チーム駿河湾

静岡県水産技術研究所の職員が公私を問わず入手した静岡の海、漁業、海の生き物の旬な情報を発信します。

アイゴ稚魚大発生その後

2010年12月02日 | 日記
 今年の夏の高水温の影響なのか、8月末から9月中旬にかけて2~3cmのアイゴ稚魚が大量に駿河湾に来遊しました。一部遺伝子解析を行ったところ、南方からの来遊してきた可能性もあります。
 沼津の湾奥を中心に港内など静穏な場所で現在も生存しており、体長は11月上旬で、3~4cm、5~7cm、10cm以上の3群があります。由比漁港では10cm以上のものがサビキで釣れているようです。
 釣具屋さんのホームページでも注意喚起されているようですが、背鰭、腹鰭の刺に毒を持っている魚です。http://ishiguro-gr.com/fishing/beginner_danger.php
 扱いに慣れていない方は釣れたら触らないようにご注意願います。

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3 コメント

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アイゴはどこから? (Unknown)
2010-12-02 18:10:28
今秋は駿河湾のどこの港でもアイゴ稚魚の大発生が話題になってますね。
単純に高水温だったからアイゴが多いのかなーと思っていたのですが、南方から来遊の可能性については非常に興味があります。
エチゼンクラゲが海流に乗って北上してくるように、アイゴ稚魚も黒潮に乗ってどこかからやってくるんでしょうか?
ぜひ続報お願いします!!
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Re:アイゴはどこから? (資源海洋子)
2010-12-03 11:46:54
 イワシ、アジなどの浮魚では四国沖~東シナ海から黒潮にのって卵稚仔が補給されてくると想定されており、アイゴについても沖縄方面から黒潮にのって卵稚仔が運ばれてくることは考えられます。
 新しい情報を得ましたら、アップしていきます。
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Unknown (12/02書き込みした者です)
2010-12-06 18:47:20
資源海洋子さま
コメントありがとうございます、
これからも新情報楽しみにしてます。
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