台風6号が本県から遠ざかった後に、本県海域の水温に変化が現れました。図に7月18日から25日までの妻良、内浦、由比、地頭方の鉛直水温の推移を示しました。妻良、内浦、由比の3ヶ所では上下にあった水温差がなくなるとともに、表層の水温が下がりました(底層の水温は上がりました)。上下の水温差がなくなる日時が妻良:7月21日午後、内浦:7月22日午前、由比:7月22日午後とずれており、この現象が伊豆半島先端の妻良から駿河湾の中へと伝わってきているようです。海の中で何が起こったのかはこれからの研究テーマです。
台風6号は21日以降、本県沿岸から離れていっており、この変化が台風の影響かどうかは即断できません。ただし、台風は風や波という形で巨大なエネルギーを海に与えており、何らかの影響とも考えられます。漁業や生物にどのような影響を与えたのかも興味深い点です。
台風6号は21日以降、本県沿岸から離れていっており、この変化が台風の影響かどうかは即断できません。ただし、台風は風や波という形で巨大なエネルギーを海に与えており、何らかの影響とも考えられます。漁業や生物にどのような影響を与えたのかも興味深い点です。