吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

とんちんかん

2012-06-23 15:07:17 | インポート
実は、昨日お蕎麦屋さんへ行ったときに
日々、お蕎麦の勉強に余念のないクリリン店長さんのために
私たちは、そのお店の「お土産蕎麦(つゆ付)」を1食分購入し
その足で(実際には車ですけど)、そのままクリリン店長のお店へ行き
「お勉強道具です」と言って、お土産蕎麦を持って行きました。
その紙袋の中には、ご親切なことに
『お蕎麦の茹で方』の説明書まで入っています。

蕎麦屋に行って、お蕎麦を食べないどころか
他所の店のお蕎麦(茹で方説明書付)を手土産に渡すという
常識ある社会人にあるまじき、失礼極まりない非常識な行為。
ざくっと言うなら、「とんちんかん」です。

の、筈ですが。

昨日の吐露のコメント欄をご覧下さい。

クリリン店長さんが、コメントを寄せてくれています。
他所のお店のお蕎麦を押し付けられたにも関わらず
きちんとコメントを入れてくれる、この真面目さと律儀さ。
すごいでしょ。
嬉しさのあまり、思わず、朝っぱらから I 先生にメールしちゃいましたよ。

私は、相当わがままで勝手な客なので
お蕎麦屋さんに行って、お蕎麦を食べずにおむすびを食べたいと言ったり
柚子こしょうを出せと言ったり、あれこれと質問攻めにしたり
あくゆーずを連れて行って、お店で数時間騒いだり
その翌日には、健康ドリンクをどんと置いて立ち去ったり
吐露では、元厚生施設にいたのではないかと、勝手な妄想を暴走させたり
改めて書き連ねると、本当にひどい客なのですが
クリリン店長さんの「どこからでもかかって来なさい」みたいな落ち着きは
敵ながら(敵?)本当に、「あっぱれ」です。

いや、しかし、こうして読み返すと、本当にひどい客ですね。
旦那さまが、クリリン店長さんに会う度に
「いつもすみません」って、こっそり謝っている意味が、いま分かったわ。
(誰ですか?「いま分かったんかい!?」って、ツッコんでいるのは)


昨夜、『八日目の蝉』という映画をテレビで放送していたので観ていたら
後半を過ぎた頃、さっちゃんがお部屋から出てきて、私に甘えてきたので
私は、さっちゃんをお膝に抱っこして、そのままテレビを観ていました(重かった)
普段なら、私の反応が薄いと、直ぐに飽きてお部屋に戻ってしまうのですが
珍しく、さっちゃんは、そのままずっと私と一緒にテレビを観ていました。
ラストシーンの切なさに耐え切れず、私が鼻水をずーずー啜り出すと
さっちゃんが、心配そうに私の顔を覗き込み
その小さな手で、私の両頬をそっとやさしく挟むと
「いじょぶかい?」「まま、なかないで」
そう言いながら、慰めてくれました。

お陰で、切ないんだか嬉しいんだか、お母さん分かんなくなっちゃったよ。