ここに肖像画置いたのは彼のポーン達だったのか。ベンジャミンは嫌な人ではなさそうだけど、覚者としてはやっぱり自分と相容れないタイプだな…と思うおぼじゃなのでした
おぼじゃがぼっちクラン建てたのって、2年前のちょうど今頃の季節だったんだよね。
当時はあまりに先の道のりが遠く見えて、ソロ専クラン探して入り直した方がいいのかなとか迷いながら毎日ちまちまとボークエをこなしてさ~…。
状況が激変したのは高難度ボード出てからだよ。あれで一気にアホみたいにクランポイント貯まるようになって、気がついたらクランレベル16になっててポーンの派遣地域も全解放出来てた。
クランダンジョンも今まであんまり手を出してなかったんだけど、テキストだけは全回収したいと思っててそれが今回やっと叶ったですよ~! やっぱり肩の荷が下りたというか、長年の疑問がやっと解けた感動があるよ…。wikiにも載ってるかと思うんですが、万が一なくなった時のためにうちのとこでも記録しとく事にします。
めっきり秋めいてきましたが、秋の夜長に「レスタニアにクランという概念を初めて導入した覚者の物語」でもいかがでしょうか。長文御覚悟(笑)。
********クラン内の一室、書棚にて********
「探検の書棚について」
発見した探検家の軌跡は書棚にしまっておくように致します
この棚に古い書物が戻る度
宝殿への道が拓かれることでしょう
「遺跡解きし手がかり」
1~筆跡が新しい日記のページが落ちている~
これほどに醜く、滑稽な姿の魔物は見た事が無い
変な話だが―自分があの魔物として生まれなかった事に、感謝を覚えてすらいる
戦いを重なるごとに、憎めなく思えてきたが―
愛着が湧く前に、希少素材が入手できて良かった
さらに、戦いの中でこの地の魔物が使っていた武器を入手する事もできた
故郷で流通していた物よりも高度に鍛えられている
新たに訪れたこの地で、まだまだ知らない事は多い
素材だけでなく、多くの知識も持ち帰る事ができそうだ
起こるのは良い事ばかり―心配は杞憂だったのだ
2~筆跡が新しい日記のページが落ちている~
数多の魔物を打ち倒し、実力をつけていく手応えは確かに感じていた―
だからこそ、慢心があったのかもしれない
先の戦いで手負いだとしても、油断があったとしてもこうも簡単に囲まれるとは情けない―
暗闇の先から、盗賊たちの息遣いが聞こえる
この緊張を破るきっかけがあれば、飢えた狼のように一斉に飛びかかる気なのだろう
全てを塔に置いてきたことだけが、唯一の救いだ
あの妖しき宝は、盗賊ごときに渡すのは惜しいからな
‘良くない運命’
―あぁ、音もなく忍び寄られていたのか
3~日記の1ページが落ちている~
遺跡の奥底に座していたあの魔物―
レスタニアに生息しているそれと姿形は似ているけど
より凶暴で、俊敏だったように感じます
それとは別に、見知った魔物も見かけました
同様の進化を遂げたのか、何らかの手段で向こうからこちらへ渡って来たのか―
しかし、我々の知っていた倒し方が通用したせいかベンジャミン様は少し興奮しておられるようでした
ベンジャミン様の命でこの日記をつけるようになってから、心の機微と出来事のつながりが整理でき、人の感情が推察できるようになってきた気がします―
この調子で。もう少し―
主人の心に寄り添えるポーンになりたいものです
4~日記の1ページが落ちている~
本当にこのモロー樹林の浸食は、深刻なようです
浸食の治療はなんとか可能であるものの根本的な原因が何か判明していない以上―かからないに漉したことはありません
今回の浸食で、浸食には重度なものになるとより凶暴化し、感染力が上がる事が分かりました
相貌も変化し、正視に耐えられぬ姿になることも―
レスタニアとフィンダムの迷宮を巡り希少素材を回収する旅も、もう長くなりますが―
ベンジャミン様は集めた素材をすべて装備品に変え、ご友人が滞在していた地滞在したであろう地の奥底に納めていくことを続けておられます
4部位それぞれで行う―ということは、残るはあと2カ所
真意は分かりかねますが、我々は付き従うのみです
5~日記の1ページが落ちている~
この大陸は、その気候や生態、文化など全てにおいて異なる点が多く見られます
特に、この水路で見たあのサルのような魔物―
姿形はレスタニアに生息しているものに似ていますが、決定的に違うのは、そのトゲ―
しかしこの魔物からも、レスタニアでは見る事の無い希少な素材を回収できました
これで、水路に降りた目的を達成したはずです
―ベンジャミン様はご友人の遺体と日記を発見してから以前にも増して寡黙になられたようです―
時折、酷く悔しそうな表情をされます―
しかしその真意まではポーンの私には判らないのです
「古墳解きし手がかり」
1~日記の1ページが落ちている~
浸食の進んだ、危険な土地ではありましたが
退治した大型魔物に浸食の気配は無く今まで同様強敵だったものの、少し安心しました
しかし、このような土地で浸食されずに生息するとは
移り住んだばかりなのか、抗体があるのか―
ベンジャミン様はその美しい魔物からも素材を回収すると、装備品をまた一つ作成されました
この装備もまた―塔に納めるおつもりなのでしょう
先日立ち寄った拠点で耳に入ってきたのですが―
フィンダムには、偉大な人物がなくなった際
装具や装飾品を副葬品として埋葬する文化が
あるそうなのです
ベンジャミン様がご友人の足跡を辿りながら作成した装備品を埋葬していくのは―
フィンダムの流儀にあった弔い、なのかもしれません
2~日記の1ページが落ちている~
驚くべき発見です!
ピクシーが、これほど高度な社会的除序列を築いていたとは―しかもその強固さは
比較対象にされることの多いゴブリン以上です
ベンジャミン様はいつになくご機嫌が良いようで
なんと―ご自分のことを少し話してくださいました!
まず、亡きご友人について
フィンダム人唯一の友人であること―
彼の志に敬意を表し、弔いの旅を続けていること―
さらに、旅が終わったら二度とこのようなことが起きないよう冒険者の集いを作り、助け合えるようにしたいということ
そして最も感動したのは、我々にもその一端を担わせてくださるということ―
ポーンでありながら、仲間として認められたような気さえしました
3~日記の1ページが落ちている~
この森の最奥で待ち構えていた魔物は一度対峙した記憶のある魔物―
その腕力は相変わらず脅威でしたが危なげなく突破することができました
癒しの力を当てることであの奇妙な触手の威力を一定時間抑えることができるようなのです
ところで―
最近は浸食されている魔物と対峙することが多く
ベンジャミン様はよく咳き込みどこか苦しそうなご様子です
覚者は竜の力を得ているとはいえ病には罹りますし、ごくゆっくりと老衰もする―
一言で申し上げるならば、心配です
どうも、後ろ向きなことばかり考えてしまいます
「弔い」という目的を果たした時あの方はどうなってしまわれるのでしょう
最悪の場合を想像してしまう私を、お許しください
4~日記の1ページが落ちている~
浸食されている魔物の行動には、いくつかのパターンが見られます
とにかく凶暴性が助長されるもの
浸食前と変わらない行動サイクルを持つもの
そしてこの魔物のように浸食から逃れようともがき苦しむもの―
その姿は哀れを誘いますが―
浸食によって箍の外れた力は、一瞬でも気を緩めればこちらが命を落とすほどです
この度の魔物は強敵でしたがそれ以上に苦戦しました
ベンジャミン様の動きが悪く、我々がそれを庇っていたためです
このままでは、ベンジャミン様のご友人を弔うはずが我々自身の弔い旅になってしまうかもしれません
帰還し、ゆっくり休養いただけるまであと少し―
5~日記の1ページが落ちている~
最後の戦いは壮絶を極めました
侵食の悪魔―
相手はまさに、その言葉にふさわしい怪物でした
最後の力を振り絞り、何とか止めを刺したものの―我々従者は深手を負ってしまったのです
傷つき、動けない我々を残し、ベンジャミン様は一人、行ってしまわれました
目的を達成するためには足手まといは不要―そういうことなのでしょう
導きを失った私たちはただ愚直に、主の帰りを待つことしかできません
最後の魔窟殿へ独りで向かった、傷だらけの主を―
戻られたあの方を暖かく迎えるため一体何をすべきか、ベンジャミン様と交わした言葉を
思い起こしながら考えてみようと思います
トイレ休憩ならこちらへどうぞ~☆ DDON内でトイレがあるのはブリアビーチを除けばここだけ(笑) これも当時は大騒ぎでしてなあ…サポ入れて必死にクランポイント貯めてこの仕打ちかと(^^;
「秘洞解きし手がかり」
1~誰かの日記の1ページが落ちている~
あの話は本当だったのか―
氷魔がごく稀に落とすという強力な希少素材―
村の情報屋が言うことには今までその姿かたちを見た者はいないらしい
ならばなぜ、情報屋がその存在を知っているのか?
そんな怪しい話、どうせ戯言に違いないとたかをくくっていたが―
まさか本当に存在していたとはな!
ああ、触れているだけで手のひらがピリピリと痛むほどの冷気を感じる
どれほどの魔力を秘めているのか―
他にもこういった物がないか調べてみる価値はあるな―
2~誰かの日記の1ページが落ちている~
危ない所だった―
ただでさえ怪力で厄介なサイクロプスが侵食によって、およそ生物とは思えない力を発揮していた
まともに相手をしていたら、今頃命はなかっただろう
今こうして日記を書いている手も、震えが止まらない
なんとか手にいれたこのおぞましい貴重素材―
見た目はひどいものだが、祈祷師や後事家あたりが見れば大喜びするだろう
しかし金にするのが本当に正しい用途なのか?
もっと集める事で、何か作り出せるのかもしれない
例えば、それが武器だとしたら―大きな力を持つはずだ
3~誰かの日記の1ページが落ちている~
俺も腕には自信があるつもりだが、正直言って今回はヒヤリとさせられた―
侵食されたグリフィンとは、これほど凶暴なものか
さすがに今回ばかりは、落命すら覚悟した
まだ命がある事、感謝せねば―
ともあれ、そろそろ収集物も増えてきた―
持ち歩くにも動きづらいためひとまとまりにして保管しておくことにしよう
魔物の巣になるばかりのうち捨てられた建物があった
村に起き去るよりは、そこの方が安心だろう
印象的なその姿―
我がアジトを『塔』と名付けよう
4~古い日記のページが落ちている~
ベヘモットを倒し、宝を入手できたのは良かったがそれを塔まで持ち帰るのに苦労した―
戦いの途中だけでなく、帰り道にすらアイツに苦労させられるとは―
苦労した分、この素材が何に使えるのかという期待は高まる一方だ
ここしばらくの間は我ながら好調すぎるほどだ
日頃の感謝もあり、例の情報屋に話してみたが―
蒼い顔になって、そんなものを集めるのはすぐ止めるようにと強く言われた
なんでも‘良くない運命’を引き寄せるとか―
嘘をついている表情ではないが―にわかに信じがたい
向かう所敵無し、これほどの絶好調だというのに―
5~筆跡が新しい日記が落ちている~
見た目は何ともおぞましく邪悪な魔法は強力だったが
叩き落としてしまえば、たやすいものだった―
こんな魔物に、数多の人々が言葉無き姿に変えられたかと思うと、何ともやるせない
ともあれ、希少素材は入手した
せめてメドゥーサの犠牲となった人々に安らかな眠りが与えられるよう―祈るしかない
この素材に、とれだけの人間の怨念が込められているか
いや―今まで集めてきた全てが同じ宿因にあるのだろう
―それを考えれば、集めると‘良くない運命’を引き寄せるといういつか聞いた話も頷けるように思う
「宝塔解きし手がかり」
1~手記と思われる紙の切れ端が落ちている~
‘塔’とは一体どこにあるのだろう?
用心深い彼のことだ、たやすく見つかる場所にあるとは思っていないが―
日記によると、全てをそこに置いてきたのだとか
「全て」がすなわち宝を意味するならば盗賊を警戒して巧妙に隠す意図も理解できる
―物に執着があるとは、少々意外だったが
とはいえ、彼の足取りを順に追っていけばいつかは‘塔’に辿り着くだろう
彼が命尽きる時まで追い求めた宝―
その意思を継ぎ、形にして納めることで
彼と私、お互いにとって良い弔いになるはずだ
2~手記と思われる紙の切れ端が落ちている~
魔物を狩り、呪われた宝から鎧を造りだす時間を除けば
一時も休むことなく進み、彼の痕跡を追っている
だが、フィンダムでの無理が祟り
咳は酷くなる一方で、従者どもに心配された
いや、正しくは「そう見える」と言うべきか
彼らがまるで人間のような仕草を見せるたび怖気と虚しさを感じるのだ
家族も故郷も失い、救いを求めて心臓を捧げ
得たものがこんな傀儡だったとは
工作や戦いの腕が優れているとはいえ当時は愕然としたものだ
弔いをしてやれるような―生涯で友と言える相手は、彼くらいだろう
3~手記と思われる紙の切れ端が落ちている~
従者が時たま、本当に人の心を持っているのではないかと錯覚するような表情を見せるようになってきた―
今までろくに話もしなかったことを後悔しそうだ
身体がひどく弱っているせいで精神が落ち込みやすくなっているのだろうか
心の奥底で、凶暴な衝動が揺らめくのも感じるのだ
今までみてきたおぞましい魔物のように私も変わってしまうのだろうか―
長く関わりすぎたのだ
大きな力を持つ物は人を強く引きつけるがそれが淀み―侵されていれば、悲劇を呼ぶ
残すは遙かに見える塔のみ
頼もしき従者と共にどうか、辿り着かせてくれ―竜よ
~宝塔ダンジョンの宝部屋に落ちている本オブジェより~
これですべてが終わる―
いつか誰かに暴かれるまで、私とフィネガンはここに永遠の眠りにつくのだ
辿り着いた者たちよ
ここまで来るには多くの苦難があったことだろう
我が身はここで朽ちるとも遺した従者たちが志を継ぐ
彼女らには気の毒なことをした―
だが遺されし者が生き抜き、事を成すためには微かでも希望が必要なのだ
黄金を纏うに相応しき勇者たちよ
従者の手を借りて冒険者の集い場を作り―仲間と共に脅威へ立ち向かえ
冷たい石の上、独り命を落とす者がもう二度と出ることのないように―
(改行はブログ向けに改編しました)
*********************************************
う~~~む。
難解と言えば難解か?(^^; まず誰が書いたのかの特定だよね。
一番最初の「ここに書類しまっとくよー」という文章はクランダンジョン担当のあの人だとして。
「日記」…ベンジャミンのポン子ちゃん
「手記」と「宝塔宝箱部屋のテキスト」…覚者ベンジャミン
「筆跡の新しい日記」…?
「誰かの日記」…?
「古い日記」…?
上2つは確定でいいかな。問題は下の3つなんだよー! これが分からん。
「筆跡の新しい日記」は内容からするとベンジャミンの死んだ友人でフィンダム人のフィネガンに思えるけど、だったらどうして「筆跡が新しい」としたのか。一番筆跡が新しくなるのはベンジャミンのはずだもんね。
「筆跡の新しい日記」を書いた人は
○良くない運命の話を聞いている
○宝を「塔」に置いてきている
○盗賊に襲われて死亡した?
「誰かの日記」を書いた人は
○良くない運命の話を聞いている
○宝を納めるアジトを塔と名付けている
「古い日記」を書いた人は
○良くない運命の話を聞いている
こうやって書き出すと全部フィネガンの事じゃね?って思えるけど、そうだとすると日記の形容を分けた理由がまったく分からなくなるよね。テキトーかな。(^^;
ん~こういう考察はどうかな…日記はベンジャミンとフィネガンのだけじゃなくて、他の誰かのものも混じってるとしたら…? 筆跡が新しいのはフィネガン、それとは別の2つはフィネガンの前の時代の全然別人達だったと考えたらどうだろ。
フィネガンの前にも同じように、とある呪われた素材に魅入られてそれを集め、「塔」状の同じ場所にその宝を集めた人がいたんじゃないか。
つまり、その何かヘンなものを拾って“良くない運命”につきまとわれちゃうと、知らず知らずのうちに「塔」に素材を集めさせられちゃう呪いにかかってしまう。もっと古い時代の別の誰かもフィネガンもベンジャミンもみんなこの呪いにやられて塔に引き寄せられ、最後は孤独に命を落としたのでは…?!
ここのボスはスカージなんだけど、スカージはそういう精神を蝕む性質の悪魔って事なんだな。それが侵食化してよりいっそう邪悪にパワーアップしたっていうのがストーリー的な流れなのかな。このクランイベントのテキストはフィンダム配信中がメインだったからなのか、フィンダムの紹介も兼ねてる所があるよね
そっか~完ソロやポンソロで行動してるとこういう事になってしまうから、だから他の覚者様とPT組んで冒険してねと。結局このお話はそういう事だったのかもしれません(笑)。
でもさ。おぼじゃに言わせるとあっけなく呪いにかかって孤独に命を落としたのはベンジャミンの考え方のせいもあるんじゃないの~?とのことですよ。ポーンを自分と同じ立場の「人」であり仲間であり、竜から与えられた自分自身の戦闘能力の一部であると早くに悟れず、別行動してしまった事が呪いに対抗できなかった原因なんじゃないかなと…。もし最後のダンジョンにポーン達と一緒に行っていれば、また違った結末になったお話だったのかもしれない。
ベンジャミンがポンソロに目覚めたらレスタニアにクラン創立できなかったってか。(^^;
まあでも覚者PTにせよポンソロPTにせよ、無事にここに辿りつけるどころか周回してるのでやっぱり白竜覚者最強かなと(笑)。
「俺の部屋にもこのヘンなチビがいるぜ。ゴミ食って風呂の水飲んでるがピンピンしてるな。名前か?……Obojaって呼んでんだ、あいつには内緒な」