“青色のアロハシャツを着ていつもの薬局に行った。中年の男性薬剤師に「奇麗なシャツですね」と言われたのがうれしく、照れ隠しから「派手な服装で年寄りくささをカバーしているんだよ」と返した。
もとは黒や茶、グレーといった地味な色の服を好んだ私だが、70代を機に少しでも老けて見えない服装を考えるようになった。そこで思い付いたのが、所属していたハワイアンバンドの衣装で袖を通したアロハシャツ。ステージではないため青や赤といった派手な配色に気恥ずかしさを覚えたものの、勇気を出して着ている。自分が少しでも若く映り、周囲にいる人の心を明るくできたらいいな。”(7月27日付中日新聞)
愛知県岩倉市の松波さん(男・85)の投稿文です。老人は明るい衣服を着なさい、最近よく言われることである。昔は逆であった。歳を取るとだんだん地味な服にしていった。それがふさわしいと思われた。派手な服を着ようものなら年甲斐もなく、と非難を受けた。考えるとおかしなものである。どこにこんな理屈があったのであろうか。地味な服を着れば自然気持ちも地味に、後ろ向きになる。明るい衣服はやはり気持ちを高揚させる。
ボクには娘がハワイに行った時に買ってきてくれたアロハシャツがある。やはり華やかである。長いことタンスにしまわれていた。それを数年前から着だした。先日、古いシャツを捨て、できるだけ華やかなシャツを買ってきた。今はそれを愛用している。本人はやはり明るい気分になる。周りの人はどうだろうか、負けまいと思ってくれるとありがたい。
もとは黒や茶、グレーといった地味な色の服を好んだ私だが、70代を機に少しでも老けて見えない服装を考えるようになった。そこで思い付いたのが、所属していたハワイアンバンドの衣装で袖を通したアロハシャツ。ステージではないため青や赤といった派手な配色に気恥ずかしさを覚えたものの、勇気を出して着ている。自分が少しでも若く映り、周囲にいる人の心を明るくできたらいいな。”(7月27日付中日新聞)
愛知県岩倉市の松波さん(男・85)の投稿文です。老人は明るい衣服を着なさい、最近よく言われることである。昔は逆であった。歳を取るとだんだん地味な服にしていった。それがふさわしいと思われた。派手な服を着ようものなら年甲斐もなく、と非難を受けた。考えるとおかしなものである。どこにこんな理屈があったのであろうか。地味な服を着れば自然気持ちも地味に、後ろ向きになる。明るい衣服はやはり気持ちを高揚させる。
ボクには娘がハワイに行った時に買ってきてくれたアロハシャツがある。やはり華やかである。長いことタンスにしまわれていた。それを数年前から着だした。先日、古いシャツを捨て、できるだけ華やかなシャツを買ってきた。今はそれを愛用している。本人はやはり明るい気分になる。周りの人はどうだろうか、負けまいと思ってくれるとありがたい。