チーム駿河湾

静岡県水産技術研究所の職員が公私を問わず入手した静岡の海、漁業、海の生き物の旬な情報を発信します。

愛嬌ある姿のカイワリ君

2015年01月05日 | 日記
 横から見ると近縁のシマアジよりもだいぶ体高が高く、また、丸みを帯びていますが、平たく言うと平たい形の魚です。この姿形に愛嬌を覚えるのは私だけでしょうか?
 本種は太平洋側では金華山、日本海側では能登半島以南に多く、また、韓国、東海、南海に分布します。
釣り、定置網や底曳網で漁獲されるのは20cm内外の大きさで、30cmを超えるものもありますが、静岡県では一度に大量に漁獲されることのない希少種です。
旬は夏といわれ、肉は美味とされています。
 11月後半、私の近所にある興津の魚屋さんで1尾分だけ刺身になって売られているのをみつけました。珍しく思い購入し食したところ、マアジとは違った味わい深さがありました。
 カイワリ君、またの再会を!



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