気に親しくなる。こんなことを見つけるのも人生のいい過ごし方と言えるのではないだろうか。



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