(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ふたりはプリキュアSplash☆Star 第49話「絶好調なり!永遠の星空の仲間たち!」

2007年01月31日 | 視聴済アニメごった煮
当然、大団円で終わりなのです。

そんな最終回のお話は…
ゴーヤーンの滅びの力であらゆるものが消えてしまったが、
精霊達の力で新たな力を手に入れたプリキュアと満、薫は、元の世界を取り戻すために立ち上がる。
そして全ての力を出し切りゴーヤーンを消滅させ、自分たちの世界を取り戻したのだが満と薫は…
って感じ。

そんなわけでこの最終回ですが、まぁ、最後ですし全て予定調和の上に成り立っておりましたな。
当然のごとくゴーヤーンは消えて無くなり、世界は一瞬で元通り、
一度は倒れた満と薫も精霊の力で生き続けることになって、軽くエピローグが入って終わる。
まぁ、直球ド真ん中ストレートですね。別にそれがいかんというわけではなく、
もともと女児向けのアニメですから、逆にそーでないといかんわな。
我々大きなお友達にとってはちと物足りない感じはしますが。

ラストバトルということで、前回の様な戦闘があるんじゃないかと期待していたんですが、
残念ながら格闘があったのはちょっとだけで、満足するようなものはなかったんですが、
最後に4人でスパイラルハートスプラッシュスターを放つ際は熱くて良かった。
個人的にはせっかく変身解除からまた精霊の力で変身&満薫も変身って言うのがあったのだから、
どーせならゴーヤーンを上回る力をもっと見せつけて欲しかったように思います。
まぁ、そんなような部分もあったにはあったのですが、ちょっと短すぎたかな。
その後やられちゃうし(笑)。

さて、お気に入りの満と薫は世界が元に戻って、やはりというか消えかけてしまいました。
唯一ここでうるっときたんですが、そこはやはり万能の力(苦笑)である精霊達のおかげで生き残ることになりました。
当然、彼女らは生き残らなければいけないんですが、
本来というかなんというか、ドラマとしてみれば、消えてしまった方が感動的ではあった。
それだけだと悲しすぎて最終回っぽくないので、形見のようなものを残して消えて、
エピローグで咲と舞がそれを大事に身につけているシーンを入れれば完璧、かな?
しかしそれは大人向きという意味での話で、メインターゲットやら諸々の大人の事情を考えると、
今回の終わり方しかないわけだけど、消えていく満と薫にうるっときながらも、
「でも精霊達がなんとかするんだろうなぁ」と思っていたら、
予想通りなんとかしちゃったんで、なんとも気分が乗らないままに終わってしまったですよ。

しかし、満と薫は緑の郷で生きていけるようになったんだけど、別に人間になったわけじゃないんだよね。
あの後、二人はどうするんだろう。
一旦消えたときには最初からいないことになっていたし、戻ってきたときはいたことになっていた。
もちろん両親などいないし、おそらく人間のような歳の取り方はしないだろう。
やはり時期を見て咲と舞に別れを告げて泉の郷で緑の郷を見守っていくんでしょうかね?
そして時が流れて幾星霜、また世界がピンチの時に適齢期のふたりの少女の前に現れて、
「あなた達が世界を救うのよ」とか言って伝説の戦士を導いて行くのかも知れないなぁ。
そんなことをを考えると満と薫はMax Heartのひかりんに通じるものがあるな。
(個人的にMax Heartの最終回でひかりんが人間になったとは思っていないのですよ)

最後なので総じて評してみる。
個人的には好きだったこのSplash☆Starは、残念ながら世間一般の評価はあまり良くない。
色々と見たり聞いたりした中で面白い意見があった。
それは「無印を経ないMax Heartを見ているようだ」という意見。
もうこれは全くもってその通りである。
たかが5年前の夏祭りにちょっとだけ出会っただけのふたりが、たった2話で大の仲良しってのはちょっとな。
せっかくキャラを一新して始めるのであれば、無印の焼き直しと言われようがなんだろうが、
やはりふたりの仲が徐々に進展していく様を描くべきだったんじゃなかろうか。
そういう課程がなかったので、どうも咲と舞に魅力を感じることが出来なかったな。
それに関しては満と薫も原因だったりする。
メインターゲットの方はどうかは知らないが、大きなお友達としては、
どうがんばって見ても満と薫の方がドラマとしておもしろい。
滅ぼすはずの世界の素晴らしさを知り、倒すべきはずの敵に惹かれ、
そうでありながら自分たちを生み出してくれたアクダイカーンを敬愛する。
そんな両者との板挟みにあう満と薫と比べると、咲と舞には彼女ら以上のドラマがない。
そういう意味では満と薫は主役を食っちゃっている。
なので、咲と舞の仲が進展していく中で、満と薫を絡ませるようにすれば
もっと面白い話が出来たような気がします。

アニメーション的なことを言うとこのSplash☆Starは、実は無印、Max Heartよりは良くできている。
戦闘でのアクションと言う点ではさすがに劣るものの、絵や美術は格段に綺麗。
特に美術なんかは、今Max Heartを見返したりすると「こんなんだったっけ?」と思うことがある。
そう比較してみるとSplash☆Starの美術は良くできていてとても美しかったりする。
ついでに言うと、一つ一つの話もSplash☆Starの方がまとまっているように思える。
ただ、なぎほのは無印8話とか、黒板消しダンスとかロミジュリ等々、
途中でとんでもないこと(笑)をしでかしたので印象という点では
圧倒的になぎほのの方が上になってしまうのが残念。
咲と舞もなぎほのみたいななにかがあればよかったのにね。

と、いうわけで、個人的にはこのSplash☆Starはこれまでと同様に楽しく視聴させていただきました。
無印やMax Heartを見ていない人にはあまり勧めませんが、
Splash☆Starになって見るのやめちゃったって人は見てもいいんじゃないかなーと思いますよ。
序盤はちょっとかったるいけど、満と薫出てくるところら辺までがんばって見てもらいたい。
その二人見てもダメなら… 縁がなかったってことで。


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