中国ならではのアルコール飲料といえば、やはり「白酒」が直ぐに頭に浮かぶけれど、実際、その特徴や歴史をどの程度理解できているかと考えてみると、余り知識は多くない。例えば、茅台酒・五粮液と並んで高い売上高を誇る、北京の地酒「紅星二鍋頭」のことすらも…。
ということで、少し前に、オフィスの同僚の運転による郊外ドライブに出掛けたついでに、中国を代表する白酒会社について学習しようということになって、紅星ニ鍋頭酒博物館(住所:懐柔区紅星路1号、℡:5120-2902)に立ち寄ってみた…。
入場料30元を払って、早速中へ…。古くは「焼酒」と呼ばれていた白酒の北京における起源は、今から800年程前の元朝時代に遡り、ニ鍋頭が生まれたのは、趙三兄弟による前門「源昇号」酒坊で、1680年のことだそう。そして、元々、北京には、「源昇号」の他にも、「龍泉」・「永和成」・「同慶泉」等12の老舗酒醸造所があって、それが1949年に統合されて紅星ブランドとなって今に至っているというのが、その歴史…。
で、単なる固有名詞的に記憶していた「ニ鍋頭」にも意味があって、「一鍋頭」・「ニ鍋頭」・「三鍋頭」と段階を踏みながら蒸留酒が作られる中で、2番目の「ニ鍋鍋」のお酒が最も美味しいということで、今のような名前で定着したとのことだった。
「大衆向けの高過ぎない白酒を作る」という目的を持って作り始められたこともあり、今でもリーズナブルな価格帯のものが多いのは、ありがたいね~。見学の途中には、白酒ならではの独特の香りのするエリアもあったりはしたけれど、さすがにテイスティングコーナーはない!まあ~、あってもドライブ中だから飲めないし…。でも、代わりに、白酒1本を記念に受け取ることができたので、今度、飲み会の席にでも差し入れするかな~。この1本だけでも、入場料30元の価値を上回っていると思うけれど???
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