青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

空を見なよ

2017年03月12日 10時00分00秒 | 中央西線

(来る曇るの悲哀@須原~大桑間)

普通列車よりも多い特急しなの。鳥居峠付近で3084レを撮り、フツーのペースでR19を流していくと大体単線区間の入口である倉本で交換待ちをしている当該列車に追い付く事が出来ます。ここから倉本、大桑、野尻で交換待ちをする3084レは極端に足が遅くなるんで、カット数を稼ぐチャンスでもあります。さすがに三脚を出して構図じっくりとかやってる時間はないけど、追っ掛けながらでもどこで撮るかをイメージしておくと良いのではないでしょうか。この日は藪原から追っ掛けて行って普通に倉本停車中の3084レを視認し、追い越した上で須原の常勝寺裏で1カット狙ったんですが、空を見ると鉄道写真にありがちな来る曇るの云われ通りにピンポイントで雲の配給が…(笑)。とりあえず撮っただけに終わりました。


どうも大桑村近辺は上空の雲量的に光線が期待出来ないので、大桑&野尻の交換待ちの時間を使って大きく先行。田立の手前から脇道に逸れ、道の細さも頼りない県道から木曽川のPC橋を通過する3084レを狙います。前走りの特急しなの。この辺りは朝の武並周辺と同様、1960~70年代の近代化工事に伴い旧線から大きな複線PC橋を伴う新線に付け替えられているのですが、線形が良くなっているせいかかなりのスピードでかっ飛んで行きます。


(中央西線3084レ EF641020+EF641024+タキ14B 田立~坂下間)

西線は十二兼から複線に戻り、3084レの南木曽以南は一気に足が速くなります。釜戸で少し停車するくらいで一気に稲沢まで行ってしまうので、追っ掛けられるのはこのへんまででしょうか。この橋の横には対岸の賤母(しずも)発電所に向かう管理用のつり橋がかかっていて、情景的に上手に構図に取り込めれば良かったのですが、この橋の右サイドは木々が邪魔をしてなかなか構図的に抜きにくい…試行錯誤してみたもののそれは叶わず。

木曽から美濃に入るあたりは発電用ダムが連続するため、木曽川の流れも少し淀んでエメラルドグリーンの様相。
下り電車の来襲にヒヤリとしましたが、俊足の313系が上手く抜けての1カットです。
コメント
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