チーム駿河湾

静岡県水産技術研究所の職員が公私を問わず入手した静岡の海、漁業、海の生き物の旬な情報を発信します。

伊豆諸島周辺のカツオ

2013年11月26日 | 日記
 伊豆諸島周辺で漁獲されたカツオ3.9トンの水揚げが11月21日に御前崎港でありました。体長範囲は33~57cm(体重0.6~4.2kg)で、体長40cm(体重1.2kg)モードの群が主体でした。多くの船は今年の漁を切り上げており、終漁が近くなっています。


水揚されたカツオ


カツオの体長組成

シラスの測定

2013年11月15日 | 日記
 水産技術研究所では、3月21日から翌年1月14日までのシラス漁の期間中、シラスの測定をたびたび行います。

 写真は市場で凍結されたシラスサンプルを解凍し、測定用紙の上に並べた様子です。そして、次の写真のようにデジタルノギスで頭の先から尾びれの先までの全長を測ります。

 シラスにはマイワシのシラス(マシラス)、カタクチイワシのシラス(カタクチシラス)、ウルメイワシのシラス(ウルメシラス)の3種類があり、測定と同時に3種の判別を行います。3種の見分け方は、水技研HP(http://fish-exp.pref.shizuoka.jp/041library/4-1-shirasu/4-1-7-shirasu.htmi)を参照してください。漁期を通じると3種の中ではカタクチシラスが最も多く漁獲されます。

サクラエビの秋漁が始まりました

2013年11月14日 | 日記
11月5日の晩にサクラエビの秋漁が始まりました。当初は10月27日に初漁日の予定でしたが、台風などの影響で9日遅れての出漁となりました。水揚量は由比市場、大井川市場合わせて6トン余りと、昨年に比べ少なくなりました。
大きさは平均体長37.8mmの親エビ(1歳)が全体の7割を占め、小さい子エビ(今年産まれの0歳エビ、平均体長28.9mm)は全体の3割程度でした。

写真1 水揚げの様子



写真2 入札の様子



図 漁獲物の体長組成

伊豆諸島周辺のカツオ

2013年11月11日 | 日記
 伊豆諸島周辺で漁獲されたカツオ15.8トンの水揚げが11月7日に御前崎港でありました。体長の範囲は34~64cm(体重0.7~5.8kg)で、体長43cm(体重1.6kg)モード群と体長51cm(体重2.7kg)モード群がいました。三陸沖で操業していた中型一本釣り漁船が今年の漁を切り上げ始めており、母港に帰港する途中に伊豆諸島周辺でカツオを漁獲しています。


カツオの体長組成

伊豆諸島周辺のカツオ

2013年11月06日 | 日記
 伊豆諸島周辺で漁獲されたカツオ3.2トンの水揚げが10月30日に御前崎港でありました。体長の範囲は30~58cm(体重0.5~4.2kg)で、体長38cm(体重1.0kg)にモードがある小型個体が主体でした。船頭の話しによると、沖合いの魚群は少ないとのことです。


水揚げされたカツオ


カツオの体長組成