青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

試してカツテン(塩浜バルブ編)

2017年03月03日 18時00分00秒 | 関西本線

(関西本線6286レ DD511147+DD51889+タキ14B 塩浜駅)

弥富の手前で撮影した75レが重連で塩浜に到着すると、折り返しで季節列車の6286レが今日も元気にカツテン(復活運転)となります。四日市界隈の冬場の名物列車とも言えるこの6286レ。良いところは、塩浜の広い構内で編成を組成した後は踏切から撮影するのにちょうどいい場所で出発を待つためにバルブ(長時間露光)撮影に適しているところですね。75レでは次位を務めた1147号機が先頭に立って、新製配置が岩見沢機関区と寒地向け車種であった名残の旋回窓をバルブ参戦者に見せ付けてくれるのでありました。


思い思いの場所で塩浜バルブに興じるギャラリーの皆様(画像処理アリ)。塩浜バルブのポイントである踏切は並行して走る近鉄名古屋線と遮断桿を共有しているので、当然ながら近鉄が通る際は踏切が閉まります。そんな中で遮断機が上がったと同時に所定の位置へ機敏に動いてシャッターを切る一連の動作に皆さん一部の隙もなくてステキです(笑)。正味バルブ出来る時間は20分くらいありますけど、やってみると思った以上に踏切の開いてる時間がないのがお分かりいただけるかと(近鉄もちょうど夕方のラッシュ時間だし)。三脚を使っている方もいましたが、正直手持ちで何とかせいよと言う感じかな。

 

手持ちなら遮断機が上がった瞬間にちょっとダッシュして逆サイに回り込めばこのようなアングルにもチャレンジ出来ます。が、逆サイは出発信号機が建っちゃったおかげで出発線に入られるときれいには撮れないですから入替の序盤にこなしておかないといけないアングルなのでご注意を。もちろん警報が鳴ったら速やかにダッシュで踏切の外に退去するのは言うまでもありません。


塩浜の構内を跨ぐ大きなアーチ橋と、橋に連なる水銀灯。無数に広がる側線群がきらめく中で、静かに出発を待つ6286レ。DDの後ろに連なるタキも水銀灯の光で艶めいて、これぞ塩浜バルブですよね。6286レが出てしまえば塩浜駅は店じまい。翌朝7時半の2083レの到着まで、残されたタキ車だけが長い眠りに着きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする