吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

裏話

2012-06-18 14:47:57 | インポート
実は、土曜日の夜、私はとても怒っていました。

いま、I 先生が、「びくっ!」としたような気がしますが
I 先生に対して怒っていたのではありません。

怒っていたのは、ある男性に対してです。
先週、Rちゃんが悔し泣きする原因を作ったその男性は
なんと、今回もRちゃんをフロアの隅に連れて行って
勝手に特別講習を行っていたのです。
講習と言っても、その男性はただの「ミロンガの参加者」でしかなく
生徒に指導できる立場にあるのは、先生ご夫婦のみです。
その、先生ご夫婦がいる場所で、勝手に特別講習とは。
先生たちは、その様子に気付いてはいるものの
そういった場面で、さらりと逃れることも出来るようになって欲しいと
(よほど目に余る行為が認められない限りは)、敢えて、口を出しません。

問題の男性は、確かにへたくそではない。
しかし、上手というほどでもない。
どちらかというと、クセが強く、あやをつけたがるタイプなので
踊りにくいっちゃー踊りにくい。
ぶっちゃけて言えば、私の苦手なタイプです。
多分、その男性は、スィーツ系のRちゃんのことが気にいっているらしい。
反論もせず、素直に自分の話しにうなずくRちゃんを
10分近くも拘束して、好き勝手喋っていました。
Rちゃんは、見た目はスィーツ系だけれど、中身は間逆です。
ここで反論をして、場の雰囲気を壊してしまうと思って、耐えているに違いない。

やっと身柄を解放されて、こちらへ歩いてきたRちゃんは
真っ直ぐ私の方へ歩いてくると、私にしがみついてきました。
悔し泣…はさせないもんね~♪
私はそのままRちゃんの手を引いてフロアのど真ん中へ行って
男性役になって、Rちゃんと踊り始めました。
男性役を、少しでも練習しておいて良かった。
こんな場面で役に立つとは予想外だったけど。

Rちゃんは、アルゼンチンタンゴを習い始めて、まだ数ヶ月なので
こむずかしいことは出来ません。
そういう相手に無理をさせないのは「マナー」なのです。
私の拙いリードを、一生懸命読み取ろうとしている姿が健気です。

っていうのが分からんのは、お前がアホだからじゃ!

さて、私の拙いリードで踊れるRちゃんが
あなたのリードで踊れないのは、どういうワケだろうね?

ちら。

踊りながら、私が男性を見ると、むっとした表情でこちらを見ています。
知ったことか、べろべろば~!

その後、その男性に「好戦的に」相手を誘われたので、受けて立ちましたが
やはり、苦手な(嫌いな)相手とは、うまく踊れず。
「ごめんなさいね、全然うまく踊れないわ」
けけけ!笑顔で言ってやったぜ。

さて、ミロンガの終わり掛け、別の男性が溜息混じりにこう言いました。
「なんか、俺全然うまくならないんだよな~」
「そんなことないんじゃない?
 こっちは踊りにくいってあんまり思わないけど」
「そっかな~」
「そうだよ」
「でも、俺まだ全然ダメダメなんだよな~」
「しつこいよ!」
私が笑顔でバッサリ斬ったら、傍にいた女性がビールを吹き出しかけました。
あ、悪い悪い。

たいした技術もないくせに「俺様」野郎だったり
慰められたがりの「お坊ちゃま」だったり
面倒臭いったら、ありゃしない。

そんなこともあり、けっこー腹が立ったり腹が減ったりしていたのだけれど
ミロンガそのものは楽しかったから、よし。


知的障がいを持った人は、自分で車を運転することが困難なことが多く
また、タクシーを利用する際も、個人では難しい場合が多いので
その、「日常」を共有するため、私は自分で車を運転しないようにしています。
自分で経験もしないで、大変さを理解できるはずがないし
理解出来てもいないのに、「大変だ」なんて、言いたくないのです。

昨日は父の日だったので、雨の中を、父にプレゼントを渡しに行きました。
リュックを背負って、右手にプレゼントを下げ、左手にはカサ。
地下鉄を降りて、階段を上って外へ出て右へ。
すると、私の前を、3人の親子連れが歩いていました。
真ん中は、両手に荷物を下げて歩いているお母さん。
お母さんが濡れないように、両脇からそれぞれカサを差しかける女の子たち。
3人とも、雨で濡れています。
でも、なんだかとても幸せそうで、楽しそう。

もし、私が車に乗っていたら、乗せてあげるんだけど。
でも、車に乗っていたら、こんな素敵な場面を見逃していたのかもしれません。

帰りに、クリリン店長さんのお店に寄ろうと思ったら
タイミングが悪く、休憩時間だったようで、閉まっていました。
残念、お蕎麦を食べ損ねた。

そうそう、クリリン店長さんは、日曜日もお店を開けることにしたそうです。
「お蕎麦は難しく、奥が深いから、勉強のため」なんですって。

おい、ミロンガの男性!
この謙虚さを見習いたまえ!

では皆さん、お勉強の邪魔をしない程度に、お蕎麦を食べに行きましょう。

さて。
一部の方に、ご心配をお掛けしてしまった様ですが
クリリン店長さんに吐露がバレてしまったからといって
特に、なにも変わりゃしません。
私は、私です。
気に入らない人には平気で悪態つきますし、何かあれば普通に落ち込みます。

そもそも、吐露を始めたそもそもの理由は
私と同じような悩みをもつお母さんたちとの情報の共有と
さっちゃんを育てている、私自身の成長記録です。
(そのわりに、食べ物のネタが多いのは何故)
そして、今では、さっちゃんがお世話になってきた学校の先生方や
今も、そしてこれからもお世話になるであろう、ヘルパーさんたちとの
連絡ノートの代わりでもあります。
もし、私に何かあったとしても(食べ過ぎて寝込むとか)
私がどんな思いで、どんな姿勢で、さっちゃんと生きてきたか分かるでしょ?
だから、見る人が増えたからと言って、なにも変わらないのですよ。
っていうか、変わっちゃったら意味がない。
それ以前に、クリリン店長さんが、それほどマメに読むとも思えないし。

ってことで、ここを知っている、I 先生、Sちゃん、Eさん、Dちゃん、I ちゃん
ここを知らないKちゃん、マイスィートRちゃん、アルゼンチンタンゴの先生方
その他もろもろの方々、よろしく。

そうそう、昨日の吐露にコメントを入れて下さっている I 先生も、ホンモノです。