闇に響くノクターン

いっしょにノクターンを聴いてみませんか。どこまで続くかわからない暗闇のなかで…。

翻訳のコピーを大学に送る

2013-01-16 23:49:09 | 雑記
雪のせいで、東京の風景が少し明るくなったような気がする。

私の方は、昨日は社内で時ならぬ業務研修があった。1日びっしり仕事ぶりを監視されたら、すっかり疲れてしまった。ストレスを発散させようと、退社後、○井のGショップに立ち寄る。バーゲンセールだったこともあり、店員の新井さんと話をしながら、薄手のニットとその中に着るTシャツを購入した。気は紛れたが、財布のなかは空っぽになってしまった。これではなんのためにアルバイトをしているのかわからない。

今日は普段の業務に戻り、比較的ゆったりした一日だった。ただし、前日私と一緒に研修を受けた同期入社のもう一人のアルバイト女性は、なぜか欠勤だった。
前日散財したので、退社後はまっすぐ家に戻る。出来合いの総菜で簡単に夕食を済ませた後、スーパーで『人間の精神について』の最終部分をコピーし、古都の大学の担当者であるB先生に送った。

大雪で閉じこもり

2013-01-14 21:20:27 | 雑記
今日の東京は大雪だったが、皆さんどのように過ごされただろうか?
私は、土日出勤だったので、今日は休み。ゆっくり起きて、カルボナーラのパスタでブランチをとり、たまった洗濯物を片づけて午前中を過ごした。
午後はまったく動けないので、寓居で『人間の精神について』の参考資料を翻訳した。根をつめてやったら、翻訳はおもいのほかすすんだ。
3時過ぎにカレシモドキに電話。元日の夜以来、久しぶりに声をきいた。
その後ダイちゃんにも電話してみたが、こちらは呼び出し音のみで応答なし。
夜は家で、冷蔵庫の残りものを片づけた。
一日家にいたので、シューベルトの弦楽四重奏曲が全曲聴けた(シネ・ノミネ四重奏団)

会話教室初日

2013-01-10 23:15:06 | 雑記
今朝はアルバイトが久しぶりの早番で、起きるのがとても辛かった。それでもなんとか定刻どおりに通勤電車に乗って出勤。夕刻までだらだらと仕事をこなした。

5時過ぎに仕事を終えて退社。そのまま新宿に移動。今日は私のフランス語会話教室初日だ。とはいえ、新宿に着いても約束の時間にはまだ早いので、マクドナルドで時間をつぶすことにする。コーヒー100円、ハンバーガー100円というのは、貧乏人にはありがたい。会話の予習といっても特にすることはないので、『人間の精神について』の参考資料を、意味を読み取るためというより、フランス語の流れをつかむために読む。読んだのは、カトリック教会関係者が書いた『人間の精神について』批判だ。こうして私が、きちんと読むともなくテクストに目をとおしていると、聞こえてきたのは隣席の人たちの会話子。聞けば、彼らは熱心なキリスト教徒で、新年のミサがいかにありがたかったかを話している。こちらが反キリスト教的なテクストやそれに対する批判文を読んでいる側で、熱心に信仰の話をしているのが、ちょっと奇妙な感触だった。
時間がきて会話教室に移動。今回は、若いフランス人の先生(ハンサムで、会話教室の王子様と呼ばれているらしい)と相対でレッスン。私も覚悟を決めて、フランス語をはじめたきっかけ、現在行っている翻訳の話、友人のアート活動の話などを、定刻までフランス語で説明した。こんなに長い時間フランス語を話したのは、私にとってもはじめてに近い経験だ。ときどきつっかえたが、つっかえたり言い間違えをしたりすると、王子様が助け船を出してくれる。決められた時間をなんとか乗り切ったが、王子様も、単に会話のサンプルを聞いているというより、私の説明の内容そのものにも多少興味をもってくれたようだ。「興味」といえば、『人間の精神について』のなかでは、「興味」にあたる「interet」という言葉がとても訳しにくいのだが、そんなことも題材にした。2日の渋沢邸訪問のことも少し話し、行きがかり上、サド侯爵の評価や日本での受容のことも取り上げた。きっと変な会話レッスンだったとおもう。

ともかく、充実した気持ちで家に戻ると、伊○丹のHくんから年賀状が届いていた。

鎌倉に行ったり、洋服の福袋を買ったり

2013-01-09 21:44:52 | 雑記
2日は、アーチストの友人と俊右衛門さんを誘い、北鎌倉に渋沢○彦さんの墓参りと新年会に出かけた。
北鎌倉までは、充分な時間をみていたはずなのだが、移動におもいのほか時間がかかり、寒い中、俊右衛門さんを北鎌倉の駅でお待たせしてしまった。まずは平謝り。
それから、鎌倉五山の一つ浄○寺に直行し、渋沢さんの墓参。渋沢さんの霊に、『人間の精神について』の翻訳が完了したことを報告することができた。時間があれば、浄○寺境内やすぐそばの円覚寺などもじっくりまわり、年始参りをしたかったのだが、北鎌倉到着が遅かったために、もうどこもまわることができない。やむをえず、そのまま渋沢邸に直行した。
渋沢邸では、渋沢さんが亡くなってもう20年以上たつというのに、渋沢さんをしのぶ人たちが集まっており、とても賑やかな雰囲気だ。われわれに少し遅れて、詩人のT橋さん、画家のK子さんもやってきて、シャンパンにはじまり、楽しいパーティーになった。
パーティーの終わりには、去年の暮れにフ○テレビが特集したK子さんの特番をみんなでみようということになり、K子さんの解説入りで録画を鑑賞した。
ところで今年のK子さんは、アラン・ドロンのような美青年を連れての登場で、聞けば、足腰が弱くなったので、歩行を助けるための杖がわりの青年だという。何か妖しげな話だなとおもいつつ、いつも美青年を側に置いておけるK子さんをうらやましくおもった。

3日は、来客やこちらからの訪問の予定も何もない、ほんとうの休日。
新宿の○井にでかけ、お気に入りのGブランドのショップで福袋を買った。洋服の福袋を買うのは久しぶりで、中身が全部気に入るはずはないとおもいつつ、気に入らなければカレシモドキやダイちゃんにあげればいいやとお気軽な感じの買い物だ。案の定、ブルゾンとクロップドパンツは私の好みではなかったが、ニットTシャツは重宝しそうだ。ちなみに、この日は全身をGブランドでコテコテに決めて行ったが、なかでも昨年末に買ったサルエルパンツはとても気に入っている。年末のEさん訪問も、前日の渋沢邸訪問も、このサルエルパンツを着用した。ショップの店員・新井くんともだいぶ波長があってきた。

4日以降は、少し気をしめなおし、『人間の精神について』の解説に必要な本などを読みながら過ごした。

一年の計は元旦にあり

2013-01-08 09:12:52 | 雑記
元旦は、いつもの習性で8時過ぎに起床。今後の計画を練った。

私の場合、今年の最大の目標は『人間の精神について』の仕上げと出版だが、こちらは、昨年末に本文の翻訳を一通りおわらせたので、その後のことを簡単に考えた。
実は私には、『人間の精神について』を翻訳紹介したあとで、翻訳したい作品がいくつかあって、まずは次に何を翻訳するかが問題。これについては、テクストや資料が手元にあって手をつけやすいという点から、『人間の精神について』とほぼ同時代の作品である『法の制定について』を最有力の候補と考えている。参考までに、この作品以外の候補は、『商業論』『社会秩序論』『社会秩序論批判』。いずれも大作であり、それぞれ翻訳に4~5年かかりそうだ。ということは、これらの翻訳がすべて終わる頃には、私は80歳になっているということだ!しかし、このくらいの長期スパンでないと、いい仕事はできないだろう(その先はまた別に考えよう)。
長期計画が決まれば短期の計画だが、以上の4作品の出版元を確保するという意味からも、『人間の精神について』は、きちんと仕上げておかなくてはならない。そのために、本文の校正、参考資料の翻訳、解説執筆をどのような手順で行うか考えた。

翻訳と今後の長期計画について考えたあとは、若者たちとどのように向き合うかを考えた。若者たちというのは、30歳のカレシモドキと美大生のダイちゃんだが、つらいことではあるが、自分の年齢のことを考えあわせ、「恋人」とか不釣り合いなことは求めず、無理なく長くつきあってもらうという原則で接しようと決めた。
カレシモドキに関しては、年明けに電話を入れてあるし、年賀状に今年は会いたいと書いておいた。『人間の精神について』が出版されれば、会うきっかけができるかもしれない。そのとき互いにいい状態で会えるように、普段、細かく連絡をとろうと決めた。
ダイちゃんに関しては、何といっても、普段連絡がとれず、コミュニケーションが図れないのが最大の悩み。会うことは大事だが、会ってどうこうというより、私に対して彼がもって心をひらき、密接なコミュニケーションがとれるような状態を目指そうと決めた。より具体的には、昨年最後に電話連絡したときには、今月上京すると言っていたので、その連絡待ちだ。

ここまで決めて、あとは、届いた年賀状を読んだり、まだ年賀状を出していなかった人たちに年賀状を書いたりして夕刻まで過ごした。
夕方、男女の友人数名と2010年に亡くなったMくんのパートナーKさんをお招きして、ささやかな新年会。いつも寝室においてある20年前のMくんの写真を取り出してきてリビングの隅においたら、私もだいぶ老けたのだなあと、ここでもまた年齢を感じてしまった。

謹賀新年

2013-01-07 00:26:30 | 雑記
遅まきながら、明けましておめでとうございます。本年も、小ブログをどうぞ宜しくお願い致します。

さて、今晩で長かった正月休みも終わり。休み中いろいろなことを考えたが、アップする余裕がなかった。これから少しずつそれをアップしていきたい。

     ☆     ☆     ☆

私のアルバイト先の年末年始休暇は29日にはじまったが、それまで翻訳の貫通に時間をとられていたため、29日は年賀状作成で一日終わってしまった。
翌30日は、友人が年越しそばにいい鶏肉をつかいたいというので、伊○丹に鶏肉を買いに行った。着いたのはお昼過ぎだが、同じことを考えている人間が大勢いて、鶏肉売り場は、すでに地下から二階まで長い行列ができていた。その行列の一階部分が、ちょうどエルメスのショップの前で、鶏肉を買うための行列に並んでいるうちに、友人は目の前のエルメスのストールがいいと言いだし、結局、そのストールを買ってしまった。鶏肉など、高級といっても値段はたかがしれているのだが、エルメスのストールを買ったために、とても高い買い物になってしまった。それでも友人は、自分を納得させるためか、しきりに「このストールはほんとにいい」と連発していた。
31日は、昨年のGW中に急接近した女優のEさんから、年越しに来て欲しいという誘いがあり、Eさん宅で豪華な料理をつつきながら、『紅白歌合戦』と『ゆく年、来る年』をみた。Eさんと一緒だと、紅白も、この人は共演したことがあるとか、この人は感じが悪いとか、歌を聴くより、人物評を聴く感じになってしまう。それでも、ことしは年明けそうそうBSの歴史ドラマ『アテ○イ伝』に出演し、またミュージカル『マイフェ○レディ』にも出演するというので、Eさんはとても張り切っていた。12時になり、まずEさんに新年の挨拶をしてから、実家とカレシモドキに年賀の電話を入れた(ほんとうはダイちゃんにも電話したかったのだが、番号を覚えていないので架けられなかった)。

「急がずに」

2012-12-27 23:13:22 | 翻訳への道
昨晩、試訳の開通直後に、古都の大学の出版担当者であるB先生に試訳開通の報告メールを出したところ、今日さっそく返信メールをいただいた。それによれば、「翻訳ご苦労様でした。見直しはぜひ急がずにお願いします」とのこと、「急がずに」というので、ちょっと安心した。

本日のBGMは、フリードリヒ・グルダのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ集(ザルツブルク・ライブ)

翻訳が一通り開通

2012-12-26 21:42:01 | 翻訳への道
2008年の5月にはじめた『人間の精神について』の翻訳が、先ほどようやくすべて一通り終わった。作品全体の結びは次のような文章である。

     ☆     ☆     ☆

この主題について、私はこれ以上詳述しないであろう。そして私は、より徳高くより啓発された人間を形成することを望むであろう熱意ある市民に、優れた教育のすべての問題は以下のことに帰することを喚起させることに甘んじよう。それはまず、幸運がわれわれを置く異なった身分それぞれのために、若い人々の記憶に課さなくてはならない対象と観念の空間を固定すること、次に、彼らに栄光と称賛の情念を燃え上がらせるためにもっとも確実な手段を決定することである。
これらの二つの問題が解決されたならば、現在は状況の盲目的な符合の作品である偉大な人間が、立法者の作品となるであろうこと、また、偶然に生じることを少なくしながら、大国家において、優れた教育が才能と美徳を無限に増やすのが可能であることは確かである。

     ☆     ☆     ☆

ほっとしたところで、今はワーグナー『ラインの黄金』~「ワルハラ城への神々の入場」を聴いている。

語学学校入学を決める

2012-12-18 23:43:58 | 雑記
今日は語学学校の無料体験レッスンを受け、その場で入学を決めてきた。
私が見学した授業の既存の受講者は3人で、それに私とネイティブの先生を入れて5人で約1時間会話のレッスン。私は、授業がどんな風に行われているのか、軽い見学のつもりでいたのだが、はじめから自己紹介をさせられ、若干緊張した。自己紹介のあとは、受講生がそれぞれ近況報告。選挙の話や週末の買い物の話などをしたり、簡単に質問し合ったりした。また今日のレッスンでは、季節がら「風邪をひく」といった表現や「ポテトチップを買う」といった表現がでてきたのだが、こういう表現は、私が読んでいるテクストにはまず絶対でてこないので、なるほどとおもった。ちなみに、今日の受講生は比較的年齢が高かった。受講の目的もあまりせっぱ詰まったものではなく、どちらかといえばのんびりムードだ。英語と違い、フランス語は実用性が少ないのでそうなるのだろう。いっぽう講師の先生は30代なかばくらいの美青年で、とても感じがよかった。
先生の雰囲気で決めたわけではないが、ともかく1月から、月に2回程度、この学校に通うことにした。
帰宅してから、カレシモドキに電話を入れ、オヤジもちゃっとがんばっているんだぞと報告しておいた。

語学教室の体験レッスンを申し込む

2012-12-14 23:49:23 | 雑記
今日はアルバイトの帰りに新宿の外国語会話スクールに行き、フランス語会話の体験レッスンの申し込みをしてきた。私はフランス語を中学2年からはじめたのだが、東北地方の田舎で育ったため外国語を教えてくれる学校などなく、NHKのTVとラジオで、まったくの独学でフランス語の勉強をはじめた。大学では、フランス語の基本はすでにできていたので通常の授業には出席せず(1年のときからテクスト購読の専門の授業に出ていた)、結局、誰かからフランス語を教わったという経験がまったくない。
自分で翻訳している分にはそれでもよいのだが、さすがに日常的な会話には不自由するのでいつもなんとかしたいとおもっており、今回一発奮起して、ネットでアルバイトの職場の近くの語学スクールを検索して、今日そこに行ってきたというわけ。語学学校に通えばそれなりに金もかかるが、新しい年の課題は、自分への投資だとおもっている。
語学スクールではちょっと緊張したが、その高揚した気分のままで○井に行く。そこで、職場でも着れるし普段も着れるシャツを購入。ブーツにも心惹かれたが、それは自重。ただしそのまままっすぐ帰宅する気分にはならず、やはり○井の地下にあるブルックリン・パーラーに立ち寄り、クスクスとワインを注文。ワインを飲んだらすっかりいい気分になり、その足で2丁目にむかったが、入りたい店がもいつかずそのまま帰宅。2丁目もすっかり変わってしまった。