毎年、サクラエビの産卵時期(6月下旬から10月頃まで)に県桜えび漁業組合が4か所で産卵調査を実施しています。このうち、駿河湾の富士川沖と蒲原沖の2点は、由比港漁協の青年部が調査を担当しており、今年初めての産卵調査(6月29日)に同行しました。
当日はナライが吹いたので少々波が高かったのですが、無事に調査を終えることができました。
今後、産卵調査は4~5日ごとに10月まで実施し、秋漁(毎年10月下旬から12月まで)や翌年の春漁の資源状態を予測するデータとして使用します。
9:30 朝、しらすの水揚げを終えたばかりの漁船に、水深水温計や卵稚仔採集用のネットなどを準備して、調査地点(2箇所)に向け出港します。
10:30 最初に、富士川沖で、水深水温計(黄色いバケツの中の黒い棒、水深約200mまで沈めて計測)とプランクトンネット(丸く白いネット、水深50mを鉛直曳き)で調査開始です。
10:45 採取した桜えびの卵や幼生などをサンプル瓶に入れ、ホルマリンで固定します。
同様に蒲原沖で実施し、12時ごろに帰港。水温等のデータを整理して調査は終了です。なお、サンプルの分析は後日行います。