今朝何気なくニュースを見ていましたらナイルパーチの表示について報道されていました。
ここのところ食品偽装が問題化され先日もある会の忘年会で、焼きものとして出されたエビについて、これはクルマエビではありません。といったお話が出るほど世間では話題になっています。
標題の「ナイルパーチ」については、以前から鱸(すずき)に代用される魚としてわが国でも流通がされています。
20年ほど前に東南アジアでお寿司屋さんに行った時も、マグロがないためナイルパーチでいいですか?と言われたのが初めで、白身の鱸と思って食べれば同じ味と思うような魚でした。
現在の日本の表示については、ナイルパーチ(白スズキ)という表示が正しい表示の仕方のようで白スズキ(ナイルパーチ)ではないようです。
ナイルパーチ自体は、大きく分けるとスズキ目ですので、まったく違ったものではないようで、その姿も、一目でスズキ系だなとわかるものです。
食品偽装が問題化されなければ何のことはなかったものかもしれませんが。現状では以下のような状況になっているようです。ただ、ナイルパーチ自体、淡水にいる魚ですが、スズキも淡水にいるものもあります。
ナイルパーチ (Lates niloticus) は、スズキ目アカメ科に属する魚類。アフリカ大陸熱帯域の川、塩湖、汽水域に分布し生息する。全長193cm、体重200kgの記録がある大型の淡水魚である。現地では商業上重要な食用魚で、多くがヨーロッパや日本に輸出される。また観賞魚としても人気が高い。
ナイルパーチは大型魚で、肉質も癖がない白身であることから、食用として需要が高く全世界に輸出される。特にヨーロッパと日本に多く輸出されており、日本ではレストランや給食などでフライ用の「白身魚」として供される(トリビアの泉)。また、スズキの代用魚として回転寿司の寿司ネタにされたり、小売店で販売されることもある。なお、2003年のJAS法改訂以降は、「スズキ」「白スズキ」などの名で販売する事は禁じられた。