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脳は外側から硬膜、くも膜、軟膜で覆われており、くも膜と軟膜のすき間はくも膜下腔と呼ばれている。このくも膜下腔に出血を起こした状態がくも膜下出血。
原因としては脳動脈の一部がふくらんでできた動脈瘤(どうみゃくりゅう)の破裂によるものが大部分。男性より女性に多く、40歳以降に多くみられ、年齢とともに増加。家系内に動脈瘤やくも膜下出血の方がいるときは発生頻度が高く、また高血圧、喫煙、過度の飲酒は動脈瘤破裂の可能性を数倍高くするという報告もある。
その他、血管奇形や外傷などもくも膜下出血の原因となりえる。死亡率が高く、手術により救命できても後遺症を残す場合もある。
くも膜下出血の症状
•「頭を殴られたような」突然の激しい頭痛
•意識が朦朧(もうろう)とする。意識を失う
•嘔吐、血圧上昇
•麻痺はないことが多いが、手足が麻痺したり物が二重に見えることもある。
・・・・とある。