青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

静かな始発駅

2016年05月05日 19時00分00秒 | 山陽電鉄

(なぜか鉄人28号@西代駅)

壁面に描かれた鉄人28号が迎える西代駅。山陽電車の駅にはこのように駅の特色を示したイラストボードみたいなのがあって、各駅特色のあるデザインが目を引きます。神戸出身の横山光輝氏の作品である鉄人28号は、この西代駅がある長田地区の震災復興のシンボルとして使われております。JR新長田駅近くの公園には鉄人28号のモニュメントがあって、ちょっとした観光名所になっているそうな。

  

山陽姫路行きの直通特急は西代駅には止まらないので、一つ先の板宿駅まで乗り越してから戻って来ました。どこにでもありそうな何の変哲もない地下駅ですが、ここが神戸高速鉄道と山陽電鉄の境界駅。と言う事で西代駅が山陽電鉄の起点になります(路線図は板宿駅で撮影したものです)。阪神元町・阪急三宮・山陽兵庫・神戸湊川の4社それぞれのターミナルを地下線で結節した神戸高速鉄道ですが、こと阪神~山陽間においては追い越し設備のない地下区間が直通特急の所要時間の増加要因であり、加えてこの区間は神戸高速鉄道に別料金を払わなければならない割高感もネックになっているようです。


西代駅の改札。特に人がいるわけでもなく、非常に閑散とした印象もあります。もちろん西代駅が起点と言うのは書面上の事だけであって、実質の扱いは中間駅なのですが…地上時代は国鉄の兵庫駅前に電鉄兵庫駅というターミナルを持っていたので、現在の高速神戸駅が始発駅になるのかな。


西代駅は神戸と明石を結ぶ県道の地下にあり、地上に出ると通りに面して山陽電車の本社が建っていた。そこらへんは腐っても始発駅として一応の体裁を保っているようですね(笑)。パッと見で分からなさそうなのでシルシを付けておきました。

それでは本社を前に、西代駅から山陽電車の旅、スタート。
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