(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

スマイルプリキュア! 第16話 れいかの悩み!どうして勉強するの!?

2012年05月20日 | 視聴済アニメごった煮
親御さん達にはぜひとも、今回はどういうことなのかをお子様に補足していただきたい。

 そんな今回のお話は…
 お勉強が得意なれいか、テストはいつも1番!それに比べて、みゆきたちのテストはぜ~んぜんダメ…。
 ガッカリしているみんなを、元気にしようとしたれいかに、みゆきは「どうして勉強、しなきゃいけないのかな?」と聞いたの。
 今まで、なんでもがんばってきたれいか。でも、ホントに自分がやりたいことだったのかな?
 分からなくなったれいかは、一度全部やめちゃうことにしたわ。生徒会も、弓道部も、お勉強も。それにプリキュアまでも!? 
 みゆきたちは、しばらくれいかを見守ることにしたけど…。そんな時、アカオーニが現れちゃった!
 れいかはこのまま、お勉強もプリキュアも、ホントにやめちゃうの!?
 以上公式のあらすじ。

 お話は上記の通り、現在学んでいる勉強が生活する上で一体何の役に立つのか、その上でどうして勉強するのか、という問いに答えられなかったれいかが、義務と思ってやってきた勉強も、勧められて入った生徒会と弓道部も、そしてプリキュアも一時的に止めて自分を見つめ直す、という話。
 れいかがお気に入りの私としては、彼女ことが一番興味深かったがそれは後述するとして、お話のオチは「どうした成田良美!?」と思わずにはいられなかったが、れいかがどうして何を考え何を得たのか、そしてこの話で何を言いたいかは良く出来ていると言って良い。さすが成田良美。
 アバンでのれいか以外の他の4人の言ったことは、この歳頃としては至極真っ当な意見である。しかし、勉強が一体何の役に立つのかと問われればものすごーく役に立つのである。何せ学歴ってだけでも中卒と有名国立大学出では雲泥の差なわけだから、ただそれだけでも役に立っているわけである。しかし、生まれてこのかた外の世界と言えば、学校という小さな箱庭にか知らない中学生にとっては、それがどれほどの差かなんてことは分からないのよねー(しみじみ)。
 まぁそんな年寄りの嘆き悲しみはともかく、頭が良くて大人っぽいれいかであっても中学生は中学生。大人になってみないと分からない年寄りの嘆き悲しみなど知る由もないわけですよ。
 どうして勉強していたかと言われれば義務だと思っていたからで、生徒会や弓道部も他人に勧められたから。本当に自分がやりたいと思ってやっているわけではないと気付かされたれいかは、自分がしたいことがなんなのか分からなくなってしまう。
 そこで祖父に相談してみると「一度全部辞めてみるといい。それで見えてくることもあるだろう」と返され実行に移す運びになる。
 なおに諭され辞めるのではなく一時休止とし、プリキュアの仲間達と放課後をそれぞれ過ごし、戦闘を経て今回のオチへと辿り着き、アバンで答えられなかったことを答えて終わる。各々が苦手だった科目がこんなことに役に立ちますよ、と。
 れいかはアバンで出された質問に答えを出したわけですが、お話として「どうして勉強するの?」に対しては、勉強しないと未来が広がらないよーと言いたいわけである。
 メインターゲットの皆さんがケーキ屋さんになりたいと思っていたとしても、ケーキを作れないと人がケーキ屋さんになれるはずもなく、んじゃケーキの作り方を勉強しなければならない。というように、レベルアップしてたくさんスキルを身につければ、その後の行動に自由が利く、イコール、未来になれる自分がたくさんある。という話なのだ。
 必ず今回のアバンのような疑問にブチ当たるメインターゲットの皆様のために、親御さん達にはそんなフォローをしていただき、軌道修正を計ってくだされば、お兄さんは日本の未来に希望が持てます。
 まぁなんにしても、この歳になりますと、中学生くらいまでの子供らなんて無限の可能性の固まりにしか見えないわけですよ。こいつらはこれからなんにでもなれるしどこへでも行けるしどうとでも修正可能だなーとか思っちゃう。大人になるとな、修正すら困難になってくるのだよ。
 まぁそんなこと若いヤツラに言っても分からないであろうが、後で悔い残すくらいなら、これだけやってもダメだったなら一片の悔いも無い!くらいにやっておいた方がいいぜー。

 さて、説教臭くなってきたのでいつもの感想に戻しますと、やっぱりれいかはおもしろいキャラクターなのである。
 前回みゆきには一芸がない、という話をしましたが、なんでもこなすスーパー中学生のれいかにはやりたいことがないのだ。それでプリキュアのみなさんがそれぞれ打ち込む何かを間近で見て目を輝かせる。
 自分が知らないことを探求し、学んで吸収して答えを出す。そしてそのための努力を努力とは思わない。そのため、れいかの能力値のパラメーターはぐんぐん上がっていくわけですよ。でも決して彼女は「天才」ではなく、どちらかと言えば秀才タイプなのだ。何か一つの分野に突出した見まごう事無き天才に勝つことはないだろう。三国志で言えば、孔明や劉備でなく周瑜とか曹操みたいな感じ。一分野では負けるけど合計は勝ってる、みたいな感じ。配下にいたら戦争に内政に計略にとさぞ心強いことだろう。
 そんな彼女は自分の能力を鼻にかけることもなく、秀才タイプのキャラクターでありがちな、変に頑固でキツい性格、というわけでもなくどちらかと言えば柔和で優しく、お嬢様育ちからくるバカがつくほどの生真面目さが、世間とちょっとズレているんだから可愛らしい。
 またそんなれいかのキャラクターが、こうして生まれたんだなと思わせる家庭が描かれていたのも良い。
 自分が何をやりたいのか分からなくて一度全部辞めてみるとしたれいかが、毎朝の兄との(れいかは妹だったんだね!!)ランニングや、母のお弁当作りの手伝いをしようとすると、母も兄もれいかがやりたいことをやりなさいと、れいかを応援してくれるのだ。金持ちの娘らしく蝶よ花よと甘やかされているわけではなく、自分のやりたいことは自分で見つけなさいと突き放しながらも彼女がそれを得られるようにとして、随分と家族から愛されている。ああ、なるほど。この家庭にしてれいかありと思わせてくれるではないか。
 そして今回一番のポイントは、プリキュアの活動だ。何を当たり前なと言われるかもしれないが、劇中で彼女はプリキュアになったのも、みゆきたちに勧められたからだとしているからだ。
 戦闘で、プリキュアの活動でさえも休止するとした彼女は、人々を嘆き悲しませる悪行を見過ごせないとして戦闘参加するわけですが、悪役の悪事を許せないとしたのはキュアビューティーになった時も同じでしたよね。
 つまりプリキュアに関しては、誰に勧められたからというわけでなく、始めかられいかが望んでしていたことという事になる。自分のしたいことがなにか分からないれいかが唯一、やりたいと思ってやっていることなのだ。誰かが誰かに悪行を働いているのを見過ごせない、見事なプリキュア魂ではないか。れいかはなるべくしてプリキュアになったと言えるだろう。
 そういう観点から言うと、歴代プリキュアの中でトップ3に入るお気に入り夢原のぞみとけっこうかぶっていて、のぞみのなんにも出来なくてやりたいことが見つからないに対し、やれることが多過ぎて自分の得意が分からないの違いはあるものの、自分の夢を見つける、という事では同じだし、普段のほほんとしてるのに悪事に対し激昂するその心も通じるところがあって、それでいてのぞみのようかと問われればそんな感じもない、これまでのプリキュアにない新しいタイプなのが、やはりお気に入りなのであった。
 設定的なところを言えば、今回は「普段はとても優しいけど起こると一番怖い」という設定をちゃんと活かしており、その辺はさすがの成田良美で上手いことやっていただけているのは、れいか好きとして嬉しいところ。人気出てくれるといいなぁ。

今週のまたみてねとぴかりんじゃんけん
 今回のまたみてねは「ハッピー」でした。
 お待ちかねのぴかりんじゃんけんはピースが「グー」だったのでアイコでした。アイコ三連荘かよ!戦績は12戦5勝6分1敗。
 むぅ、負けないってことは読みとしてはなかなか良いという事だろう。後は負けないことを考えるよりも、勝ちにいくべきってことなんだろうと思う。
 それを踏まえて次回だが、まーさすがにそろそろチョキがきても良い頃合いだろう。ここ7週の出目もパー・グー・パー・チョキ・グー・パー・グーと綺麗にそろったし。
 という事で次回はさすがにチョキがくると読んで「グー」一択!4試合ぶりの勝利でウルトラハッピー!にしてやるぜぃ!!


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