「変わらないこと」が尊い 2018-04-30 | 18.境野勝悟 無視されても、変わらず仕事に打ち込めますか? 「人生、どんなことを大事にしていくべきか」と尋ねた。 「ああ、それはなあ、あの庭に茂っている柏の木だよ」 常緑樹の柏の木には、美しい花もない。柏の木を誰も見てくれない。ほめてもくれない。でも、堂々と庭のまん 中で生きている。しかも、毎年同じように大きく茂っていく。
一杯のお茶を味わう 2018-04-30 | 18.境野勝悟 喫茶去(きっさこ) 「生きていく上で、肝心なことは何でしょうか?」という質問されると、「お茶を飲んでいらっしゃい」といった。 わたしたちが、もっと気にかけ、大事に思わなくてはいけないのは、お茶を飲んだり、コーヒーを飲んで「ああ、おいしい」とその美味がわかるときなのだ。 ※しかし、禅語としての本来の意味は「お茶でも飲んで去れ」 あるいは「お茶でも飲んで来い」と叱咤する語とある。
「ひとりぼっち」になる 2018-04-29 | 18.境野勝悟 一指頭の禅(いっしとうのぜん) 一本の指に「生命の真実」がある。 孤独を嫌ってはいけない。自分の生命の尊さは、 つと、立ち止まって、「ひとりぼっち」になって、 自分と対話しなければ、わからない。 孤独になる時間を確保すること。 ※つと 急に、いきなり ※禅は宗教ではない。
物事のいい面を見つける 2018-04-24 | 18.境野勝悟 人生、あらゆる場面に、いい面と悪い面がある。 この2面について、あれこれ理屈をつけて、こねくりまわすとクヨクヨ悩み出す。 「黙」。 2つを比べてあれこれ理屈を言わないで、いい面を発見して、あとは黙黙と生きる。