みなさんこんばんは。
今年度はじめのサイエンスゼロ感想です。
今週のテーマは「体内時計」です。
(今年でサイエンスゼロは8年目に突入しました)
昔、カール・リンネという人が植物の花が咲く時間が違う事により時間を特定できないかという面白い観察をしました。これは花時計と言われています。
さて、現在、マウスの血液の成分の変化を調べ体内時計らしきものが発見されています。
それは時計遺伝子により作りだされる物質です。
これはフィールドバックという、時計遺伝子が物質を出すと時計遺伝子のスイッチに働き物質がストップし物質が出ないようになるとまた物質を出すからくりです。
24時間ごとに起きます。この時計遺伝子は20種類観測されています。
さらに時計遺伝子が関係する病気があります。
これは、アレルギーなどが明け方に症状が酷くなるとか、癌が増える時間とかの事です。
免疫細胞にも時計遺伝子があるそうです。
さらに妊娠している妊婦さんは時計遺伝子は崩れないのに、胎児は外界の刺激で変わるという性質があります。
さて、この体内時計ですが実は細胞が分化してかく臓器になると初めて動く物らしいです。
細胞の分化レベルでは動いていない可能性が高いんですね。
さらにこれを逆手にとり、再生医療で目的の臓器を作る研究も紹介されていました。
普通再生医療の研究では万能細胞、ES細胞やIPS細胞が使われますが、今までの実験では臓器を選んで細胞分裂をする事は難しかったのですが、Hes遺伝子という胎児の成長に必要な時間を刻むという大切な役割を持っている遺伝子を働かせないようにしたり、逆に活性化したりすると神経細胞が多くできたり、心筋細胞が出来たりという実験がありました。
一度、ためしてガッテンで体内時計の話がありましたがこういうふうに改めてみると面白い物ですね。
それでは、又来週と言う事で。
それでは・・・・。