チーム駿河湾

静岡県水産技術研究所の職員が公私を問わず入手した静岡の海、漁業、海の生き物の旬な情報を発信します。

5月までのシラス漁況と6月以降の予測

2011年06月15日 | 日記
 3月21日に解禁したシラス漁の5月末までの状況をお知らせします。主要6港(用宗、吉田、御前崎、福田、舞阪、新居:この6港で県内漁獲量の8~9割以上を占める)の3月~5月までの漁獲量は2,325トンで平年(2,100トン)を上回りました。旬別にみると、4月下旬の暖水波及にあわせて漁況が好転し、その後も平年並みから上回って経過しました。 6月になり、駿河湾、6月中旬になり遠州灘で漁況が低調になっています。
 5月末までの獲れ方から、今年の漁獲パターンは初夏不調パターンに分類されます。このパターンは初夏(6月前後)の不調の後、夏以降漁況が回復するもので、5月下旬累積漁獲量と漁期漁獲量の関係から今期の漁獲量は8,100トン(6月以降の漁獲量は5,800トン)と平年の7,000トンを上回ると予想されます。

6月14日の用宗港、この日はシラス漁は休みでした。

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