チーム駿河湾

静岡県水産技術研究所の職員が公私を問わず入手した静岡の海、漁業、海の生き物の旬な情報を発信します。

調査船駿河丸によるカツオ調査

2013年04月30日 | 日記
 4月22~24日に静岡県沖の黒潮流域で、県調査船駿河丸によりカツオの曳縄調査を行いました。黒潮周辺の水温約21℃で鳥群れが付いたカツオ群を発見し、カツオ38尾(体長42~56cm)を漁獲しました。体長40cm台のカツオは、今後、日本の沖合いを北上していく群と考えられます。


航跡図


カツオ


カツオの体長組成

たもすくい網漁業

2013年04月25日 | 日記
 静岡県には「さば棒受網」・「たもすくい網漁業」という漁法があります。これは、集魚灯や撒き餌を利用してサバの群れを海面に集め、棒受網と呼ばれる魚網やたも網を用いて獲る漁法です。
 県内でこのさば棒受網・たもすくい網を生業としている漁船は少なく、10隻に満たないものの、年間で十数億円の生産額を誇る静岡県の重要な漁業です。先日、たもすくい網を行っている漁船に乗船させていただく機会がありましたのでご紹介します。
 下の写真を見てください。
 海面(写真右側)に写っている魚が集まってきたサバです。左側の漁業者が餌を撒き、たも網でサバをすくっています。

 漁業者の方によると、サバが多い時には、サバの背中の上を歩けそうな程海面に集まるそうです。上手な方は、一回に10匹以上すくっていました。
 私達が普段何気なく食べている魚も、こういった漁業者の方がいてこそ食べることができることを、改めて感じました。

4月21日朝6時15分からNHKでサクラエビ漁の放映があります

2013年04月19日 | 日記
4月21日(日曜日)朝6時15分から6時50分まで、NHKで放送する「うまいッ」という農林水産物を紹介する番組で、サクラエビがとりあげられます。
サクラエビ漁の様子や資源管理の取り組み、由比港漁業協同組合青年部による生きたサクラエビの販売など、新たな販路拡大への取り組みについて紹介されます。ぜひご覧ください。 


サクラエビの水揚げ風景(イメージ)

黒潮流域のカツオ

2013年04月17日 | 日記
 4月15日、静岡県沖の黒潮流域で漁獲されたカツオ7.1トンの水揚げが御前崎港でありました。体長範囲は41~59cm(体重1.3~4.5kg)で、体長46cm(体重2.0kg)にモードがありました。また、小型のビンナガ(体重1.5kg)が2尾混ざっていました。この時期に小型ビンナガが漁獲されるのは珍しいです。


水揚げされたカツオ


カツオの体長組成


小型のビンナガ

黒潮流域のカツオ

2013年04月15日 | 日記
 4月12日、静岡県沖の黒潮流域で漁獲されたカツオ5.9トンの水揚げが御前崎港でありました。体長範囲は41~66cm(体重1.3~6.5kg)で、体長47cm(体重2.1kg)にモードがありました。静岡県近海でのカツオ漁が本格的になってきました。


水揚げされたカツオ


カツオの体長組成