FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

昨夜の雇用統計、先ず先ずの内容ではなかったのか。 ただ市場ではドルの失望売りとなる。

2014-04-05 19:36:19 | 日記
  今週も週末にかけてお客様の相手でブログ投稿出来ない日が2日間続きました。 上海での全ての業務を終え、いよいよ明日からは日本での営業活動となります。 僅か2週間の日本滞在ですが、久しぶりに日本の空気をすえるかと思うと気分も高まってきます。

<昨夜の雇用統計から>
  4日終盤のニューヨーク外為市場では、3月の米雇用統計を受けて、ドルが主要通貨に対して下落しました。 米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比19万2000人増と、前月の19万7000人増(上方改定)に続き、底堅い雇用創出ペースを維持したようです。 失業率は6.7%で変化はありませんでした。

  異例の寒波による影響から米経済の復調が鮮明となり、米連邦準備理事会(FRB)の緩和縮小継続を後押しする格好となりました。 ただ、非農業部門雇用者数20万人増、失業率6.6%を見込んでいた市場予想には届かなかったようです。 3月は強い内容を見込んでいた一部市場参加者の失望を誘ったようで、ドルが主要通過に対して値を消す結果となりました。 1月~2月にかけての大きく期待を裏切る内容でもなく、丁度ころ合いの良い内容ではなかったのではないでしょうか。 これでFRBの緩和縮小ペースに変更はなく、米景気が順調に回復していることを示す内容と言えるでしょう。

  このところリスクオンに傾斜し、じわりじわりと下値を切り上げて行っていたので、ここは少し小休止し足踏みと言ったところでしょうか。 来週前半は若干調整局面をむかえ、その後また上値取りに向かうのではないでしょうか。

  市場は来週9日に発表される3月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目が集まりそうです。 雇用統計の内容が先ず先ずだったことにより、今後のテーマは金利引き上げ議論(具体的な時期)が活発化されてくることが予想されます。

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