県内主要5港の6月のカツオ水揚量がまとまりました。
御前崎を中心とした近海・沿岸竿釣りカツオ(=生カツオ)の6月の水揚量は194トンで、前年(209トン)及び平年(過去5年平均203トン)並みとなりました(図1)。
春先から「生カツオの不漁」が話題になりましたが、前回ブログ(6/12)で紹介したとおり、上りガツオのシーズンがやや遅れて到来したことが、数字で表れたことになります。ただ、1~6月の累計は平年の約6割にとどまっており、不漁の分を取り戻すまでには至りません。
体長組成は図2のとおりです。尾叉長43cmモード、銘柄でいうと極小(1.4~1.6kg)や小小(1.7~1.9kg)が主体で、漁場が伊豆諸島周辺のため水揚げ前日に漁獲された新口(しんくち)と呼ばれる新鮮なカツオがほとんどです。
この時期らしい若いカツオで、仲買の市場取引も活発です。お店などで見かけたら、ぜひご賞味ください。