11月24日の記事で予告しました日本水産学会中部支部大会とシンポジウム「カツオ丸ごと早分かり」が、26日に開催されました。午前中は福井、長野、愛知、三重、静岡県にある大学や研究機関の研究者によるメダカからフナ、マダイ、マダラ、カツオに至る幅広い研究結果が発表されました。午後には「カツオ丸ごと早分かり」と銘打って、カツオの生態から資源、漁業、加工、そして今年の平城京遷都1300年にも関連した古代の鰹節の再現についての話などの講演がありました。そして、その古代鰹節から作ったお粥やカツオ未利用部をすり身にして作った揚げボールの試食もあり、水産技術研究所での初めての学会の開催でしたが、参加者も約80人と盛況の内に閉会しました。近年、資源状態が危惧され始めたカツオ資源の持続的利用について考える良い機会になったのではないでしょうか。
古代鰹節から作ったお粥
古代鰹節から作ったお粥
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