青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

戸狩反芻

2019年05月08日 17時00分00秒 | 飯山線

(いつもの光景@戸狩野沢温泉駅)

越後川口からのロングランを走り通し、終着の戸狩野沢温泉駅に到着した164D。お向かいには、長野へ折り返す129D→130Dが待ち合わせ。164Dからの長野方面へは、ここで乗り換えになります。飯山色を2年追い掛けて、何気に多かった164Dの追っ掛け。川口から戸狩まで、十日町の僅かな交換時間を持つ以外はひと息で走り切ってしまうので、撮影する方も体力がいるんだよなあ(笑)。

164Dの追っ掛けを終えて、戸狩で憩う飯山色の姿を撮影したのも一度だけではない。駅前の電話ボックスと隣の自販機、ひと息に走り切った飯山色を眺めながらこの自販機で缶コーヒーを買って、同行の氏と駅前で語らうのも、もはや定番の光景となっています。冬場は側線にいるENRなんかと並んだりしてね。昼間の除雪運休を前に、最後に戸狩に着く列車が164Dでした。

北信の地を2年間走り続けて来た飯山色。デビュー直後の鮮烈な色味は薄れ、車体のあちらこちらに塗装のカスレや小キズが目立ち始めています。長い事見ていると小さな違いにも気付くようになりますが、この塗装のうちに、側面の方向幕がLED表示に取り換えられたんですよね。もうすぐ入場らしいので、きれいな塗装で戻って来るんだろうけど、その時は一般色なんだろうなあ。

飯山色とは、色々な思い出があったのが戸狩野沢温泉の駅。初めて飯山色を見たのが、確かこの駅で翌朝の120Dに備えて滞泊していた姿でした。今年の冬には、真夜中の森宮野原への送り込みを撮影した事なんかもありました。すっかり思い出をくちゃくちゃと反芻モードになってしまったのが寂しいが、この日の飯山色とのランデブーはもう少しだけ続くんじゃ。


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