天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

「成道会」

2008-12-07 20:33:52 | 仏教
明日12月8日(月)は築地本願寺本堂にて成道会が開催されます。
成道会とはお釈迦様がお悟りを開かれたことを記念して行われる布教大会です。

この度は、お釈迦様の生涯にそってご法話があります。
(誕生、出家、成道、、初転法輪、王舎城、涅槃、経典の成立)

今回は新企画「コーラスのつどい」があります。

ご縁をいただき、天真寺門信徒の竹内恵里さんが伴奏をさせていただくこととなりました。

200人のコーラス隊による「仏教讃歌」、聞き応えがありそうです。



(↑リハーサルの様子)

時間は、12:45~13:20です。楽しみです。

さらに、夕方19:00より「社会人として知っておきたい仏事のマナー」講座があります。

内容は、
18:30 開場
19:00 開会・東京教区青年僧侶協議会有志による勤行
19:30 公開講座(前編)仏教青年連盟 指導講師 岩佐准光 師 
20:00 公開講座(後編)「さよならから始める仏教入門」本願寺派布教使 大江宏玄 師
20:30 閉会・東京教区仏教青年連盟委員長挨拶
21:00 閉場

となっております。
私は勤行で出仕して「初夜礼讃」をお勤めします。

夜遅い企画ですが、こちらもお時間が有りましたらご参加下さい。

(龍)

お正月の迎え方

2008-12-07 09:34:14 | 日々
今年度最後となる12月号の寺報をアップしました

http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori20-12.pdf

「門信徒会たより」より

お正月の迎え方

早いもので今年も残すところ、あと一ヶ月。
近づくお正月を、浄土真宗の門徒である私たちは、どのように迎えたらいいのでしょうか。

新しい年を迎えて、家族や親族が集まり、今年もいい年になるといいなと楽しい時間を過ごされることしょう。めでたいめでたいと、この時とばかりお酒飲み過ぎ、お餅やおせち食べすぎて太ってしまったということありませんか。

「トンチの一休さん」の名で親しまれているお坊さん、室町時代の一休禅(ぜん)師(じ)が年の初めにあたり詠まれたが歌あります。

 門松は 冥土の旅の 一里づか めでたくもあり めでたくもなし

 下の句は本来「馬かごなく とまり屋もなし」詠まれたものですが、現在では「めでたくもあり でたくもなし」と知られいます。いずれにしても新年の祝いで浮かれてい私たちのすがたを見て詠れたものです。

 「おめでたがって迎えお正月の門松も、「死」へ向かう道のりの一里づかだぞ。よろこんでばかりいていいものか」。ちょっと皮肉っぽいところが一休さんらしい独特の表現ですが、すべてが移り変わる無常な日々を生きている私に、「いつまでも続くいのちではないんだよ、今を大切にしっかり生きなさい」と、大事なことを教えてくれています。

 実は現在私たちが行っているお正月の習慣は、五穀の神である「年(とし)神(がみ)さま」をお迎えするために続けらてきたものです。例えば門松は年神さま我家に降りてこられる目印として門前に立てられ、鏡餅は年神さまへのお供えものでありました。ひとつひとつの行事には、農耕民族である日本人が、実り多い一年となりますようにとの願いから続けてきたもなのです。

 古来よりの伝統も大切ですが、お正月は仏教徒とての自覚を新たに迎えていただきたいものです。年内のうちに、お仏壇のススやほこりをきれいに払い、おみがきを済ませます。そて元旦には、お荘厳(おかざり)をととのえたお仏壇で、すがすがしい気持ちで家族揃って手を合わせます。そして初参りはお寺へと出かけ、今年一年も仏さまのいのちなかに生かせていただく日々に感謝を込めてお参りさせていただきましょう。

(龍)

空豆を種を植えました。

2008-12-05 13:39:01 | 天真寺ふれあい農園
本格的な寒さとなりました。

こんな寒さでも野菜は元気です。
白菜とブロッコリーはこんなに大きくなりました。


(白菜)


(ブロッコリー)



この度Oさん・Kさんが新しく空豆の種を植えてくれました。
収穫は来年の6月頃でしょうか、成長が楽しみです。


また、ふれあい農園では新しく始めたていることがあります。
それは「花壇」を作っていることです。





TさんとHさんがお花畑作りのお手伝いをして下さいました。

寒い時期に球根を植えておいて、春先にお花が咲きます。
春先にはチューリップと水仙が咲く予定ですので、今から楽しみです。


(龍)

大乗「おやさまの願い」

2008-12-03 10:22:29 | 天真寺
日曜日の朝7時よりの日曜礼拝があります。

朝早くからですが、皆さん一緒にお参りをします。
今週は龍哉が当番、正信偈善導讃をつとめ、御文章は当流勧化章を拝読しました。

そしてご法話。

今回は本願寺出版の「大乗」の随筆を紹介しました。




筆者は、専徳寺副園長の三木充信さん。
私の伝道院時代にとてもお世話になった方、ともに寝ずに法話原稿に向かい合っていたことを思い出します。といっても、私は先に寝ちゃいましたが


ある女子高生が言いました。「なぜウチの親だけが厳しいの?急な外泊はダメ、携帯はダメ、ジャージでウロチョロしてはダメ」。

彼女は家出を繰り返し、一時保護所や施設への入所した経験もあります。それでも彼女の親は彼女のためと信じ、健やかな成長を願って決して言うことを変えません。ともすると、わが子に家出をされたり、施設に入られるのが怖くて、ついつい何でも許してしまう親も多く見受けられる中で・・・・・・。

浄土真宗では、我が子を思うあたたかな気持ちを親にたとえ、阿弥陀如来さまのことを「おやさま」と親しみをこめて言います。「おやさま」の願いは私を救うことです。私がうれしくて楽しい時には、一緒にニッコリと笑ってくれています。私がつらくて悲しい時には、一緒に泣いてくれています。

多くの人と出会い、さまざまな経験をしていく中で、人は「おやさま」の願いに気づかされます。今、もがき苦しんでいることも、一生懸命頑張っていることも、どうしようもなく困っていることも、みんな「おやさま」は受けとめ、認めてくださいます。そんな「おやさま」がいてくださるからこそ、互いに受けとめ合い、認め合うことができる親子になっていきたいものです。


今、もがき苦しんでいることも、一生懸命頑張っていることも、どうしようもなく困っていることも、みんな「おやさま」は受けとめ、認めてくださいます。

とてもありがたい言葉です

苦しみ悲しみから逃げ出したくなる私。
しかし、そこにこそ大切な意味があるんだと、そこから逃げ出すのではなく、そのままの私を受けとめてくださり、一緒に歩んで下さる阿弥陀さまであります。

何より、三木さんがまじめな文章を書いているのが、読むのは初めて!
ちょっとびっくり

でも、学生時代の友人ががんばっている姿をみるとうれしく、何よりの励みになります。





法話後の茶話会で、「大乗」は読みやすいとMさんが購入申し込みをしたいとおっしゃって下さいました。

最後に、本願寺出版社「大乗」のご紹介ホームページです。

http://hongwanji-shuppan.com/teiki/daijyou.html

現在、島田洋七さんの「がばいばあちゃん お寺へ行こう」弁護士の大平光代さんのエッセー「ひかりの中で」好評連載中です。

ご興味のある方はのぞいてみてください。

(龍)

報恩講での雅楽教室

2008-12-01 10:05:52 | 雅楽教室
平成20年度天真寺報恩講に雅楽教室のメンバーが出仕をしました。
今年は越殿楽に加えて、五常楽も演奏しました。

雅楽ミニコンサートの様子です。
富山のSさん、新潟のKさんと一緒にメヌエットを演奏しています。




ミニコンサートで「ふるさと」を演奏中、ハラハラドキドキ

 

そして、法要を迎えました。



最後には、みんなで記念撮影。




雅楽教室の皆様のおかげで天真寺報恩講を厳修することができました。
有り難いご縁でございます。

次回の雅楽教室は12月7日(日)15:00です。