吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

勘違いだったら良かったのにね

2012-06-01 21:56:57 | インポート
昨日、痛気持ち良いボディトリートメントを済ませ
ぷりっぷりのカキそばでお腹を満たし
かなり上機嫌で帰宅した私に
旦那さまから、渋い報告がありました。

「さとみの財布から、“また”千円が無くなっている」

そうです。
“また”、なのです。
今回で、2度目。

1度目に気付いたのは、先週の木曜日のことでした。
さっちゃんは、毎週月曜日と金曜日の昼休みに
施設の職員さんと、施設の近くのコンビニへお買い物に行くのを
とっても楽しみにしています。
買うのは、大抵ヨーグルト。
その日に、一緒にお買い物に行きたい職員さんを指名して
お買い物カゴを持って、先ず店内を一周し
デザートのところで立ち止まって、ヨーグルトを選ぶのです。
一緒にお買い物に行く職員さんは、そのときによって違うようで
そういえば、以前、施設へさっちゃんをお迎えに行ったときに
たまたま現れた施設長さんが、妙に嬉しそうな表情で
「僕もお買い物に誘われたんですよ!」
と、言っていたことがあります。

ですから、旦那さまと私は、なるべく毎日
特に、お買い物をする前の晩、日曜日と、木曜日の夜には
お財布のお金を確認することにしています。
お買い物をした後のお釣りを取り出して、千円札を入れておくので
基本的に、お財布には、毎日千円札が入っているしくみになります。

先週の木曜日、私がさっちゃんのお財布を確認すると
お財布の中には、なにも入っていませんでした。
入れ忘れたかな?
でも、確か、前の日には入っていたような気がする…。
千円札が入っていたのは覚えているのですが
それが、昨日のことか、その前の日のことかは曖昧です。
そこで、旦那さまに確認をしたところ
確かに、千円札を入れた記憶があると言うのです。
もし、私たちが2人とも勘違いをして、千円札を入れていなかったとしたら
月曜日にお買い物をしたときのお釣りが、そのまま残っているはずですが
その、お釣りも残っていません。

私たちは、とても嫌なことを想像しなければなりませんでした。

でも、勘違いの勘違いという可能性も、ゼロではありません。
例えば、お釣りだけ取り出して、うっかり千円札を入れ忘れた。
そんなことは絶対に無いとは言い切れません。
むしろ、その方がまだマシです。

そこで、私たちは、このことは施設へ言わないでおこうと話し
でも、今度からは、今まで以上に注意して
「必ず」、お財布チェックをしようということになりました。

そして昨日。
水曜日の夜にあったはずの千円札が、消えたのです。

これは、黙っているわけにはいきません。

時間は、既に22:45を過ぎていましたが
翌日の金曜日は、お買い物の日です。
コンビニのレジで、お金が無いということになっては困るので
私は、施設職員のAさんにメールを送り、事情を話しました。
すると、暫くしてAさんから返信が届きました。
お財布は、事務所で職員さんが預かることになっているのですが
自分は、調理担当で、どのように管理しているのかは分からないので
明日、担当の職員に確認してみますとのこと。
そして、施設長への連絡はどうしますか?と、尋ねられました。
誤解の無いように、念のため説明しておきますが
Aさんの、この質問の意図は
施設長さんに話をするか、内緒にするかという意味ではなく
Aさんから話すか、私から話すかという意味です。

施設の職員さんの中には、こういった事件に過剰に反応し
「私は悪くない」を証明するのに必死になったり
無意味な犯人探しに燃える方がいる場合があるので
私が動くより、先ず、Aさんから施設長さんに話してもらい
施設長さんの都合の良いときに(周りに人がいないとき)
私にご連絡を下さいとお願いをしておきました。

折角のリラクゼーションも、カキそばの後味も吹っ飛んでしまった。
まあ、「どうしようもない悩み、苦しみ」というものではなく
「片付け無ければならない問題」、そんな感覚かな。

さて、施設長さんと話す話の内容をどのように進めていくか
とっちらかった頭の中を整理しなければなりません。
夜寝る前に考え、朝起きて考え、旦那さまのお弁当を詰めながら考え
旦那さまと、さっちゃんを送り出してから考え、シャワーを浴びて考え…
そして、8:19、施設長さんから電話がきました。
取り敢えず、まだ他の職員さんの耳には入れない方がいいと思ったので
会う時間と場所を決めて、電話を切りました。

私が、もう一度頭の中を整理していると
さっちゃんと同じ施設の、私のメル友ちゃんから、メールが届きました。

『おはよう、ゆーこ
 ダンスもいいけどあまりむりしないでね』

     …ヨメ?

思わず吹き出してしまいました。
そして、吹き出した後も、暫く笑ってしまいました。
そう、まるで私のヨメ。
お陰で、いい感じに気持ちも頭もほぐれました。
ありがとね。


施設長さんとのお話は、いたって簡潔。

さっちゃんのお財布の管理が、どうなっていたのかというと
なんと、事務所の職員さんの机の上に放置されていて
それはちょっとないですよねということで
今後は、事務所の金庫で預かってもらうことになりました。
ただ、私にはちょっと気になっていることがあって
今回のことが、ただの金品目当てなら
他の人も被害に遭っている人はいないのだろうか。
      (↑あまり使いたくない言葉だけど)
被害に遭っているのが、さっちゃんだけだとしたら
もしかしたら、金品が目的なのではなく
さっちゃんを困らせるのが目的という可能性も有るということ。
だとしたら、他にも注意しなければならない点があるということ。

あと、はっきり伝えておきたかった、大事なこと。
私は、「誰が」やったのか知りたいわけではないこと。
その「誰か」を、責めたいわけでもないこと。
だから、「誰か」が誰なのか分かっても、私に教えないで欲しいと伝えました。
その「誰か」を、今後もそういう目で見てしまうのは、私自身がキツい。

「あとは、私がどうこうすることではありませんので
 施設長さんにお任せします」

                       以上。

疑おうと思えば、キリがない。
施設長さんが、私の話をきちんと聞いてくれても
実は、それは表面上だけで
施設に帰ったら、ただのうるさい保護者で終わる可能性だってある。

でもね、「それでも」なのさ。