月とすっぽん ぼやにっき

万年初級者クライマー(休止中)→自転車とテレマーク修行中BoyAのぼやき部屋
晴れクマ『くまこ』の旅日記

ルートは続くよ どこまでも

2007-12-31 | スペイン
12/31(月)

今日もマキノドロモ。いきなり2パーティーと線路で遭遇。しかも何で欧米人ってこんなに歩くの早いんだ?後から来たのに追い越され今日は4着。

Life is sweet(6c)Kojiはアップに丁度良いらしい。BoyAは昨日登ったのをすっかり忘れてテン山、前途多難。2便目、回収を決めリードでトライ。とりあえずクリップするまでは気合で落ちず掛けて即テンション。ヨレヨレで何とかトップアウト。このルート、ムーブは難しくないのにすごく腕が張る。チカラ入りまくり。2ヶ所レストポイントはあるけど登り始めるとぜんぜん休めてない。出来そうで出来ないのは悔しいけど今の実力では繋げるのはムリ。

KojiはLourdes(8a)1便出して昨日のツルツルポイントは抜けたけど腕が終わっててテンション入れつつトップアウト。今日明日で落とすのは厳しいって事でこのルートは諦め右奥にある短めの7c、7bトライ。7cは1テンだったけど指ジャムでパキりそうだったから敢えてRPトライはせず、7bは2撃。

BoyA向けに6b+(名無し)Kojiに登ってもらったら最後の最後で降って来た。ピンは遠いしこのグレードギリギリの人には厳しいとの事。とりあえずトップロープで登ったけどテン山で最後はゴボウ。Life is sweetのほうが快適だしムーブも楽しい。

昨日よりは人が多かったけど順番待ちはなく程よい状態。ただし人気ルートにヌンチャクが掛かるとひっきりなしにトライ。スペイン人って何故か楽しそうに登ってる。帰り際には8b+ トップロープトライしてる人もいた

再びMAKINODROMO

2007-12-30 | スペイン
12/30(日)

今日は早起きしてマキノドロモ。BoyAの目標ルートLife is sweet(6c)は皆がアップで登るからいつも順番待ち。前回取り付く事すら出来なかったから今日は皆が来る前に登っちゃえー。KojiはもちろんOS(っつーかアップ)トップロープにしてもらってトライ。出だしから厳しーボルト4本目のコルネを越えるのに20分以上掛かり諦めモードだったけど後半頑張ってとりあえずムーブは出来たから再度トライ。下部は比較的早く抜けられるようになったけど上部は1手ごとに腕がパンプしテンションしまくり。3トライ目はリードで。上部の、トップロープでは難なく越えられていた部分でハマってしまいトップアウト出来ず。次に登ったスペイン人に回収してもらった。

KojiはLourdes(8a)トライ。1便目でトップアウト。中間部のコルネの天辺がツルツルのチョコレートコーティングで怖そう。さらに核心はクリップ…らしい。4便出してムーブは確定、本人曰く何便か出せば登れそうな手答えを感じたそうな。ちなみにこのルート30mずっと大前傾。

気合を入れて早出した割りにAMはほぼ貸切、PMになって5パーティー位来ただけで空いていた。3日前は激混みの二子状態だったのに…今日は皆レストだったのかな?

写真はLife is sweet 

レスト

2007-12-29 | スペイン
12/29(土)

今日はレスト。AM中に山小屋ガルガンタからキャンプ場へ引越し。昼食はSuizo近くの岩の上でカリカリベーコン!!旨い レタスサラダ、プルーンジャム塗ったバケット、練乳入りココア(コレも絶品!)
日が暮れるまで岩の上でクライマー見ながら?ゴロ寝

今回初めて海外の岩で欧米人(女性)クライマー見掛けて思った事。
①強い! 粘りに粘って絶対にテンションって言わないっつーか落ちそうで落ちない。限界グレードより下のルート登ってるのかもしれないけどランナウトしてても結構大胆に突っ込んでいく。見ているBoyAの方が手に汗握る
②太い? あれは脂肪、いや筋肉皆寸胴かタポっとしたおなかなのにBoyAより上手い。っつーかBoyAより下手な人はわざわざ海外まで来ないか…
③ペア 岩場の至る所で抱き合ったりキスして日本の岩場じゃありえない光景
こいつら遺伝子が違うんだよ、きっと。今回のツアー中、何度となく会話に出てきたKojiのセリフ、妙に納得。

Suizo

2007-12-28 | スペイン
12/28(金)

今日はSuizoエリア。BoyAの目標ルート Que leche que tengoのL1(6b+)トップロープで1.5回練習、3便目リードでRP このルート最後核心で中間部迷って変にチカラ使っちゃってたからもうダメかもって思った時にKojiのガンバコールもらってアドレナリン出た ちなみに終了点取る時キョンしたのはBoyAだけ、他の人は女性もみんな正対 目標クリアのご褒美はキャンプ場の1ユーロ缶コーラ

Kojiは今日もキレキレでAlcia(7c)2撃、Sexo drogas y flaenco(7a+)とBienuenidos al circo(7b) OS

Suizoエリアは比較的アプローチも楽でグレードも手ごろなせいかPMから混んで来る。7a~7c 4本のルートにはヌンチャクが常に掛かっていて次々トライしている。すぐ隣にはマルチのルートもあり。 Que…のすぐ左にトポには載ってない6bのルートが出来ていて岩にルート名とグレードが書いてあるけど今日5-6人トライしてほぼ全員が落石させていてまだ安定していない様子+60mロープでは足りないのでご注意を。

夜の山小屋のバルは相変わらず音楽とタバコの煙であまり居心地良くない。明日からはキャンプ場で静かな夜をすごす事にしよう。

写真は駅からキャンプ場に向かう道から見たエルチョロ。左に写ってる赤く削れた部分がSUIZO、真ん中にぽっかり開いているのがポエマ デ ロカ。

噂の・・・

2007-12-27 | スペイン
12/27(木)

自炊場は朝9時からしか使えないのでバルの屋外テーブルで朝食作り。今日はマキノドロモへ行くので少し早起き。8:00に小屋を出てアプローチ探し。10月にエルチョロに来た人の記録ではガードマンが居て行かれなかったと書いてあるし線路にはもし線路内を歩いたら罰金6000ユーロ(約100万円)って看板が立ってる。でもポエマで会ったスウェーデン人はここより10倍良いって言ってたし…アルベルコネス周辺をウロウロしてたらマキノドロモへ行くクライマーに会い一緒に行ってくれる事になった進路への進入方法と共にガードマンが居たときの抜け道まで教えてくれた。9:20~30頃 マラガ方面へ向かう列車が2台通過。トンネルは広いから万が一遭遇しても避けられるけど鉄橋はムリ でも帰りによく見たらちゃんと巻き道がありました。マキノドロモは線路からが遠い。すぐ近くに見えるけど結構登る、しかも急登メインエリアは上部にある。ここにビバークしていたのか結構人がいてアップに人気の6b+と6cはすでに順番待ち。一番上にあるheat exchange(6c+)が空いていたのでトライ。KojiはもちろんOS、超お買い得って事でトップロープにしてもらったけど傾斜きついし全然ダメ。しかもROCK FAXのトポだと7aになってるじゃないかー 何処がお買い得じゃー

KojiはOne bastiamba(7b)2撃、Vete al infierno(7b)OSかと思いきや最後の最後に終了点掴んじゃって勿体ないなぁー。Slonik(7b+)も1テンだったけど途中でロープが足りなくなって泣く泣く残置ビナ進呈。マキノドロモは長いルートが多くて1トライに時間が掛かるのと人気ルートは限られてて意外と順番待ちだったりする。そして何よりも6台が3本しかなくBoyAが登れる(トライ出来る)ルートがない明日は近場で6b+登ってみてそこそこ登れる様になったら再度マキノドロモへ行く事に。同室の欧米人は10:30にはすでに就寝、今夜はバルも早めに人が減り静かな夜だった。

レスト

2007-12-26 | スペイン
12/26(水)

夜中から雨。テン場は一転して田んぼ状態で不快極まりない。晴れしか想定してこなかったから落胆振りも半端ではなく、このまま天候が回復しないならバルサに帰ろうかとまで考えた。とりあえず朝食後、駅周辺の偵察。レフーヒオ(クライマー向けの山小屋)のバルでカフェコンレッチェを飲み、Kojiが小屋の女主人から情報収集。2日後くらいから天候は回復するとの事で棲家をこの小屋に移し様子を見ることにした。1泊一人8ユーロ。二人だったらキャンプ場とあまり変わらないけどシャワーが1個しかなくトイレも男女兼用で2個しかない。+3段ベッド(下段・中段は手すりなし、寝ぞう悪いと落ちる、上段は上り下りが面倒)男女同室の相部屋。

15:00の列車でマラガへ買出しに。エルチョロからマラガへ行く列車は1日2本、朝9:00と15:00。帰りは1本しかない19:45マラガ発(3回目にして初めて乗車) イザ自炊場へ行ってみると心なしか水が濁ってる。欧米人は普通に飲んでるけど確かここは2003年にM達さんが泊まっていてその記録を読むと小屋の水にあたったとの記述が…今日の分はスーパーで水を買って明日からはキャンプ場の水を使用する事にしよう。(テント撤収時に大きめのペットボトルを捨ててしまったのは失敗だった)

エルチョロにはスーパーが2件ある。マリベルは品揃えも豊富でほぼ毎日使用(主に昼食のバケットとクライミング後のマグナム・ダブルチョコレートアイス)夜8時まで営業、シエスタ有。 もう1件は駅のバルに併設されているイザベルでこちらは夜遅くまで開いているので今回水を買う時には助かった。

小屋のバルは夜遅くまで欧米人が飲んでいて音楽がうるさく部屋まで聞こえてくる。逆に朝は皆遅め(自炊場は朝9時からしか使えない)

写真はマラガのラリオスショッピングセンター(地下にErosukiというスーパーがある)

オーチョ!

2007-12-25 | スペイン
12/25(火)

今日もPoema de roca一番乗り。名なしの6b、トップロープでムーブとクリップポイント確認。2便目リードでトライして無事RP ここまでお膳立てしてもらってかなり根性なしだけど久々のRPはやっぱり嬉しい。

KojiもRima libre(8a)ヌンチャク掛け便後、本日2便目で気合のRPついにオーチョ(スペイン語で8の事)の扉を開けてしまった続けて7b+を2撃と絶好調。最高のクリスマスプレゼントだね 夕食はエルチョロ駅前のレストラン・ガルガンタでお祝いだー。

写真中央を直登するのがRima libre(8a)
左のガバガバコルネから回り込むのがPoema de roca(7a)

クリスマスイブ

2007-12-24 | スペイン
12/24(月)

テン場はドロドロでサンダルの裏が上げ底になってる少しゆっくり目に出発してポエマデロカへ。一番乗りってゆーか貸切しばらくして日本人ペアが現れここは本当にスペインなの?って感じ。ちなみに欧米のクライマーはほとんどが午後から岩場に来て、休みなくガツガツ登るタイプか登れるルート何回も登って楽しむタイプのどちらか。

La princesa carol(Ⅴ)でアップ。雨の影響で下部が濡れてて嫌な感じ。左の名なし6b トップロープで1テン。このルート名なしだけど人気あって常に誰か登ってる。 Garcia aguas(6b)トップロープでノーテン。下部のクリップが悪いからRPトライはせず(根性なし)この頃から急に天気がよくなり半袖でも暑い。上裸のひとも多かった。名なしの6b再トライ。下部のムーブは決まってきたけど上部がこわこわ。

Kojiは7aでアップ後Rima libre(8a)3ピン目から6ピン目までのムーブ固め。今日もヌンチャク掛かってたけどトライする人は居ず。隣のPoema de roca(7a)は超人気で上部がRima libreと共有する。4便目はかなり余裕あったけど惜しくもRPならず

右の方の被ってない所にⅤ~6bのルートが数本、ケーブの中は7a以上。

アランブラ宮殿

2007-12-23 | スペイン
12/23(日)

早起きしてアランブラ宮殿見学。8:30に行ったけどすでに行列で入場まで1時間待ち。9:30に入園、チケットには宮殿の見学時間が10:00~10:30と指定されている。見学後昨日教えてもらった安いコンビニで必要最小限の買出しをしてバスでマラガへ。駅に着くとエルチョロ行きの列車が運休で3日後まで来ないって
日曜日は休みかと思っていたエロスキ(マラガの大型スーパー)が開いていて買出し追加。
アロラまで近郊線で行きアロラからタクシー、16ユーロ。テントに戻るとまた雨

グラナダ

2007-12-22 | スペイン
12/22(土)

朝9時の列車でマラガへ。その後グラナダまでバス(9.1ユーロ/1人)で約2時間。出発時間になっても出発せず少しイライラ、しかも雨で車窓からの眺めは良くない。グラナダのバスターミナルでホテルを紹介してもらい地図をGET!ホテルグラナダセントロ 1泊42.8ユーロ。雨なので近くのバルで昼食、ボカディージョが安くて美味しかった。1度ホテルに戻って受付の人にスーパーマーケットの場所を聞くがバスで行かなければいけないので諦め、地球の歩き方に載っていた日本人経営の案内所で安いコンビニとウサギのパエリャのお店を紹介してもらった。言われなければチキンと変わらないって言われたけど、ウサギは食べる気にならず。まだ夕食には早かったのでアランブラバスでアルバイシンの丘へ行き夜のアランブラ宮殿を見学。幻想的で大勢の人が見学に来ていた。バスは細い石レンガの道を走りジェットコースターみたいでスリリングだった。

今日は少し早めのクリスマスって事で奮発してステーキ&デザート、サングリア。