線路近くの1Kロフト住宅街の向こう側は田園
海の近くで釣りにも行ってのんびりしたり
空港に離発着する飛行機を眺めたりして
ほどよく市街地が広がる街で好きだった
千本桜も雪山も割りと近くて温泉とレジャーに
退屈しない毎日がずっと続くと思っていた
あの頃は何の疑いもなく今日と同じ明日が
朝起きたら寝癖全開の君がいると思っていた
田園風景は無く新しい商業施設が立ち並び
海の周りは復興途中の更地ばかりになり
離発着する飛行機も減便で静かになってる
懐かしいお店は再開発で様変わりしてたよ
今はやっと感傷的な気持ちもなく訪れられる
ぼんやりとずっとこの街に住み続けると思っていた
君がいたなら移り行く景色も違ったのかな
あれからもうすぐ10年になるのかとしみじみ
高速から見えた街は思い出になっていたよ
今は幸せでいるよ
君は幸せでいるのかな
出会えた意味を感謝をかみしめているよ