青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

人力ボウリング

2004年12月27日 23時13分57秒 | 日常
営業回り先の客の社長が、台湾に行って来たらしい。
その社長は50過ぎにして男やもめ、悠々自適の遊び人さんである。
台湾の夜を当然のごとく(笑)おねーちゃんのいる店で過ごし、興の乗ってきた社長さんご一行は、何だか良く分からんが「シャッチョーサンボウリングヤロウヨ!」という事でボウリング場になだれ込んだそうな。
飲み屋のおねーちゃんをはべらかしながら、ワイワイとレーンに向かう社長。
おーしいっちょ日本の社長の気合見したるか!と構えたその目線の先に10本のピン。
それはいいとして、ボウリング場らしい機械は見る影もなく、その替わりに人間が立っていたそうな。

元々遊び人、ボウリングブームにはさんざっぱらやり込んだらしく、昔取った杵柄か華麗なフォームで第一投!見事ストライク!おっしゃ!とガッツポーズを決めた社長。
すると、無表情でピンの向こうに座っていた男性係員が一斉に立ち上がり、満面の笑みで拍手喝采(笑)。

係員A「流石社長的快投!超絶技巧!球的中心!制球優良!球威双璧張誌家!」
係員B「我的確信社長男中山律子!過去出場東京十二局番!?」

完全人力の台湾ボウリングは、
1.ストライク獲得時のクラウンマーク
2.ピンを並べ直す機械
3.ボールを戻すコンベアー
4.喜び組
を一手に人間が引き受けているそうです。
係員、あっぱれ(笑)。

ひとしきり勝手な賛辞を述べた後、係員は倒れたピンをいそいそと手で並べ直し始め、ピンを立て終わると、レーンの向こうから係員がボールを投げ返して来るそうだ。
ゴロゴロとレーンの上を戻って来るボール…想像するだになんともシュール(笑)。

ちなみにスプリットやらガーターになった時は、4が「嘆き組」に代わり、この世の終わりかと思うほど一緒に悲しんでくれるそうでw

この話を某ボウリング大好きS氏に話したところ、「めちゃめちゃ行きてぇ~!」と言っていた事も付け加えておきます(笑)。
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