青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

尾張名古屋は凸で持つ

2017年03月05日 10時00分00秒 | 関西本線

(追っ掛け後のお楽しみ@尾張温泉東海センター)

一日さんざっぱらDDを追い掛けた後は、温泉でも入って癒されたいもの。名古屋の近くにそんな温泉なんてないでしょ?と思われる方が多いでしょうが、意外にこの名古屋から桑名にかけては地下に湯脈が走っているのかちょこちょこと温泉地がある。そう言えば遊園地ばっかりクローズアップされるけど、木曽川と揖斐川に挟まれた東海地区随一のレジャーランドであるナガシマスパーランドって名前の通り「SPA(温泉)LAND」だもんね。関西本線の日光川橋梁の南にある「尾張温泉東海センター」。もうネオンサインからして昭和のB級健康ランド感が炸裂しているのだが、すっかり冷え切った体を温めにやって参りました。

  

入浴料は大人620円。入口脇には大衆演劇の一座の出し物が掲示されていて、まあ実に昭和レトロっぽい施設ですねえ。昔は宿泊もやってたみたいだけど、今は日帰り利用のみらしい。ロビーでとにかく大量の年寄り向けの洋服を売ってたりするのもこの手の施設にありがち。「あたたかく心地よく 暖Dayパンツ3,000円」の「ダンディ」と「毎日暖かい=暖Day」をかけてるトコロもイカス。誰か買う人いるのだろうか(笑)。大量の洋服の向こうに浴場の入口があり、100人入っても大丈夫なほどの大きな大きな岩風呂には惜しげもなく熱い湯が満たされているのでありました。


四日市到着後構内で入替を行う852+1805のペア。全国津々浦々の非電化路線に投入されたディーゼル機関車であるDD51も、最終ロットの製造から既に40年超。この日一日DD51を追い掛けて、改めて非電化の雄としてのカッコよさに触れさせていただきました。アゴまでどっぷり湯に浸かりながら、これからもDD51定期運用の最後の砦として、愛知機関区の最後のメンバーが中京工業地帯で繰り広げる紫煙の雄叫びに、力強いエールを送らずにいられないのであります。
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