ひとりの夜

伝えたい言葉を並べるだけのごくごく私的なところです。

素敵な悪魔

2010-05-15 18:02:36 | Weblog
あなたのこと「素敵な方ですね」だって
あまりに滑稽で笑ってしまうね
決して下品ではないけれど上品でもないし
誰だって初対面では外面がいいものだし

シャイでニヒルでいけずなあなたに
素敵なんて言葉は縁遠く似合わない
素直なのか馴れ合いなのかわからない
あなたが見せる素顔の奥には淫靡な笑い

目を見ただけで恍惚としてしまうような
蜜蜂を甘く吸い込む花のように
自覚も意図も悪意の欠片もない誘惑を
勘違いだと言い切るから始末に悪い
私にだけわかる方法で言葉で態度で
素知らぬ顔でさも自分に非はないと言わんばかり

素敵な…の後に言葉が続くとしたら
あなたは私にとって素敵な悪魔

策に溺れる

2010-05-15 14:14:14 | Weblog
余裕があったとは言えない
抑制されたもの全てを向けて
君を欲する気持ちにすり換え
甘えていたのかもしれない

最近はずっと君を想っていた
会えた時の策略を練ったり
なんのプランも浮かばないで
君に会える日を待っていた

どこで何をしたいわけではなく
ただ君をみつめ隣で笑うだけ…
欲を言えば君に触れたいと…
二人になれる時間を求めてた

限られた時間で集約するには
とても事務的で味気無く感じ
本意ではないように思ったかもしれない
それでも君は受け入れてくれた

それだけが僕の心の拠り所
どんな状況でも君が僕らしく
ありのままでいられるように
君が笑っていてくれるから

やっぱり君に甘えてしまう

蘇る日常

2010-05-15 11:21:46 | Weblog
まるで収監されたような気分

IDタグは外れないし格好悪い

背中に回した腕に込めた想い

肩にもたれながら囁く言葉は

願い 祈り 誓い

身動きがとれない自分が複雑で

あなたの時と比べてみても

どうにも分が悪いことに嘆く

遠いということが距離か気持ちか

不思議と不安ではないことに驚く

久し振りのあなたの煙草の香り

アロマのように落ち着かせる

生き返ったような幸福