闇に響くノクターン

いっしょにノクターンを聴いてみませんか。どこまで続くかわからない暗闇のなかで…。

悲しい挨拶状

2011-01-05 23:19:17 | わが酒と薔薇の日々
今日も遅めの年賀状がたくさん届いたが、そのなかに悲しい挨拶状が1通混じっていた。二丁目の若い呑み友達MSくんの死を告げるハガキだ。
そのハガキには、
「年末年始のご挨拶を申し上げるべきところ服喪中につきご遠慮申し上げます。MSが永眠いたしました。時節柄ご自愛を心よりお祈り申し上げます」
とあり、差出人は関西に住むMSくんとは違う名字の人だ。差出人とMSくんの関係も、MSくんの死因もまったくわからない。
MSくんは大企業に勤めるエリート営業マンで、うまがあって何度かSEXをしたこともあるが恋人どうしとしてつきあうには至らなかった。彼は本質的に若い子が好きだったので、私とのSEXは、彼からすれば例外だったのだとおもう。また、生前のMSくんから家族の話をきいたことは一度もなく、MSくんと連絡を取り合うことも、ここ数年ほど年賀状以外はまったくなかったので、事情は皆目わからない。いちおう差出人の電話番号は書いてあるが、MSくんの死の経緯をきくのははばかられる。
冥福を祈るのみ。

事情はともあれ、Mくんに続きMSくんと、私の周りから若いゲイが姿を消していくのは、身を切られるようにつらい。