小笠原諸島周辺のカツオ 2013年03月22日 | 日記 3月21日、小笠原諸島周辺で漁獲されたカツオ28.2トンの水揚げが御前崎港でありました。体長範囲は37~83cm(体重0.9~13.9kg)と様々な大きさのカツオが見られ、体長71cm(体重8.3kg)モード群を主体に体長45cm前後、60cm前後の個体がいました。 水揚げ風景 カツオの体長組成
サクラエビ春漁がはじまりました 2013年03月19日 | 日記 サクラエビ春漁がはじまりました。 初漁日は3月15日の予定でしたが、天候の都合で延期となっていました。17日夜は天候も落ち着いたことから出漁し、18日の朝に入札が行われました。 初漁日は漁場探索が主なこともあり、水揚げは昨年よりも少ない4.3トンとなりました。 今回から、由比港漁協の入札は箱に札を入れる方式から電子端末を使った方式に変更になりましたが、仲買が機械操作に慣れていないこともあり、入札の入力作業に時間がかかったものの、入札自体は無事終了しました。この日の平均単価は約2,900円/kgと昨年よりも高い価格になりました。 水揚げされたサクラエビ 電子入札の端末(仲買業者ごとに1台持って入札) サクラエビを品定めしながら端末で入札する仲買業者(本文とは関係ありません)
駿河湾暖水波及情報 2013年03月15日 | 日記 昨日(3月14日)発行の関東・東海海況速報(下図)で、黒潮からの暖水が御前崎沖~石廊崎沖~大島西水道に広がっています。 また、昨日(3月14日)18時以降に、妻良の水温が14℃台から17℃に上昇しました(下図)。 これは黒潮から波及した暖水が駿河湾口に達したためで、今後、駿河湾奥まで暖水が進入し、駿河湾西岸に向かって暖水が反時計回りに移動すると予想されます。駿河湾内は現在13~15℃台になっており、暖水が進入すると、急潮の恐れがあります。 2月の暖水波及例では妻良の水温上昇後45~56時間後に由比で水温が上昇しています。由比で水温が上昇し流れが速くなるのが、16日午後以降となると思われます。今後の状況に注意するとともに、急潮対策に留意してください。
駿河湾暖水波及情報 2013年03月12日 | 日記 昨日(3月11日)発行の関東・東海海況速報で、黒潮の小蛇行が遠州灘沖で発達し、暖水が遠州灘沖に広がっています。 3月11日の衛星画像でも、暖水の広がりが捉えられています(下図)。 今後、神津島の潮位の上昇、伊豆半島先端の妻良の水温上昇を経て、駿河湾内に暖水が進入することが予想されます。 駿河湾内は現在15℃台になっており、暖水が進入すると、急潮の恐れがあります。 今後の状況に注意するとともに、急潮対策に留意してください。
遠州灘でシラス調査 2013年03月11日 | 日記 3月7日に、前日とは打って変わって静かになった遠州灘で、シラスの魚探調査を行いました。 シラス漁は1月15日から3月20日までは禁漁期です。3月21日に解禁になりますが、解禁時の予測に役立てるために、現時点のシラスの分布を把握しました。シラスの分布はかなり少ない状況で、このままでは解禁時の漁模様が心配されます。 写真は、浜岡から西に設置してある風力発電塔群です。浜岡から弁財天川河口までの間に21基風力発電塔がありましたが、こんなに普及しているとは思いませんでした。